【アルツハイマー病&認知症予防】 睡眠とマインド食/ガッテン


脳のクリーニングタイムは、寝ている間。

睡眠中に、脳からアミロイドβを排出することが判明した!


食事で認知症は予防できるか?

アメリカのアルツハイマー病予防、マインド食(MIND Diet)。

日本人の場合、特に「減塩」に気をつけたい。

血管を丈夫にする食事が、予防になる。



解説:鳥取大学教授 日本認知症予防学会 理事長 浦上克哉。

国立循環器病研究センター 脳神経内科 齋藤聡。



2017年5月17日放送の「ガッテン」より、「これが世界最先端! 夢の“認知症”予防SP」からのメモ書き。

その後編です。




ためしてガッテン アルツハイマー病予防 睡眠とマインド食




睡眠との関係


ササミ
前半では、アルツハイマー病の原因が、アミロイドβの排出と関係していることが分かりました。

では、排出を維持するには、どうすればいいのでしょう?



次に向かったのは、オランダです。

ラドバウド大学 のジャーゲン・クラッセン 准教授が、アミロイドβを排出する方法を明らかにしたらしい。


クラッセンさんが行ったのは、こんな実験です。

40歳から60歳の健康な男性26人を、2つのグループに分けました。

1つのグループは、夜、普通に寝てもらいます。

でも、もう1つのグループには、徹夜をしてもらいました。

そして翌朝、アミロイドβの量を測った。


すると、徹夜した人は、アミロイドβが、寝る前よりも増えてしまっていたんです。

普通に寝た人は、アミロイドβが、寝る前よりも減っていました。


つまり、たった一晩の睡眠だけで、アミロイドβの排出に、影響が出たのだ。




アメリカはセントルイス。

こちらには、ただ寝るだけではなく、睡眠の質も大事だと証明した人が。


ワシントン大学 医学部の デイビッド・ホルツマン 神経学教授。


ホルツマンさんは、健康な145人の睡眠を調査しました。

センサーで身体の動きを測定し、寝返りの回数などから、熟睡の度合いを測定。

寝ている間の動きが少なければ、熟睡できている質の良い睡眠。

頻繁に動けば、熟睡できていないと考えられます。


その結果、熟睡の度合いが高い人ほど、アミロイドβの蓄積が抑えられるということが、分かりました。


ホルツマンさんは言います。

「私たちがアミロイドβを排出できる確実な方法の1つが、睡眠です」

「一生を通して、質のいい睡眠を取ることで、認知症のリスクを減らしたり、発症を遅らせたりできるのではないかと、考えています」



ということで、大事なのは「睡眠」だったんですね。


(ただし、どの程度の睡眠不足がアルツハイマー病の発症に影響を与えるかは、分かっていません)



脳のクリーニングタイムは、寝ている間。

睡眠中に、脳からアミロイドβを排出するということが分かってきました。




オレゴン健康科学大学 医学部の ジェフリー・アイリフ准教授。

ある研究で、一躍、世界から注目されるようになりました。

というのも、特殊な顕微鏡で、ネズミの脳を観察し続けたのです。


アミロイドβの排出


赤い管は、脳内の血管です。

その周りを、緑色に光る液体が流れていきます。

実は、これこそが、アミロイドβが排出される瞬間なのだ。


観察の結果、こんなことが分かりました。

寝ている時の方が、起きている時より、はるかに激しく流れ出ている。



アイリフさんは言いました。

「睡眠中、脳は、細胞の間に隙間を作っていたんです」

「その脳にできた道を通って、アミロイドβなどの物質を流しやすくしていたんです」

「これまで誰も見たことのないものが、目の前に現れたんだ」

「もう、大興奮さ!」




いや~、睡眠って、いろんなことに関係してるんですね。

おろそかにできません。




浦上克哉先生の解説


ここでスタジオに、専門家の先生が登場。

鳥取大学教授で、日本認知症予防学会 理事長の 浦上克哉 先生です。


これまでは、アミロイドβの「蓄積」にばかり注目していたのだそう。

それが今回、「排出」に着目。

新しい視点で、取り組めるようになりました。


 (これまで) → 溜まるのを防げないか?

 (これから) → 排出をよくできないか?




アルツハイマー病の予防には、「脳のゴミを排出する」ことが大事になる。

そして、これに関係するのが、「睡眠」だと。


これを浦上先生は、ゴミの収集車に例えて、説明してくれました。

昼間は、車がいっぱい走っています。

ですから、ゴミ収集車は、なかなか効率よく掃除(ゴミを集めることが)できません。

でも、夜になると車の台数が減るので、ゴミの収集車が非常にスムーズに動けると。


 ・昼間は効率的に排出できない。

 ・夜間の方が排出は活発。



寝ている間、脳は他のことに使われないので、排出が効率よく行えるようです。

だから、ある程度以上の睡眠時間は、確保した方がよいと。



おススメの睡眠は、以下の通り。


 ・6~8時間の睡眠。

 ・30分以内の昼寝。




65歳以上の男女、3000名以上を対象に、3年間、経過を追跡した、マドリード大学病院の研究があります。

それによると、6~8時間の睡眠では、認知症の発症リスクが低いことが分かった。


また、30分以内の昼寝をされる方は、それ以外の方に比べ、発症リスクが「1/5」に軽減したという報告もあります。

(こちらは、国立精神・神経医療研究センターの研究)




これらはまだ、断面調査の段階です。

良い睡眠がアミロイドβの蓄積を抑えて アルツハイマー病を防げるかは、今後の研究とのこと。



アルツハイマー病の予防には、もう一面があります。

それが、「脳神経を活発化させる」こと。

具体的には、こうなる。


 ・有酸素運動

 ・コミュニケーション

 ・知的活動




有酸素運動をすると、弱った神経細胞を活性化するホルモンが分泌されるのだとか。

また、アミロイドβを分解する酵素も、増えるらしい。


コミュニケーションとは、いろんな人と接して、おしゃべりするということ。

特定の人だけだと、受け答えがだいたい分かってしまいます。

それだとあまり、脳を使わないのだそう。

いろんな人とおしゃべりする方が、脳神経が活発化するのだ。

(ご年配の方だと、お孫さんなど、小さい子と会話するのがよい)


知的活動ですが、頭を使いながら指先を動かすと、脳神経が活性化するそうです。

縫い物や編み物、囲碁や将棋も、よいのだとか。



アルツハイマー病予防





では、すでにアルツハイマー病になっている人は、どうしたらよいのでしょう?


そういった人でも、よい睡眠はアミロイドβの排出につながります。

脳神経を活発化させることも、効果的。

ただし、活動する内容をしっかり検討することが必要になる。

難しいことを無理やりやって、それが大きなストレスになると、逆効果になります。

本人が楽しく、負担にならずにやれるように、してください。

(かかりつけ医と相談の上、行ってくださいね)




食事で認知症が予防できるか?


ササミ
もし、食事でアルツハイマー病が予防できたら、うれしいですよね。

実はアメリカで、そんな食事法が開発されたらしい。


その名も、「マインド食(MIND Diet)」


生まれたのは、アメリカはシカゴ。

ラッシュ大学医療センターだ。

開発したのは、栄養疫学教授の マーサ・クレア・モリスさん。

アメリカ人の食生活と、アルツハイマー病との関係を、長年調べてきました。


モリスさんは、シカゴに住む およそ1000人の高齢者の食生活を調査。

彼らが食べた食品を144品目に分類し、平均5年にわたって、認知機能との関係を調べたんです。

すると、こんなことが分かった。

なんと、食べた食材の種類によって、アルツハイマー病の発症に、劇的な差があったんです。



<発症を抑える可能性がある食材>

 ・野菜

 ・ブルーベリー

 ・ナッツ

 ・魚など




<食べ過ぎに注意した方がよい食材>

 ・お菓子

 ・バター

 ・ファストフードなど




これをしっかり実行した人は、そうでなかった人に比べ、アルツハイマー病の発症が 53%も少なかったのだとか。



モリスさんは言いました。

「今、脳と食事の関係で、最も信頼できる研究が、このマインド食なんです」





そして、日本にも、この食事法を取り入れようという研究が、始まっているのだ。

国立循環器病研究センター。

こちらの病院では、アメリカで生まれたマインド食をもとに、日本人向けの新たな食事法を開発しようとしています。


この研究は、まだ始まったばかり。

でも、日本人に向けては、とっても大切なことがあると、分かってきたんです。



スタジオに登場してくれたのは、国立循環器病研究センター 脳神経内科の 齋藤聡 先生。


マインド食のメッセージとして、一番大切なことはこれ。

「バランスの良い食事が、認知症予防につながる」ということ。


なので、緑黄色野菜を食べましょうとか、そういうのは、日本人にも当てはまりそうです。


日本人が気をつけたいのは、「減塩」

日本人はアメリカ人に比べ、塩分摂取量が過多で、高血圧の人が多いんです。

高血圧は血管によくないし、認知症の進行を促進するというデータも出ている。

なので、日本人の場合、アルツハイマー病の予防には、バランスのいい食事に加え、減塩が大切になるのだ。




また、「脳の血管を丈夫にする食事」が大切とも言える。

脳というのは、人間の体重の2%ぐらいしかない臓器なんですが、心臓が送り出し血流の20%を消費すると言われてるんです。

なので、脳の機能を良くするというのには、血管の健康を維持することが、最も近道になると。



アミロイドβの排出機構は、かなり多くの部分、血管が関係していると言われています。

つまり、脳の血管をしなやかに維持することが、アミロイドβの排出のカギになるというわけ。



食事は、血管の健康を維持するということに、かなり密接に関係してくるので、「脳のゴミを排出する」ということにも、かなり影響を与えるのではないかと。

さらに加えて、脳の神経細胞を健康に保つことにも、寄与すると考えられます。




ちなみに、アメリカ版のアルツハイマー病 予防食は、このような感じ。



<アメリカ版マインド食>

接触的に摂りたいもの。


 ・緑黄色野菜(週6日以上)

 ・その他の野菜(1日1回以上)

 ・ナッツ類(週5回以上)

 ・ベリー類(週2回以上)

 ・豆類(週3回以上)

 ・全粒穀物(1日に3回以上)

 ・魚(週に1回以上)

 ・鶏肉(週2回以上)

 ・オリーブオイル(優先して使う)

 ・ワイン(1日グラス1杯ほど)



控えたいもの。

 ・赤身の肉(週4回以下)

 ・バター(1日1回 大さじ1杯まで)

 ・チーズ(週1回以下)

 ・お菓子(週5回以下)

 ・ファストフード(週1回以下)



(あくまでアメリカ版です)




尼崎市の取り組み


ササミ
最後にガッテンが向かったのは、兵庫県尼崎市。

熱狂的な阪神ファンが多いこの地域ですが、意外な認知症対策を始めたというウワサが…。


尼崎市役所の一角には、「もの忘れチェック」という文字が。

保険師の方が、いくつか質問しています。


「今年は、何年ですか?」

「100から7を引き算することを、続けてください」


でも、受けている人を見ると、お若い。

43歳だったり、37歳だったり。


これは、若いうちから認知症予防について考えてほしいという、市の作戦なのだとか。


尼崎市ヘルスアップ戦略担当の 野口緑 部長。

「今の自分の認知機能の状態を知って、そこからさらに落としていかないように、一緒に考えるきっかけになるように、やっています」





NHKガッテン!  一生作り続けたいわが家の基本おかず100



認知症&もの忘れはこれで9割防げる! (単行本)


 



次回は、これ。

介護要らず、元気でいてほしい。

そこで登場したのは、長寿戦隊プロテインZ!!

「筋肉! 血管! 免疫! あの栄養素で体ごと強くなるSP」。




[関係する記事]

 → 「軽度認知障害でストップ! 認知症予防」
 → 【瞑想】 マインドフルネスで 認知症&うつ病改善

 → 「ピーナツバターで認知症が分かる?」
 → 【認知症】 初期サイン&指タップ検査




tag : ためしてガッテン 認知症





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【アルツハイマー病】 原因は アミロイドβの排出だった/ガッテン


脳に老廃物が溜まって固まると、アルツハイマー病に。

その正体は、「アミロイドβ」という たんぱく質のゴミだった。

この蓄積が、引き金になるのだ。


ワシントン大学 医学部 神経学教授 ジョン・モリスさんの研究。

蓄積は、25年ほど前から始まる。


予防するヒントは、「洗面台」。

産出量は同じだけれど、排出量に違いがあったのだ。



2017年5月17日放送の「ガッテン」より、「これが世界最先端! 夢の“認知症”予防SP」からのメモ書き。

その前半です。




ためしてガッテン 夢の認知症SP 2017




アルツハイマー病と脳のゴミ


ササミ
多くの人が気にするようになった病気、「認知症」


アルツハイマー病は世界で、わずか3秒の間に、1人ずつ増えているのだそう。


今、認知症は、予備軍を含めると、高齢者の4人に1人。

その認知症の7割近くを占めているのが、アルツハイマー型認知症なんです。


認知症の種類


このアルツハイマー病は、治療がとても難しく、なかなか予防もできないと、されてきました。

ところが、近年、アルツハイマー病の研究が急速に進展。

これまでの常識が、次々に覆ろうとしているんです。


アメリカの研究者は、断言しました。

「アルツハイマー病は、予防できます」

「そう信じているからこそ、私は研究に挑戦し続けているのです」


なんと、アルツハイマー病を予防できる可能性が、ついに見えてきたのだという。

その内容とは?




番組冒頭、スタジオに登場したのは、脳の模型です。

人間なら、考えない人はいませんが、考えた時、脳の中で何が起こっているのか?

実は、あるものが、脳の中で生まれてるんです。


それは、ゴミ。

つまり、「脳の老廃物」が出ている。


 「脳のゴミ」=脳の神経細胞を使うと出る老廃物。


問題なのは、こんな状態になること。


 脳のゴミが集まる → 固まる → 脳が縮む


これが、「アルツハイマー病」なのだ。




こんな画像もあります。


アルツハイマー病の脳


健常者の脳に写っている粒々は、小さな細胞。

アルツハイマー病の人の画像で、シミのようになっている部分がありますよね。

これは、神経細胞が死んでしまった部分。

というのも、脳のゴミが集まると、周りの神経細胞を傷つけてしまうというのだ。




東京都健康長寿医療センター。

神経画像研究チームの 石井賢二 部長は、認知症研究のスペシャリストなんです。

あのシミの正体を、石井先生に教えてもらいましょう。


あれは、「アミロイドβ」という たんぱく質のゴミ。

これが溜まると、脳の中に、「老人斑(シミ)」ができるのだという。

これは、アルツハイマー病の特徴の一つ。


アミロイドβの蓄積こそ、アルツハイマー病の引き金だと考えられているんです。



そして今、最先端の研究では、アミロイドβが どれくらい溜まっているのか、正確に捉えられるように なっているのだという。

その様子を映像化したのが、こちら。


アミロイドβの蓄積


アミロイドβは、時間をかけて、このように少しずつ溜まっていくのだと考えられている。


この蓄積を抑えることが、予防のカギになるのだ!




脳のゴミ自体は、誰にでも出るようです。

でも、シミ状態にならない人と、残念ながら なってしまう人の境目は、どうなってるんだろう?

どんな差があるの?




アメリカの研究


ササミ
どうすれば、アミロイドβの蓄積を抑えられるのでしょうか?


それを知るために向かったのは、アメリカはセントルイス。

ワシントン大学だ。

アルツハイマー病の研究で世界をリードするこの方に、お話を伺いました。

ワシントン大学 医学部 神経学教授の ジョン・モリスさん。


モリスさんは、力強く言いました。

「アルツハイマー病は、予防できます」

「そう信じているからこそ、私は研究に挑戦し続けているのです」



ここでスタジオに、この研究の軸となる、大事なグラフが登場。

ガッテンボーイの宮森右京くんが、持ってきてくれました。

(蝶ネクタイなのはユニフォームだからであって、貴重なデータだからではありません ^^) )


5年前に報告された、アメリカの研究。

世界があっと驚いたデータだという。


これは、アミロイドβが、人間の脳の中で蓄積していく様子を、ごく初期の段階から調べていったデータです。


アミロイドβの蓄積


だんだん蓄積して、やがて発症しているのが分かりますね。

そして、前段階として、「軽度認知障害」が。

軽い物忘れなどが起きるという。

これが生じたのが、5年前。


さらに、このグラフだと、蓄積が始まったのが、25年前らしい。


つまり、アミロイドβは アルツハイマー病発症の25年ほど前から溜まり始める。

それが分かったんです。



じゃあ、予防するには、どうしたらいいんだろう?


ジョン・モリスさんは、それについて、こう言っています。

「それは、洗面台に例えることができるだろう」


これだけでは何のことか分かりませんが、グラフを見れば一目瞭然。


アミロイドβの産出と排出


アミロイドβの産出は、健常者もアルツハイマー病患者も、同じです。

しかし、アミロイドβの排出は、アルツハイマー病患者の方が悪い。

つまり、できる量は同じだけれど、排出量が少ないから、蓄積してしまうと。


アルツハイマー病は、アミロイドβの排出と関係があった。



モリスさんは、こうおっしゃっています。

「普通なら アミロイドβが生まれる量と排出される量は、同じくらいです」

「たとえ蛇口から流れ出る水が普通であっても、排水溝がふさがれていたら、水は溜まっていきますよね」

「アルツハイマー病は、このアミロイドβの排出量の低下が原因だと、考えられるのです」



集まって固まってしまったアミロイドβは、流れて去っていかないらしい。

でも、バラバラに存在しているような時は、流してしまえる。



ということは、アミロイドβの排出さえしっかりしていれば、アルツハイマー病の予防ができるということになります。


しゃあ、何をすればいいんでしょう?


それは、後半で。





NHKガッテン!  健康プレミアム vol.12



認知症&もの忘れはこれで9割防げる! (単行本)


 



後半に続きます。

ちょっと待ってね。




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【認知症】 初期サイン&指タップ検査/健康カプセル! ゲンキの時間


早期発見につながる、認知症の予兆とは?

意外とセーフなものと、注意した方がいいこと。

物忘れだけじゃない、行動に現れるサイン。


 ・名前が思い出せない。

 ・同じものを買ってしまう。

 ・途中で、すでに読んでいることに気づく。

 ・性格が変わった。

 ・料理の味が変わる、献立数が減る。



軽度認知障害と軽度行動障害について。


最新検査方法。

MRI画像 診断支援システムと、指タップ。



ドクネット:杏林大学 名誉教授 精神神経科専門医 古賀良彦。

ゲンキスチューデント:佐野ひなこ。

ゲンキリサーチャー:深沢邦之。



2017年1月15日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「認知症! 意外な初期サイン」「~ まさか、あの行動が!? ~ すばやく発見する方法」からのメモ書きです。




ゲンキの時間 認知症の初期サイン




初期サインの判定


ササミ
高齢の行方不明者数は、約1万2千人だという。

その原因として危惧されるのが、「認知症」です。


そこで今回は、家族だからこそ分かる、行動の変化に注目。

早期発見を目指します。



まずは、出演者が抱く、認知症のイメージから。

渡辺満里奈さんは、徘徊や食べ物を忘れるといったイメージ。

佐野ひなこさんは、喜怒哀楽が激しくなるイメージ。

三宅裕司さんは、ゲストの名前が出にくくなるとか、セリフ、舞台上でのツッコミの速さが、気になるらしい。


でも、実際のところは、どうなんでしょうか?

何に気をつければ、いいのでしょう?




まずは、恒例の基本クイズから。


Q)認知症の代表的な症状は、次のうち どれでしょう?

 A:下痢

 B:幻聴

 C:便秘












答えは、C の便秘

認知症になると、自律神経の機能が低下し、便に対する反応が悪くなるため、便秘になりやすいとのこと。

(もちろん、便秘には様々な要因があるため、便秘だから必ず認知症というわけではありません)




今回注目するのは、「初期症状」

単なる老化なのか、初期のサインなのか、切り分けていきましょう。


「中高年あるある座談会」の中から、要素を抜き出していきます。




<名前が思い出せない>


実は、認知症の初期症状としては、セーフ。


見極めるポイントは、「覚えていない部分」にあるという。


会ったことや話したことは覚えているが、名前だけが思い出せない。これはセーフ。

ただし、その人の存在自体を忘れているのは、要注意。

記憶の中枢の一つ、海馬が萎縮し、覚えることができなくなっている可能性がある。


 名前が出てこない → セーフ。

 あの人誰?(存在を覚えていない) → 注意。




<同じものを買ってしまい、帰宅後に気づく>


これも、セーフ。


この場合の見極めポイントは、「回数」にあるといいます。


いつも使っている食材や、似ている本などを買ってしまうのは、仕方ありません。

ただし、同じものを 3回以上買ってしまったら、注意が必要。




<映画などの結末が思い出せない>


これは、セーフ。

見たことにはすぐに気づくが、結末だけ思い出せない状態です。


記憶の定着率は、感情が揺さぶられたかどうかで、左右される。

面白くないと感じた場合、結末を忘れることは多いのだ。



<読んだことがある本なのに、すぐに気づけない>


こちらは、注意が必要。

途中まで進まないと思い出せないのは、本を読んだ「経験」の記憶が失われているから。

半分以上 読み進めてから気づいた場合は、要注意だという。




このように、記憶に関するサインが本格的に表れてくることを、「軽度認知障害」という。

正常ではないけれど、認知症でもない。

その中間で、日常生活には問題がない状態です。




最近問題になっているのは、「軽度行動障害」


認知症の原因となる脳の萎縮は、脳全体に起こります。

それが脳の後ろ側に起これば、認知機能や記憶に関して。

前に起これば、行動に変化が現れるのだという。


怖ろしいのは、それらの症状を放っておくと、5年以内に 約7割の人が認知症に進行すること。




行動に出るサイン


ササミ
続いては、行動編です。




<性格が変わったような気がする>


学術用語で、「性格変化」という言葉があるらしい。


例えば、あんなに厳しかった人が、ずいぶん穏やかになったとか。

逆に、あんなにバランスの取れた人が、ずいぶんイライラする人になったとか。

これが認知症の始まりだったということも、少なくないそうです。


特に、性格が丸くなったというと聞こえがよいため、見逃しがちなのだという。

もし、つらい場面や大変な場面でも 楽観的過ぎる場合は、「多幸症(たこうしょう)」という認知症のサインである可能性が。


大切な見極めポイントは、「自覚があるかどうか」

客観的に見ている近くの人は気づいているが、自分では気づいていない。

これが行動面での ゆがみの始まりだという。




<料理の味が変わった>

<献立の数が減った>

<時間がかかるようになった>



見極めのポイントは、「配慮」。


例えば、子どもが独立して夫婦二人だけになり、料理への張り合いがなくなるのは、一般的なことで、セーフ。


しかし、家族の好みを忘れてしまったり、毎日同じ献立を作ったり、料理の味が変化した場合は、注意が必要。




ドクネット


杏林大学 名誉教授で、精神神経科専門医の 古賀良彦 先生に、教えていただきます。



<認知症の初期サイン>

日常生活で言葉に詰まったり、「あれ」という言葉が増えてきたら、注意し始めた方がよい。

(物の名前が思い出せず、アレという言い方が増える)



<若い人の顔が同じに見える>

テレビで見るアイドルグループの顔が同じに見えるのは、セーフ。

ただし、よく見ても分からないとか、毎日会っている人が区別できないとか、そういう場合は、認知症のサインである可能性が。



認知症は、予防が大事。

簡単にできて予防につながることは、「ウォーキング」だという。

会話ができないくらい、せっせと歩くのがポイント。

早歩きは、段差や障害物など、目からの情報に対して、素早い対処が必要で、それが脳への刺激になる。
 



早期発見の最新検査方法


ササミ
最後は、最新の検査方法について。



まず向かったのは、東京都は町田市にある、なかはら脳神経クリニックです。

日本脳神経外科学会 専門医の、中原邦晶 先生に、診断してもらいます。


ここには、50歳以上を対象とした、「早期アルツハイマー型認知症の診断支援システム」がある。

MRI検査で、脳の画像を撮影。

健常者との脳の萎縮の割合を、解析するのだ。


早期アルツハイマー型認知症の診断支援システム


認知症になると、脳が萎縮し、黒い部分が増える。

特に、記憶をつかさどる「海馬」の部分をチェックすることで、早期発見につなげているのだとか。


<海馬の萎縮度合>

 0~1:萎縮なし(正常)

 1~2:やや萎縮あり

 2~3:萎縮がかなりある

 3~ :萎縮が強い





続いて向かったのは、東京都は国分寺市にある、日立製作所 中央研究所。

国立長寿医療センター 作業療法士の 鈴村彰太さんに、教えていただきます。


検査するのは、「タップ」という方法。

指タップですね。

認知症になると、左右の手の連携や、リズム運動がスムーズにできなくなり、これが 認知症や軽度認知障害 特有のリズムになって現れる。



<指タップ検査>


両手の親指と人差し指に、センサーをつけます。


(1) 両手同時に、15秒間、なるべく速くタップする。

3~4cmの幅を保って行うこと。

(2) 両手を交互に、15秒間、タップ。


指タップ検査


チェックするのは、5つの項目。


 開閉バランス:速度や幅が一定かどうか。

 両手ずれ:同時にタップできているか。

 運動量:

 リズム感:

 タッチ時間のばらつき:指の接触時間が 均一かどうか。


今はまだ研究段階ですが、病院や健診センターなどの医療現場で、数年後の実用化を目指しているそうです。





認知症予防には、早期発見と早期治療が何よりです。

気になったら、医療機関へ。





10分で描けるセラピーアート入門 (単行本)



認知症ケアガイドブック






[関係する記事]

 → 「認知症予防に感トレ 色カルタ&シナプソロジー」
 → 【認知症予防】 写経とお香で

 → 「軽度認知障害でストップ! 認知症予防」
 → 【瞑想】 マインドフルネスで 認知症&うつ病改善



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