「不元気症候群 LOH 症候群 テストステロン/ためしてガッテン」

問題なく暮らせていた人が、ある日突然、気力も食欲も出なくなる。

ちょっとしたことで、疲れやすくなった。

それは単に加齢によるものだけではなく、ひょとすると不元気症候群かも。

しかも、元気が失われるだけではなく、がんの死亡率が3.5倍、血管障害や心臓病の死亡率が2.5倍、さらに背骨の骨折が2倍と、リスクが高まるという話まで。

強く症状が出る人は、座っていることさえ困難になるといいます。


11月17日放送の「ためしてガッテン」より、「600人を襲う! 謎の不元気症候群」からのメモ書きです。





加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)診療の手引き―日本泌尿器科学会公認日本Men’s Health医学会公認 男性ホルモン低下によ





LOH 症候群

社会問題となっている、自殺率。その原因の多くは うつ症状とされていますが、必ずしもそうとはいえないらしい。

最近では、“LOH 症候群”が原因という人も、かなりいるのではないかと分かってきた。

LOH(ロー)症候群とは、いったいどんなものなんでしょう?



ある男性は、漠然と元気がない感じがするようになり、理由は分からないけど元気のない状態が続くようになったと振り返ります。

気持ちが前に出ない。まだ40代なのですが、まるでもっと歳をとったかのような状態に。

そして、10代のころから続けてきたギターの演奏さえ、する気力がなくなってしまった。

病院を転々とした男性ですが、どこでも診断は同じ。軽いうつ病だと言われる。

睡眠薬や抗鬱剤を処方されるのですが、症状は一向に改善されません。

その時の状態を男性は、まるでアリ地獄のようだったと語ります。どんどん深みにはまっていく感じ。



別の男性は、急激な体の衰えを感じるようになったといいます。筋力が落ちて、力が全然出ないようになった。

ちょっと歩くと疲れて、全然歩けない。妻から見ても、お尻や背中の筋肉が下がって、こけて見えるようになった。

以前は毎日1時間以上歩くことを日課にしていましたが、そのうち、ほとんど歩けないような状態に。

しまいには、座っていることさえできないほどに身体は衰えていったといいます。



1番初めに紹介した男性は、藁をもすがる気持ちで受診した病院で、「これはLOH 症候群かもしれない」と告げられました。

そこで専門の治療をはじめたところ、それまで何をやってもダメだった症状が、劇的に改善された。


2番目の男性も、治療をはじめて2か月足らずで、元気が戻ってきた。

今では、毎日のウォーキングも再開できるほどに。



推定されるLOH 症候群の方々は、600万人ともいわれます。

2人に共通する症状は、何だか元気が出ないというもの。

それを放っておくうちに、1人目の人は、不眠、抑うつ、肩こり、激太りという症状に。また、2人目の人は、衰弱、筋肉痛、頭痛、激やせ、という症状に、それぞれなっていきました。

病院で診断されたのは、1人目の人は、うつ。2番目の人は、がんや脳血管障害が疑われました。

しかし、根本原因は分からず、ひどくなる症状に悩まされ続けることに。

そんな中、LOH 症候群だと分かり、治療開始。それにより、症状は改善されたといいます。




LOH 症候群の原因

LOH 症候群に関係するのが、“男性ホルモン”。正式名称、“テストステロン”です。

卵巣で作られるというテストステロンですが、その代表的な働きは、性機能、体毛、筋肉、さらには、認知機能やストレス耐性、脂肪蓄積抑圧の効果まで。血管機能や骨の形成にも、関係するといいます。

(ちなみに、男性よりも量が少ないものの、女性にもテストステロンはあるとのこと)


上記のようなものを司るテストステロンが減少すると、以下のような状態になってくる。

・内臓脂肪の増加
・認知力の低下
・抑うつ
・筋力低下
・性機能低下
・骨減少
・睡眠障害
・疲労感



最新の研究では、がん、心臓病、骨折などのリスクが高くなることも分かってきているらしい。

ある研究では、テストステロンの低い男性は死亡率が高い、という報告も。




どんな時にテストステロンは低下する?


[結婚]

結婚すると、テストステロンは下がるのだそうです。

元来動物のオスは、メスを勝ち取るため、戦いに勝利する力強さや攻撃性を具えてきた。その攻撃性は、テストステロンに由来するそうです。

結婚すると女性を勝ち取る必要がなくなるため、テストステロンが減ると考えられているそう。



[ジェットコースター]

これは、上がる人も下がる人も、出るそう。

というのは、興奮する人もいれば、ストレスを感じる人もいるから。

通常、身の危険(ストレス)を感じると、テストステロンは減少するそうです。



ストレスで、テストステロンが減少する。

こういうことがあるので、社会で責任が重くなる40代50代の人で、テストステロンが低下している場合も。

慢性的なストレスがテストステロンを減少させ、うつ症状や体調不良が現れる。

それがさらにストレスになり、負のスパイラルが形成されてしまいます。


うつの原因はストレスとされますが、ストレスによってテストステロンが減少、これにより脳のストレス耐性が低下。こうなると、些細なことでもストレスに感じるようになり、余計にストレスが蓄積してしまう。そして、よりテストステロンが、減少します。


逆に、テストステロンの低下を防ぐポイントとしては、

・やりがいがある
・意欲的にできる
・存在を認めてくれる
・仲間や同僚の支えがある


そういう状況があると、ホルモンの低下は少ないそうです。




テストステロンの治療

治療の基本は、減っているテストステロンを足す男性ホルモン補充療法

基本的には、筋肉にテストステロンを注射するそうです。

個人差はあるものの、早い人では1回注射しただけでよくなるといいます。今まで風景がモノクロに見えていた人が、カラーになったという人まで。


男性ホルモン補充療法には注意点もあって、

・必ず専門医の判断のもとで行う
・前立腺がんのある方は行えない



テストステロンの低下に気づき治療をはじめれば、重いうつへの移行を防げる場合もあるそうなので、早期発見が大切になるようです。




LOH 症候群の予防。男性ホルモンアップの秘策


[運動]

毎日の運動が、効くようです。

ある人たちは、ゆっくりスクワットしたり、イスに座ってヒザを胸に近づけたりと、毎日テレビを見ながら続けられるような運動を3ヶ月行ったところ、効果が出たらしい。

この運動は1日15分を目安にということで、NHK朝の連続テレビ小説の名を借りて、「テッパン体操」というらしい。ちなみにその前は、「ゲゲゲ体操」。


[脳を使う]

活発に会話をしたり、交流したりと、脳をなるべく使うことが、脳のテストステロン濃度を維持していくのによいらしい。

テストステロンは主に精巣で作られますが、脳の中でも合成されるのだそうです。

活発に脳を使うことでテストステロンの合成が高められれば、認知機能やストレス耐性の維持も、期待できます。


[たまねぎ]

たまねぎに含まれる含硫アミノ酸が、テストステロンの合成を誘導するのだそうです。

1日たまねぎ1/2個が目安。

ただし、食べ方にコツがあります。

たまねぎをカットして時間が経つと、酵素が含硫アミノ酸を分解してしまう。しかもこの(含硫アミノ酸を分解する)酵素は熱に弱いので、切ってすぐに加熱するのがよいそう。そうすると、含硫アミノ酸が分解されずに残ります。

ただし、含硫アミノ酸は水に溶け出しやすいそうなので、煮る場合は煮汁ごといただく。




他にも、ストレスがかからないように心がけたり、十分な睡眠をとることも大切なのだそうです。




LOH 症候群 チェックシート


以下の17項目について、チェックしていきます。

判定は、

  なし :1点
  軽い :2点
 中程度 :3点
  重い :4点
非常に重い:5点


[01] 総合的に調子が思わしくない
[02] 関節や筋肉の痛み
[03] ひどい発汗
[04] 睡眠の悩み
[05] よく眠くなる、しばしば疲れを感じる

[06] いらいらする
[07] 神経質になった
[08] 不安感
[09] からだの疲労や行動力の減退
[10] 筋力の低下

[11] 憂うつな気分
[12]「絶頂期は過ぎた」と感じる
[13] 力尽きた、どん底にいると感じる
[14] ひげの伸びが遅くなった
[15] 性的能力の衰え

[16] 早朝ぼっ起の回数の減少
[17] 性欲の低下



判定


17~26点:なし
27~36点:軽度
37~49点:中等度
50点以上:重度


50点以上の方は、専門医に相談を。



 番組HP → 600万人を襲う!謎の不元気症候群 : ためしてガッテン - NHK





ホルモン力が人生を変える (小学館101新書 23)



男の更年期―お医者さんに行く前に読む本







更年期、更年期障害という言葉はよく耳にしますが、今回のガッテン、そして、その前のカラダのキモチを見るまで、男性にも更年期があることを知りませんでした。

特に、自律神経失調症的なものや、不安感やイライラ、うつの症状などは、心療内科や精神科に相談される方も多いのではないかと思いますが、男性ホルモンの低下によって生じている場合もあるようです。

気になる人は、検査するのもいいかも。

ホルモンによる影響が大きければ、治療で改善されるかもしれません。




tag : ためしてガッテン 更年期 心身の健康





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「男と女の更年期障害、女性ホルモンとエストロゲン、/カラダのキモチ」

ほてり、のぼせ、イライラ、うつ状態、しびれ、頭痛、腰痛、動悸、息切れ、めまい、物忘れ、不眠、不安感。

身体の症状から精神的なものまでありますが、これらはすべて更年期の症状なのだそうです。


11月14日放送の「カラダのキモチ」より、「上手に乗り越えよう! 大研究! 男と女の更年期」からのメモ書き。





女と男の更年期―名医の言葉で病気を治す (あなたの医学書)





更年期とは? 更年期障害とは?

女性の閉経は、およそ50歳。その前後5年、45~55歳を更年期というそうです。

更年期はすべての女性に訪れるのですが、その期間に現れる日常生活に支障をきたすほどの症状を特に、更年期障害と呼びます


更年期障害の原因は、3つあるらしい。

1つは、女性ホルモンの低下

もう1つは、本人を取り巻く環境の問題

3番目に、気質要因といって、何でも真面目にやる人はなりやすいとも。


つらい症状があっても相談できず、一人で悩んでいる女性は多いそうです。

そして今は、男性の更年期も注目されているのだとか。




更年期の症状とエストロゲン

更年期には様々な症状が重なり合い、その重さも個人差が大きい。

人によっては、生活を一変させるほどだといいます。


ある女性は47歳の時に、突然、身体が鉛のように重くなったといいます。

日中は何とかこなすものの、夕食後は身体がだるくて動けなくなり、そのまま2~3時間寝てしまうという日々が続いた。

その他にも、動悸や肩こり、ヒザの痛み、物忘れや、気分がすぐれず不安になるなどの症状が出た。

ご本人は、「出口のないトンネルのような気がしました」と振り返ります。


更年期に詳しいお医者さんによると、以下のようなことがあるらしい。

女性ホルモンは自律神経系をコントロールする。なので、それがなくなると、自律神経のコントロールが不安定になってしまう。そして、自律神経失調症が出る。


女性ホルモン“エストロゲン”を支配しているのは、脳の視床下部や脳下垂体。性成熟期は視床下部や脳下垂体からの エストロゲンを分泌せよという指令に卵巣が反応し、エストロゲンが分泌されます。しかし、更年期に入って卵巣の機能が低下すると、エストロゲンを分泌せよという指令に卵巣が応えられず、エストロゲンの分泌が低下してしまう。これによって、ホルモンバランスが崩れてしまうそうなのです。

一般に、エストロゲンの分泌低下は40代から起こりはじめ、閉経を境に、がくんと減少する。

ホルモンバランスが崩れると、視床下部はパニックに陥り、視床下部が中心となっている自律神経にも乱れが生じてしまう。これが身体症状や精神症状として、現れると。


エストロゲンは気分を明るくするホルモンでもあるらしく、それが抑えられると、人によってはうつ症状が出ることも。


先の女性は婦人科を受診して検査をしたところ、ホルモン量がゼロ近くまで減少していたことが判明したそうです。

原因は、女性ホルモンだったんですね。

そこではじまったのが、ホルモン補充療法。欠乏している女性ホルモンを補い、身体の急激な変化を防いで、症状を軽くする治療法です。

幸いにも、この女性は、効果がすぐに現れました。次の日の目覚めから、一変したそうです。嘘のように、疲れと だるさがとれた。




男性にもある更年期

近年、男性の更年期が注目されているといいます。

男性の厄年前後、40歳過ぎから65歳くらいまで、10人に1人くらい、男性更年期症状を体感している人がいるのだそうです。


女性の場合は閉経と共にエストロゲンがゼロに近くなりますが、男性の場合は、加齢と共に徐々に減少します。したがって、身体の異変もゆるやか。

しかし、ここにストレスが加わると、男性ホルモンが急激に減少し、様々な症状が現れる。


例えば、月曜日になると会社に行きたくない、仕事に行くのが億劫だ、そういったブルーマンデーという症状があります。また、休みの日にどこにも行かなくて、家でゴロゴロするのが非常に増えたりする。


男性の場合、ホルモンの低下だけではなく、社会的なストレスが大きく影響していると言われているのだそう。

気になる方は泌尿器科へと、番組では呼びかけられていました。(男性は婦人科へ行くわけにはいかないから?)




更年期で注意すべきこと

更年期で問題となるのが、それと気づきにくいこと。

なので、いろんな科を受診して、それでも原因が分からず、困ってしまうことも。


ある女性は42歳の時に、突然症状が現れたそうです。朝、目が覚めて頭を動かした瞬間に、激しいめまいに襲われた。天井がグルグルと回転し、吐き気も伴うほどです。

あまりの症状に、救急車で病院へ。めまいを止める薬や点滴を行い、1週間ほど入院しました。

その後、脳の病気を疑ってMRI検査を受けましたが、異常なし。原因が分からず不安になり、精神的にも追いつめられたといいます。

そんな中、耳鼻科と並行して受診していた女性漢方外来で、そろそろ年齢的にも一度 ホルモンの検査をしてみましょうと、提案される。

その結果分かったのが、閉経後と同じくらいまでホルモン量が急激に低下していたこと。

激しいめまいは、女性ホルモンの低下による更年期症状だったのです。


症状がいろいろあるので、更年期とは気づきにくいんですね。

また、人によっては、45歳よりも前に現れることがあるので、気づきにくいのかもしれません。




更年期の症状と、注意したい病気

更年期の症状

・のぼせ、ほてり
・めまい、不安感
・頻尿、排尿異常
・肩こり、腰痛
・皮膚の乾燥、発汗
・食欲不振、吐き気
・しびれ、知覚過敏



エストロゲンの減少が及ぼす影響

・骨量の減少 → 骨粗しょう症
・悪玉コレステロールの増加 → 動脈硬化
・高血圧 → 脳梗塞、心筋梗塞



また、何事も真面目に一つの事をきちんとやる人はなりやすい、とも言われているそうです。

逆に、いい意味で適当に流す事のできる人は、なりづらい。



ちなみに、ホルモン補充療法ですが、乳がんのリスクが高まったり、喫煙者は血栓ができやすくなることもある、などの注意点があるそう。




夫婦で乗り切る更年期

番組のゲストは、おしどり夫婦としても知られる、船戸順さんと岩井友見さん。

実は、お二人も、更年期を経験しておられる。


岩井さんが更年期になったのは、35歳の時。旦那さんが肺の手術をして、看病していました。仕事が終わると病院へ向かい、看病を続ける毎日。当時はレギュラー番組も多く、仕事と看病に時間をとられ、きちんと食事を摂る時間もなかったといいます。

病院でおにぎりを食べるような毎日でしたが、検査すると、中性脂肪の値が500に。コレステロール値も、300になったといいます。

めまいと吐き気、さらに冷えに苦しんだ。そして、そうしているうちに、生理が止まった。

それでお医者さんに尋ねたところ、更年期ではないかと。


過度のストレスと過労、栄養の偏りによるストレス性の無月経や卵巣機能不全だったのではないかと、スタジオに来られたお医者さんは解説しておられました。

若くても、ストレスや無理なダイエットが原因で、更年期のような症状が現れることがあるそうです。


岩井さんは不眠などの症状にも悩まされましたが、ホルモン治療を行い、改善したとのこと。


そして旦那さんの船戸さんも、一時、男性の更年期症状と思われるものが出たらしい。

ある日突然、セリフが覚えられなくなったと、船戸さんは振り返ります。人の名前が覚えられなくなったので、それを何度も口に出して、覚える。夜寝る時も名前を口に出し、ああ大丈夫だと確認する。でも、夜中に目をさまし、誰だったか? と思い出そうとするのですが、思い出せない。そうしているうちに、日課だった新聞も、読めなくなった。

これも、更年期の初期の症状で、よくあることらしい。


船戸さんと岩井さんが経験から語る 更年期を乗り切る方法は、できるだけ話をすることだといいます。

これは脳を刺激するし、コミュニケーションにもいいらしい。





 → 「カラダのキモチ 最終回と目次」







更年期というのは言葉ではよく聞きますが、たいへんなんですね。

また、それと気づきにくいというのが、余計にしんどくなるのかな。

気持ちは若くても、身体が変化したりして、そのギャップがいろいろと生むのかも。


ひょっとしたら、ホルモンバランスのせいで、いろいろと悩んだり苦しんだりしている人がいるかもしれません。

心当たりがある人は、女性なら婦人科、男性なら泌尿器科を、受診するのもいいかもしれませんね。




tag : カラダのキモチ 更年期 心身の健康





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「こんにゃくの裏ワザ 叩いてダイエット/ためしてガッテン」

こんにゃくの効果といえば、便秘解消、ダイエット、コレステロール対策、毒素を下ろす、いろんな健康効果を期待してしまいます。

でも、番組が徹底検証したところ、効果がないものが多かった?

あれ? 期待外れなの?


でも、ダイエットには◎?

体験した人は、笑顔、笑顔。

さらには、こんにゃくのおいしさを5秒で引き出す裏ワザまで。


11月10日放送の「ためしてガッテン」より、「太めの人ほど効果あり こんにゃく裏ワザ大全」からのメモ書きです。




NHKためしてガッテン/病気にならない健康食の「超」基本 (主婦と生活生活シリーズ)





こんにゃく伝承

江戸時代の百科事典「和漢三才図会」にも、「蒟蒻(こんにゃく)は腹中の土砂を下ろす」との記述が。

1707年に富士山が噴火した時には、火山灰を飲み込んだ人々がこぞって こんにゃくを買い求め、値段が高騰したという話も。


こんにゃくは食べる以外にも使い道があって、温めて湿布に使ったり、戦時中には風船爆弾にも使われたのだとか。風船部分の和紙を張り合わせるのに、粘り気のあるコンニャクイモが糊(のり)として使われたそうです。

明治時代には、こんにゃくの粉から、ゴムや野球のボールを作っていたという話まで。

番組スタッフが作ったボールは、ちゃんと跳ねていました。


こんにゃくに関する言い伝えは多くあるようで…

・大掃除のときに食べる(吸ったホコリを下ろす)
・貝汁を食べた後に、食べる
・節分のときに、食べる(自分を清める)
・冬至のとき、お葬式の後に、食べる
・床屋さんに行った後に、食べる(髪の毛を吸い込んでいるかもしれないから)
・魚の小骨をとりたいときに、食べる

このように、体内の異物を出したい時に食べることが多いようです。




グルコマンナン

こんにゃくに関する商品がたくさん出ていますが、そこに表示されているのが“グルコマンナン”という文字。

グルコマンナンとは、こんにゃくの原料なのだそうです。

これは食物繊維の中でも、水に溶けるタイプの水溶性食物繊維

水に溶けると粘性の高い(ネバネバの)物質に変わるのだそう。

このネバネバがお腹の中を通ると、糖質やコレステロールを吸着して、吸収をゆっくりしたものにしてくれる。

また、有害物質を閉じ込めて排出してくれます。



じゃあ、こんにゃくを食べたら、そんないい効果が得られるんだ!


と、そう思うのは、早いそうです。

なぜかというと、こんにゃくは消化されないので、そのままの形で胃や腸を移動する。

グルコマンナンのようにドロドロにはなりません。

したがって、糖質やコレステロールを吸着するわけではないし、有害物質を閉じ込めてくれるわけでもない。


が~~~ん!

ショック!



ネバネバパワーがあるのはグルコマンナンであって、こんにゃくにはない。

でも、グルコマンナンって、こんにゃくの原料でしょ?




こんにゃくとグルコマンナン

こんにゃくの作り方は、こう。


収穫したこんにゃくを薄くスライスして、よく乾燥させる。

それを砕いたものが、こんにゃく粉。

この状態では、グルコマンナンがたっぷり含まれているのだそう。


この粉をこんにゃくとして食べるために、水酸化カルシウムなどの凝固剤を入れるのだそう。

すると固まって、こんにゃくの状態になります。

これで形を整えて、完成。


粉の状態では保たれる、グルコマンナン。それが凝固剤によって固まると、効果がなくなる。

それは前者が水溶性で、後者が不溶性だから。同じ食物繊維でも、差があるんですね。

水溶性であれば水に溶けるのでドロドロになって、いろんなものを吸着したり、包み込んだりできる。

でも、不溶性だと、その効果は得られない。

噛んでも、胃に入れても、不溶性だから、そのまま。



でも、こんにゃくを食べることで得られる効果もある?




こんにゃく実験

グルコマンナンを与えたマウスと こんにゃくを与えたマウスとを比較したところ、ひとつだけ こんにゃくの方が優れていた点があったそうです。

それは便整改善効果。こんにゃくを与えたマウスの方が、早くたくさんの便を出したとのこと。

これを受けて番組では、6人の便秘に悩む男女に集まってもらい、実験をしました。

毎日1枚の板こんにゃくを食べてもらい、効果を調べます。


その結果は上々のようで、ほとんどの人がお通じがよくなったそうです。

そして、予想外の効果まで。


と、その前に、便通がよくなった理由ですが、以下のようなことがあるようです。

こんにゃくは消化されず、そのまま胃腸を通る。

すると、身体は、邪魔だから出してしまおうと、反応を起こす。

知らない間に腸が頑張って運動し、輩出してくれます。

よって、便秘が解消されると。


そして予想外に得られたのが、体重の減少

どうも、体重が重い人ほど、減るらしい。

しかも、コレステロール値が高い人は、数値が減っていた

これも、高い人だけ減って、基準内の人はそのままだった様子。

血糖値も同じように、高い人は下がり、基準内の人はそのまま。



これには理由があります。

こんにゃくを食事に取り入れることで、全体のカロリーが下がったんですね。

こんにゃくでお腹いっぱいになる。

なので、体重は減少し、数値も下がった。

(すでに食事が適切な人は、そのまま)




こんにゃく効果のまとめ


便秘改善効果は、◎

有害物質の排出は、便通の改善により手助けはしてくれますが、吸着するわけではないので、○。

コレステロールの抑制糖尿病予防に関しては、高い人だけ下がるという理想的な結果だったので、◎。

ダイエットも、◎。

大腸がんの予防については、便が体内に留まる時間が短くなることで腸内環境がよくなって予防につながるのではないかと期待されていますが、その効果はまだ研究中。

血圧の低下については、体重減少やコレステロール値の減少によって下がる分には効果があるみたい。でも、他に原因があれば、また別。

美肌効果は、こんにゃくの成分が直接働くかは疑問ですが、便秘解消によりよくなる場合も。


でも、効果があるものにも「ただし」という条件があって、継続的に食べないといけないそう。

それと、あんまり一度にたくさん食べると栄養のバランスを崩すことがあるので、ご注意を。




こんにゃくをおいしく食べる方法

効果は分かりましたが、毎日こんにゃく1枚というのは、たいへんかもしれません。

どうせなら、おいしく食べたい。


そこで紹介されたのが、5秒でおいしくする方法。


それは、こんにゃくをしごく

繊維を壊してやわらかくすることで、味がしみ込みやすくします。

これを和食では、コシを抜かすと言うそうです。


どちらも、まな板に こんにゃくを叩きつける

まな板に叩きつけると、全体的に伸びて、やわらかくなるみたい。

こうすることによって噛みやすくなり、調理した時に、より味がついたように感じられるそうです。



さらに調理のポイントも。

それは、“コンコンピンピンニャクニャク”

なんでも こんにゃくというのは、高温の時はコンコンとかたくて、中温だとピンピンになり、低音だとニャクニャクとやわらかくなる。

なので、こんにゃくと呼ばれるのだそうです。


沸騰したお湯でこんにゃくを煮ると、10分でかたくなってしまいます。

そして、もう、もどらない。


これを解消するために、こんにゃくだけ別に調理します。


まず、ゆで時間を短くするために、アク抜き済みのものを買う。

そして、以下の手順を。

(1) 板こんにゃくを引っ叩く

(2) フォークで穴をあける

(3) しょうゆ大さじ3杯でさっと2分煮る

(4) おでんの仕上げ直前に入れ、あたためるだけにする(煮込まない)



これでやわらかくいただけます。


番組HP では、こんにゃくを使った料理も紹介されています。


立川志の輔さんが紹介してくれた郷土料理“あんばやし”。

簡単、こんにゃくあんみつ。

イカサマ納豆やこんにゃくステーキも。



 番組HP → 太めの人ほど効果あり こんにゃく裏ワザ大全 : ためしてガッテン - NHK





わが家の助っ人 こんにゃくレシピ (小学館実用シリーズ LADY BIRD/おいしい本は小学館)







今週のガッテンは、BGM に機動戦士ガンダムや、発見のシーンでは世界ふしぎ発見の曲が使われていました。

スタッフの遊び心に、ニヤニヤしちゃいましたよ。


こんにゃくは好きだけど、毎日1枚はきついかな。

でも、ステーキとか、すごくおいしそうだった。

毎日とはいかないけど、時々食べたい!




tag : ためしてガッテン 食べ物 ダイエット 便秘





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