「血管に肺、若返りストレッチ/ためしてガッテン」

前屈は、どこまで届きますか?

手がつま先につくかどうかで、血管の硬さが分かるってホント?

血管が硬いと、脳卒中や心筋梗塞などになる可能性が上がっちゃわない?

それが前屈で分かるの?


でも、ご安心を。

血管どころか、全身まで若返っちゃう、スゴイ方法があるんだって!



2012年1月25日放送の「ためしてガッテン」より、「30秒で肌が! 血管が! 冬の若返りストレッチ」からのメモ書きです。




若返りストレッチ




ストレッチの効果


・前屈で血管の硬さが分かるって、本当だろうか?
・でも、血管だけでないという。

・ストレッチやヨガをやる人に、聞いてみました。

・ある人は、ストレッチに行った日から2~3日は、
 肩こりが改善されるという。
・またある人は、脚がむくみにくくなった。

・ある男性は、10kg以上、体重が減ったといいます。
・また、維持できている。

・別の女性は、肌がツルツルになって、
 吹き出ものも出なくなった。

・何か、いいことがいっぱいい出てきましたねえ。




体のやわらかさの秘密は?


・そもそも、体の硬さや柔らかさは、何で決まるんだろう?

・中国雑技の達人 ウ チャオさん。
・これがまた、すごい。
・手で体を持ち上げながら、背中を反らして、
 つま先を顔のそばへ。
・想像できます?

・ともかく、驚異的に体がやわらかい。


・ガッテンではウさんに協力してもらい、
 どうしてそんなに柔軟性があるのか調べることに。

・協力して下さったのは、
 早稲田大学スポーツ科学学術院の川上泰雄 教授。

・まずは体を曲げている時の関節の状態を、
 MRIで分析します。
・これがまた、すごいポーズ。
・アゴをつけて顔は前、
 反らした背中から腰が頭の後ろにあって、
 両脚が頭の上から出て、顔の前方に伸びている。

・こりゃ、すすめパイレーツの犬井犬太郎でないと無理そう。

・でも、これでは、MRIに入りませんでした。

・というわけで、前屈でMRIの中へ。
・でも結果は、一般の人と変わらなかった。
・骨や関節は、意外と普通だったのです。

・あれ? じゃあ何が、違うんだろう?


・川上教授は、骨の周りの
 筋肉のしなやかさではないかと分析。

・ということで今度は、
 前屈する時の筋肉を、超音波で調べます。

・これが、すごかった。
・前屈すると太ももの裏の筋肉が、
 伸びる、伸びる。
・ぐ~~~んと伸びます。

・でも、どうしてこんなに伸びるんだろう?


・やわらかさの違いは、筋肉の中に
 あるものが あるかないかだといいます。

・それは、老化の原因物質。

・体の硬い要因にはいくつかあるものの、
 そのうちの1つを決定づけているのが、
 この物質なのです。

・その老化の原因物質とは、いったい何なんだろう?




老化の原因物質


・筋肉の秘密を解き明かすためにやって来たのは、
 宮崎県。
・ここの名物料理に、手がかりが。

・それは、地鶏の炭火焼き。
・歯ごたえが、だんぜん違うといいます。
・ブロイラーに比べ地鶏は、2.5倍の歯ごたえがある。

・歯ごたえの秘密は、コラーゲン?

・筋肉の断面図で、、
 筋繊維を取り囲んでいるハチの巣のような部分が、
 コラーゲンでできた膜。
・歯ごたえのある肉では、
 このコラーゲンの膜がしっかりしています。

・宮崎の地鶏は、飼育期間がブロイラーの3倍。
・ゆっくり育てられた分、コラーゲンが増える。

・そしてコラーゲンが増えると、歯ごたえのいい肉になる。


・コラーゲン自体は、プルプルなもの。
・コラーゲンがあるだけなら、
 たくましく張りのある筋肉になるだけ。

・そこにあるものが加わることで、
 ガチガチの老化した筋肉になる。


老化の原因物質=コラーゲン+糖

・人工的に糖化させたコラーゲンを見ると、
 もう炭みたいに真っ黒。
・それに、硬い。

・コラーゲンの糖化は、糖尿病や食後の高血糖で加速します。


・コラーゲン自体は、全身の組織にある。
・でも、骨のコラーゲンが糖化されると、
 すごくもろくなる。
・目のコラーゲンが糖化されると、
 視力が低下。
・皮膚のコラーゲンが糖化されると、
 くすみやシワの原因に。


・体が硬いと血管も硬いということですが、
 じゃあ、血管のどこにコラーゲンがあるんだろう?

・血管にも、コラーゲンがある。
・血管は3層構造になっており、そのうちの
 平滑筋の中のコラーゲンが糖化することが、
 動脈硬化の原因の1つ。


・じゃあ、一度糖化した血管は、もう元には戻らない?

・これが驚くことに、戻るそう。

・以前のガッテンでは、野菜を摂取することで
 糖化を遅らせることができると伝えました。
・でも、今日の情報は、さらに進んでいる。

・糖化で茶色くなったものが、白く戻るんです。
・これは、期待できますね。




糖化コラーゲンを戻す方法


・筋肉の中には、コラーゲンが網目のように走っています。
・そのおかげで筋肉は、やわらかく保たれる。

・しかし、血液中に糖の多い状態が続くと、
 糖がコラーゲンの網目にくっついて、
 しなやかさを失わせてしまいます。

・こうなると、筋肉なら硬く、骨ならもろく、
 肌ならシワができる。


・そこに登場したのは、繊維芽細胞(せんいがさいぼう)くん。
・ただ、昼寝中ですね。
・繊維芽細胞はいわば、体の中の大工さん。

・この繊維芽細胞くんを起こす方法が、ストレッチなのです。

・ストレッチをすると、
 古いコラーゲンはところどころ傷つく。
・それに気づいた繊維芽細胞くんが働きだし、
 古い細胞を捨ててしまいます。
・そうなんです。
・糖化でガチガチになったコラーゲンを、
 新しいものと入れ替えてくれるんです。

・これでコラーゲンの網目が、修復される。


ストレッチをすると、繊維芽細胞が働き出すんですね。
・ストレッチを繰り返すことで、どんどん修復される。

・そうすると、しなやかでやわらかい筋肉になるから、
 もっともっと、体は動かしやすくなる。


ストレッチを続けることで、
 老化したコラーゲンは若返るのか!


・ガッテン! ガッテン!




<超簡単! 若返りストレッチ法>


血管若返りストレッチ


・2009年、体のやわらかさと、ある生活習慣病の
 意外な関係が、発表された。

・その研究を行ったのが、
 国立健康栄養研究所の宮地元彦 先生。

・先生の口からは、
 体の柔軟性と動脈硬化が関わるという
 意外な言葉が。

・日本人のおよそ600人の血管の硬さを調べたところ、
 40代では、体が硬い人ほど、血管も硬かった。
・つまり、動脈硬化が進んでいたんですね。

・でも、逆に考えれば、
 動脈硬化の予防、心筋梗塞の予防に、
 ストレッチが効果がある可能性があると。


・こうなれば、ガッテン名物の実験だ。

・体の硬さに自信がある(?)という
 女性5人に集まってもらいました。
・事前に測定すると、これがもうガチガチ。
・血管年齢も、軒並み実年齢を超えています。

・この老化した血管が、若返るのだろうか?


・みなさんには、宮地先生の指導を受けてもらいました。
・特別なストレッチを、教えてもらう。

・これから3週間、
 朝晩10分ずつのストレッチを、毎日続けてもらいます。


・実験開始6日目にもなると、
 おっ、体がやわらかくなってきた。

・やっているうちに、体がポッポしてくる。
・血流がよくなって、夜もよく眠れるという。

・さあ、結果はどうだ?


・柔軟性は、みんなアップ。
・12cm 伸びた人までいます。

・さて、血管年齢はというと
 3人は若返り、1人はそのまま、
 1人は、あれ? 老化が進んだ?
 プラス10歳。

・この理由としては、
 トレーニング期間が3週間と短かったからと推測される。
・また、血管年齢はもともとそんなに悪くなく、
 バランスの悪さが出てしまったのかも。


・期間としては、3ヶ月は続けることが大事。
・国立健康栄養研究所の調査では、
 ストレッチを半年間続けた人たちは、
 血管年齢が平均で、およそ10歳若返った。



・でも、なぜ、ストレッチがいいんだろう?

・一般的に、血管の若返りや健康には、
 ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動がいい。
・有酸素運動で、血管を広げる一酸化窒素(NO)が出る。

・ところが、血管の壁そのものが新しくなったり
 修復されるかというと、そうではない。

・一方、ストレッチングをやることで、
 繊維芽細胞が活性化するので、
 壁の質そのものを改善してくれる。
・ストレッチには、一酸化窒素(NO)+コラーゲン若返りの効果が。



<血管若返りストレッチ 実践編>


* ご高齢の方や持病をお持ちの方は、
  医師と相談の上、行ってください。



(1) 大腿四頭筋(だいたいしとうきん)のストレッチ。

 (太ももの前の筋肉を伸ばします)


・まず、足を伸ばして座る。
・次に、左足のかかとを、お尻に持ってくる。
・そこで、体を少し、後ろに倒す。

・太ももの前の筋肉が引っ張られているのが、
 感じられるはず。

・可能な人は、さらに倒すと、
 伸びを感じられます。
・ただし、無理しないように。

気持ちいい程度に伸ばしましょう

・また、やっている最中は、息を止めないこと。
・ゆっくり、しっかり呼吸して、伸ばす時間は30秒程度。
・左右やりましょう。

大腿四頭筋 若返りストレッチ


・大腿四頭筋は、体の中でも比較的大きな筋肉。
・血管の多い、大きな筋肉を伸ばすのが、ポイントに。



(2) 大臀筋(だいでんきん)のストレッチ

 (お尻にある大きな筋肉を伸ばす)


・足を伸ばして座り、
 右脚の外側に、立てた左脚を持ってくる。
・上半身を左に向け、
 右ひじで左脚を押す。

・この状態で、お尻の筋肉が伸びているのを、
 感じる。
・これを左右やる。

大臀筋 若返りストレッチ



(3) 腹直筋(ふくちょくきん)のストレッチ

 (お腹のやや上の部分を伸ばす)


・うつ伏せになる。
・この状態から、まず、肘を立てる。

・伸びが感じられないなら、
 腕を立てて、少し反ってみる。
・ただし、無理しないこと。

・おへそを下にグッと下げるような気持ちで、
 ただし、力みすぎないように。

・また、呼吸が止まりやすいので、
 呼吸することを意識する。

・伸びを感じたら、30秒程度伸ばす。

腹直筋 若返りストレッチ



<ストレッチのタイミング>

・入浴後は筋肉が伸びやすく、効果大。
・就寝前に行うと、寝やすくなる効果も。



・実験に参加した人にやってもらったのは、
 6種目。

・伸ばす筋肉の種類を増やすと、効果アップが期待できる。
・1日合計10分を目標に。
・小分けも可。




肺を若返らせるストレッチ


・もうひとつ、若返りストレッチがあります。
・秋田県の76歳になる男性は、
 あるストレッチで肺を若返らせました。

・以前は、わずか10段の階段も、
 休み休みでないと上れなかった。
・呼吸が詰まりそうになるのです。

・原因は、タバコ。
・それによって肺の機能が低下してしまいました。

・そんな男性が出会ったのが、1日5分のストレッチ。
・呼吸が楽になって、
 早足で散歩できるまでに回復した。

・今では階段も、苦になりません。



・市立秋田総合病院。
・理学療法士の高橋仁美さんによれば、
 肋間筋群(ろっかんきんぐん)を伸ばしているのだという。


・スタジオで解説してくれたのは、
 昭和大学医学部の本間生夫 教授。

・このストレッチは、肺そのものというより、
 胸郭を動かす呼吸筋に効果がある。
・呼吸筋とは、肋間筋や横隔膜など、
 肺を動かす筋肉のこと。

・肺そのものは膨らんだりしないので、
 その周りにある呼吸筋の収縮で胸が動いて、
 肺が膨らむ。


・最近は若い人でも、ストレスなどで、
 呼吸筋が硬くなっているという。
・なので、このストレッチは効果があるかも。



<肺若返りストレッチ 実践編>


(0) 肩のウォーミングアップ。


・脚を肩幅くらいに広げて立つ。
・ヒザを軽く曲げ、背筋を伸ばす。
・アゴを引いて、肩は落とす。

・その姿勢で、息を吸いながら、
 肩をゆっくり上げる。
・そして、息を吐きながら、
 肩をゆっくり下げる。
・この時、できるだけ後ろから回すように、
 下ろす。

・リラックスして、ゆっくり。
・鼻で息を吸い、口からゆっくり吐く。

肩のウォーミングアップ



(1) 吸う筋肉のストレッチ。

・胸の上の方に、吸う筋肉がある。
・また、脊柱起立筋も、大事。


・胸の前で手を組んで、
 輪っかを作りながら前に出す。
・この時、背中を丸めることになります。

・腕の輪の中にボールがあるようにイメージし、
 お腹は引っ込める。

・息を吸いながら腕を前に出し、
 息を吐きながら元に戻す。

吸う筋肉のストレッチ



(2) 吐く筋肉のストレッチ。


・右手を後頭部に。
・左手は腰に。
・ビーナスのようなポーズを。

・そのまま息を吐きながら、
 右手の肘を突き上げる。
・腰を曲げるのではなく、
 肘を上に突き上げるようにする。

・体の側面が伸びているのが分かります。

・左右、やってね。

吐く筋肉のストレッチ


・ご高齢の方などは、
 イスに座ってやってもよい。




・今回教えていただいたストレッチには、
 こんな効果も。

・10分間の呼吸筋ストレッチで、
 手先の冷えが、改善されました。



<呼吸筋ストレッチのリラックス効果>

・深い呼吸で副交感神経が優位になり、
 血管が広がって、手足がポカポカ!



・不安などの感情をつかさどる中枢が、脳にはある。
・その活動が、呼吸のリズムで動いていることが分かった。

・だから、ゆっくり呼吸すると、心も安定してくるそう。





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腰痛予防のため、ずいぶん前にストレッチをはじめました。

これが、よかった。

運動強度は強くないし、やっている内に、体がやわらかくなるのが実感できました。

もも裏とか、肩甲骨周りとか、背中とか、ずいぶん改善されたと思う。

それに、体壊していた時なんか、ストレッチをみっちりやることで、肌や髪質のハリを感じられたりとかも。


そのストレッチに、こんな効果があったとは。

こりゃますます、やる気になります。



[まとめ]


・体が硬いと、血管も硬い。

・柔軟性は、筋肉が伸びるかどうかで決まる。
・コラーゲンが糖化すると筋肉が硬くなり、
 柔軟性は失われてしまう。

・体が硬い → 筋肉が硬い
 → コラーゲンが糖化 → 血管も糖化
 → 血管が硬い。

・糖化した筋肉は、ストレッチで元に戻る。
・繊維芽細胞が目覚め、修復してくれる。





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 → 「ためしてガッテン 2011年のアーカイブ 前半」



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「物忘れの原因は、てんかん(癲癇)?/ためしてガッテン」

今日のテーマは、物忘れ。

歳をとると、誰にでも起きますよね。

その中で、ある薬を飲むだけで簡単に治っちゃう物忘れがあるんだって。

この薬で治る物忘れ、今まであまり知られてなかったため、医師でも見落とす場合があるそうです。

認知症と判断されている場合が、多々ある。

この認知症とは全く別物で、ある原因により誰にでも起こる可能性があるという物忘れ、いったい、どういうものなんだろう?



2012年1月18日放送の「ためしてガッテン」より、「まさか!!もの忘れに効く薬があったなんて」からのメモ書きです。




物忘れとてんかん




認知症ではない物忘れ


・この物忘れは、単なる老化による物忘れではないそう。
・病気であり、だからこそ、薬で治る。

・物忘れの原因となる病気といえば、認知症。
・アルツハイマー型などがあります。

・認知症については、進行を遅らせる薬はできた。
・でも、完全に治す薬は、まだありません。

・ところがある病気を原因とする物忘れは、
 薬で治るという。
・それは有名な病気だといいますが、何だろう?


・74歳の男性。
・6年前、深刻な物忘れに悩むようになりました。

・ある日、近所の人の名前が思い出せなくなった。
・また、駅に行く道も、分からなくなりました。
・切符の買い方さえ分からなくなり、
 ひとりでは外出できない状態に。

・さらには、行ったはずの旅行の記憶さえ、
 丸々抜け落ちることも。
・そして一番ショックだったのは、
 身内の死を忘れてしまったこと。

・男性の症状には、マダラ状に記憶が抜け落ちるという、
 特徴がありました。

・病院で検査を受けたところ、
 アルツハイマー病による認知症との診断。
・薬が処方されましたが、一向によくなりません。

・ところが4年前、家族のすすめである専門医を受診したところ、
 今までとは違う薬が出されました。
・これを半信半疑ながら服用したところ、
 驚くほど効いた。
・今まで本当に病気だったの? と思うくらいです。

・記憶は戻るし、体調はいいしで、
 男性は、気持ちが弾けるようによくなったといいます。
・まるで、パッと花が咲いたみたい。


・男性の症状をまとめると、以下のようでした。

 ・60代で発症。
 ・突然もの忘れに襲われる。
 ・記憶がまだら状に抜け落ちる。
 ・短時間ボーッとすることがある。


・この内、新しい物忘れの特徴は、「突然に」という部分。
・ふだんは普通なのに、突然、忘れる。

・また、「まだら状」だという部分も。
・旅行なら、去年の旅行は忘れているのに、
 一昨年の旅行は覚えていたりします。

・あと、「短時間」という部分も。


・この病気における物忘れは、発作。
・突然に起こる。
・それだけに、自覚しにくいようです。




原因は、てんかん


・ガッテン恒例の、実験です。
・参加してくれたのは、10人の元気なお年寄り。
・みなさん健康的で、ハキハキ、シャキシャキしています。

・みなさんには脳ドックを受診してもらった。
・MRIで検査してもらいます。

・結果は、みなさん腫瘍や委縮もなく、
 今すぐ物忘れにつながるような大きな異常はありませんでした。


・ところが、です。
・同じ画像を、国立精神・神経医療研究センターの
 渡辺裕貴 先生に見てもらったところ、
 意外なことが分かりました。

・物忘れが出る可能性がある人が、出てきたのです。
・それも、半数の方が。



・物忘れの原因となる病気とは、「てんかん(癲癇)」

・わりと聞く病名ですが、その特徴は何でしょうか?

 <子どものてんかんの特徴>

 ・突然、失神する。
 ・生まれつきのもの。
 (*ただし、てんかんのほとんどは、遺伝しない)
 ・けいれんを起こす。
 ・大人になると、治る。



・アメリカの調査で得られた、
 てんかんを最初に発病する時のグラフがあります。
・これを見ると、赤ちゃんの時が多くて、20歳の手前で下がっている。
・かつては、9割が20歳以下で発病するといわれてきました。

・ところが、です。
・このグラフには、続きがあった。

・50歳代で再び増加に転じ、80歳を迎えるころには、
 赤ちゃんの頃より多くなっています。

・ということで、てんかんを患っている方は、
 100万人と推定されるほど多い。




子どものてんかん


・てんかんの患者さんの脳の中では、
 いったい何が起きているのでしょうか?

・脳には、2種類の神経細胞があります。
・1つは、興奮性細胞
・もう1つは、抑制性細胞

・興奮くんの仕事は、信号の伝達です。
・受け取った信号を電気の波に換え、周りに広めようと働く。

・そして信号がちゃんと伝わると、抑制ちゃんがそれをなだめます。
・すると、興奮くんは、いったん静かになる。
・抑制ちゃんは、いわばブレーキ役なんですね。

・健康な人の場合、このふたりの連携プレーで、
 脳内の信号は的確に伝わります。


・ところが、てんかんの発作が起きる時は、
 なぜか、興奮くんが異常に興奮する。
・こうなると、抑制ちゃんもなす術がありません。

・必要以上の電気が流れ、脳の中はまるで、
 ショートしているような状態に。


・てんかんとは、大脳の神経細胞が過剰に活動することによって、
 発作的な痙攣(けいれん)や意識障害などを反復する状態のこと。
・突然意識を失う場合もあれば、瞬間的に意識を失う場合もある。
・また、頭痛や吐き気が起こる場合も。


・子どものてんかんはいろんな理由があるものの、
 生まれつきの性質で、興奮性細胞の方が興奮しやすい。
(*ただし、てんかんのほとんどは、遺伝しません)
・それが脳全体で起こるので、気を失ったり、
 痙攣を起こしたりする。
・神経細胞の過剰な興奮が広がることで、
 発作の症状が重くなりやすいんですね。

子どものてんかんは、神経細胞の過剰な興奮による




大人のてんかん


・では、大人のてんかん、
 高齢者のてんかんは、どうなのでしょう?

・大脳の中には、およそ140億個といわれる神経細胞がある。
・興奮くんと、抑制ちゃんがいます。

・そして高齢者のてんかんの特徴は、
 抑制ちゃんがダウンしてしまっているところ。
・そのおかげで、興奮くんを止める人がいないんですね。

・誰もブレーキをかけてくれないので、
 興奮くんはとにかく激しく興奮することに。

・さらにここで、特徴が。
・高齢者のてんかんの場合、
 興奮くんの暴走は、部分的にしか起きません。
・このため、部分的に記憶の欠落が起きるのです。

・高齢者の脳は、限られた血液量しかないのに
 部分的な脳の興奮状態が起きると、
 血液がそこに集中してしまう。
・そうすると、どうしても手薄になる箇所ができてくる。
・結果、記憶の一部が呼び出せなくなるのです。



・先ほどの実験では、物忘れになる可能性があると言われた人と、
 そうでない人に分かれました。

・可能性があると言われた人の脳のMRI画像を見ると、
 隠れ脳梗塞と呼ばれる部分がありました。
無症候性脳梗塞とも呼ばれる、
 自覚症状のない小さな脳梗塞のこと。
・70代の35%にあるという報告も。

・先ほどの調査で将来可能性があると言われた5人も、
 現在は何の問題もありません。
・ただ、将来、物忘れのような症状が出たら、
 この病気を疑った方がいいというだけ。


・隠れ脳梗塞のせいで、血液が正しく行き届かなくなる。
・その影響を一番受けるのが、抑制ちゃん。

・また、抑制ちゃんがダメになる他の理由には、
 腫瘍、ケガなどによって神経細胞がダメージを受けた場合など。


・高齢者型のてんかんの原因は、
 脳梗塞や脳腫瘍、頭部のケガなど。
・また、生活習慣病も、一因になる。





燃え上がり現象


・てんかんは、早く見つけることが大切だと言います。
・見つけないと発作症状がだんだん悪くなって、
 取り返しがつかなくなる可能性も。


・1日1回、ラットの脳に微弱な電流を流すという実験があります。
・この程度では、全身の痙攣(けいれん)は起きません。
・でもこれを2週間続けると、
 ラットは全身で痙攣を起こすようになりました。
・脳のショート状態が、部分的なものからやがて、
 脳全体への過剰興奮へと広がったのです。

・それを、「燃え上がり現象」と呼ぶ。
・小さな発作がより大きな発作を引き起こす、てんかん特有の症状です。

・だから、お年寄りの場合も、放置すると、
 全身の痙攣が起きたり、意識を失ってしまう場合も、起こりうる。




早期発見


・あるご夫妻が、取材に応じてくれました。

・78歳になる旦那さんは、5年前、
 てんかんによる意識や記憶の障害が起こるようになった。
・ところが、本人はそれを覚えてない。

・異変に気付いたのは、奥さんです。
・すぐに息子に連絡し、飛んで来てもらいました。

・てんかんを発病すると、安静にしていても、
 強い脳波が起きるようになる。
・この脳波は、脳のどこでショート状態が起きるのかを突きとめ、
 適切な治療を行うための重要な手がかりです。

・旦那さんもすぐに脳波の測定をしてもらいました。
・ところが異常が見つからず、てんかんだと断定できなかった。

・日常生活には問題ないものの、次第に症状は悪化。
・そこで奥さんは、いつ、どのような時に、
 どんな症状が出たのか、詳細に記録することにしました。

・いくつかの病院を経てたどり着いたのが、てんかん専門医。
・国立精神・神経医療研究センター病院、渡辺雅子 先生。

・奥さんのつけた記録が、治療を行うのに
 決定的な役割を果たすことになりました。

・渡辺先生は記録を見て、発作が夜に起きていることに注目。
・旦那さんに入院してもらい、長時間ビデオ脳波検査で、
 直接てんかんが起きる様子を確認することに。

・すると記録通り、夜間に発作が。
・その時に強い脳波が測定され、診断が確定された。

・こうしてようやく、本格的な治療がはじまったのです。

・それから2ヶ月、旦那さんのてんかんの症状は、
 まったく出なくなりました。
・今は前と同じように、趣味や旅行を楽しんでいます。




見分け方と薬


・渡辺雅子 先生によれば、日本全体の100万人の患者さんの内、
 8割にあたる80万人の方は、薬でほぼ発作をコントロールできるという。
(ただし、記憶の一部は戻らないことも)
・その一方で、今後、高齢者の発病増加は確実なのではないかとも。


<てんかんの症状の見分け方>

 ・良い時と悪い時の差、大。
 ・記憶がまだら状に抜ける。
 ・短時間、意識がとぎれる。
 ・無意識な動作、反復。
 ・睡眠中のけいれん。


・無意識の動作では、「身振り自動症」というものが。
・衣服をまさぐる、体を揺らすなどの動作を、無意識に行う。



・薬としては、「抗てんかん薬」が。
・10種類以上、20種類近く、日本ではある。

・それぞれの発作の症状によって、薬を使い分けます。
・患者さんのてんかんのメカニズムによって、薬を決める。

・この薬は病気そのものをよくしているわけではないので、
 脳を鎮めるため、薬は飲み続ける必要があります。
・ただ、何年も発作が起きないでいると、
 病気の勢いがだんだん小さくなって、
 そうなると薬を減らせる場合も。
・最終的には、薬をやめる可能性だってある。

(あくまで可能性であることを、ご留意ください)
(また薬の服用は、医師の指導に従ってください)



<てんかんの方の運転>

・発作が起きない状態になっていれば、
 道路交通法上、運転はできる。
・その目安は、2年間発作がないこと。
・逆に、2年以上発作が止まってない方は、運転してはならない。

(詳しいことはお近くの警察署や運転免許センターに問い合わせてください)



<成人のてんかんの診療>

・主に、精神科、神経内科、脳神経外科へ。
・そこで診断がつかないような場合、
 日本てんかん学会の会員がいる病院へ。

(子どもの場合は、小児科)


<日本てんかん協会 相談専用ダイヤル>

03-3232-3811

月・水・金(平日のみ)13:15~17:00





NHK ためしてガッテン 2012年 02月号 [雑誌]




てんかん発作こうすればだいじょうぶ―発作と介助 (「てんかん」入門シリーズ 1)


 





まさか、てんかんが物忘れにつながるとは。

また、名前はよく聞くけど、メカニズムとか知らなかった。

確かに、子どもの病気というイメージがあるけど、大人でも起きるんですね。

また、表に現れる症状が違うので、分かりにくいか。


てんかんによる物忘れは薬で治療可能だというのが、朗報ですね。

これによって改善される人も、出てくるかもしれない。

医学って、すごいな。



[まとめ]


・物忘れには、てんかんを原因とするものがある。

・子どものてんかんは、神経細胞の過剰な興奮で起きる。
・これは、興奮性細胞が抑制性細胞の働きを超えて頑張るから。
・そして、脳全体で起きる。

・高齢者型のてんかんは、抑制細胞の一部がダウンすることで起きる。
・そのせいで記憶が部分的に欠落する。
・原因は、隠れ脳梗塞や腫瘍など。


・燃え上がり現象といって、
 小さな発作がやがて、大きな発作につながることも。
・だから、早期発見は、大事。


・100万人の患者さんの内、80万人の方は、
 薬でほぼ発作をコントロールできる。





NHK ためしてガッテン 2011年 11月号 [雑誌]




ガッテン流!和食のすごい鉄則






 → 「ためしてガッテン 2011年のアーカイブ 前半」



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「不安病解消は客観視と座禅/ためしてガッテン」

今週のテーマは、不安です。

老後のこと、金融危機、自然災害、考え出すと不安になることが、いっぱい。

今はそんなに不安がない人でも、ある時、巨大化して、襲いかかって来るかも。

不安がきっかけで日常生活に支障をきたす可能性がある人は、10人に1人だといいます。


ガッテンが調べたところ、脳の中に、ちょっとした不安を巨大化させてしまうメカニズムが見つかりました。

そしてさらに、不安に勝つための簡単なエクササイズまで発見された。

不眠や体調不良に長年苦しんできた人が、たった1週間で改善してきたといいます。

それって、どんな方法だ?



2012年1月11日放送の「ためしてガッテン」より、「不眠ストレス緊張撃退 1日15分!脳の簡単トレ」からのメモ書きです。




不安解消は客観視と座禅




不安病とは?


・不安が高じて、不安病に発展することも。

・日常生活や社会生活に支障をきたす、適応障害。
・突発的な強い不安やめまいなどに襲われる、パニック障害。

・不安病とは、慢性的な不安感や急激な不安発作を主症状とするもの。


・ある女性は、3月11日の地震以来、

 一人でいる時に地震が起こったらどうしよう…
 食料品はどうしよう…
 夫が大ケガをしたらどうしよう…
 また、そういうことを考え出すと眠れない…

 そんな不安で8ヵ月苦しみました。

・それが1週間あることをしただけで、

 何とかなるさ!
 「そんなことぐらい悩みなさんな」と
 人を励ましてあげようかな、

 そう思えるようになってきたといいます。


・これは性格が変わったってこと?
・でも、性格の問題ではないといいます。

・どういうことだろう?




不安が巨大化する瞬間


・群馬県みなかみ町にあるという名所。
・それは橋の上からの、バンジージャンプだ。

・川からの高さが42mといいますから、
 考えただけでゾッとする。
・そのバンジーに、ガッテンのADさんが挑みます。
・心拍計を装着し、不安の度合いをチェック。

・通常、心拍数は65くらいでしたが、
 人のバンジーを見ただけで、93にまで上昇。
・準備をして下を覗くと、110にまで上がった。
・5分間の休憩の後、ついにジャンプ。


・と、そこに別の男の人が登場。
・ヒライさんというらしい。
・このヒライさんも、バンジーに挑戦しました。

・スタンバイ時の心拍は、88。
・下を覗いた時は、ADさんを超える134でした。

・でも、ジャンプしないで、いったん戻されます。
・5分心を落ち着かせて、今度こそジャンプ。

・ジャンプした後には、楽しかったという感想が。
・って、この人、誰?


・ところでこのふたり、飛ぶ前に5分間の休憩がありました。

・この時、ADさんは、落ち着けよう落ち着けようと、
 自分に言い聞かせていたそうです。
・でも、落ち着きは逆に、なくなってきていた。

・一方のヒライさんですが、怖いものは怖いと、受け入れている様子。
・5分間の休憩でも、特に何も考えず、川の音を聞いていたそう。

・実はこのヒライさん、全生庵の住職さん。
・僧侶なのでした。


・それぞれの心拍数が、グラフ化されました。

・ADさんのを見ると、心を落ち着かせようとした5分間で、
 心拍数は下がっていました。
・ヒライさんのはそんなに落ちてなくて、ADさんより高い。

・でも、ジャンプして心拍数が頂点にまでなるのに、
 ADさんは低い所から急激に上がるのに対し、
 ヒライさんは穏やかに上昇していた。

・つまり、ADさんはある意味、不安を無理やり抑えており、
 結果、現実を直視した時に、反動で急上昇した。
・飛ぶのを躊躇したのも、ゴムが切れるんじゃないか、
 岩にぶつかるんじゃないかと、マイナスの想像をしていたから。

・逆にヒライさんは、そんなことは考えなかったそうです。
・なぜかとスタッフが聞くと、「考えてもしょうがないから」と答えました。


・このことから分かるように、
 押さえつけたり、目を背けると、不安は巨大化するようです。




不安に悩む人


・とある50歳の女性。
・店の経営など、不安に悩んでいたといいます。

・そして不安を忘れるために、酒に頼った。
・お酒を飲んで気持ちを高揚させ、寝る日々。

・でも、そうしている内に、
 それまで気にもかけなかったようなことまで、
 大きな不安として襲ってくるようになりました。
・将来の不安などで、いつも不安になるようになった。

・専門機関のテストで不安の大きさを測ったところ、
 不安感は5段階で最も高いレベル5でした。
・このままだと、深刻な病気になりかねません。



・別の女性は、不安が原因で、外出さえできないという。
・今から15年前、昼食後にひと息つこうとソファーに座った瞬間、
 急に心臓が暴れ出して、溺れたように息ができなくなった。
・そんな状態が、30分も続きました。

・救急搬送され精密検査を受けましたが、異常は見つかりません。
・そして2日後、また発作が襲います。
・突然襲いかかってくる激しい発作。
・その不安がどんどん巨大化し、ついに外出ができなくなってしまったのです。


・2番目に紹介した人は、パニック障害という病気。
・不安の種は、発作です。
・過呼吸と、動悸が早くなる。
・それがいつ起きるか分からないので、
 対処として、外出を避けました。
・その結果、一人で外出できなくなった。

・発作自体は脳の暴走によって引き起こされているものなので、
 それによって命を落とすことはないそうです。
・それは分かっているはずなのに、
 次の発作で死んでしまうんではないかと思ってしまう。


・1番目の人は、不安の種は売り上げの低迷。
・その対処として、お酒を飲んでごまかしました。
・そしたら結果、不安の種が増えてきてしまった。

・自分の人生は大丈夫かと、思ってしまう。
・このままでは、適応障害になる可能性も。


・この二人に共通するのは、
 考えたくないのに次々と不安なことが浮かんでしまう点です。

・でも、どうしてこうなってしまうのだろう?




不安が巨大化するメカニズム


・説明のために出て来てくれたのは、客観視くん。
・正式名称は、背内側前頭前野です。

・客観視くんは、ふだんわたしたちの頭の中を、
 客観的に見渡すのが仕事。

・悩みの種は、最初から頭の中にある。
・例えば、最近は売り上げが減ったな~と思う。
・すると、客観視くんがそれを不安と認識。
・しかし、20~30分で、悩みはストップします。

不安は心の警報装置。
・通常は20分~30分程度で収まる。


・対策を立てたり、論理的に処理することによって、
 落ち着いてくるんですね。


・ところが、客観視くんに変化が。
・何らかの理由で、活動が落ちてしまいます。

・お酒を飲んで忘れようとしたり、
 意識して考えないようにすることで、
 客観視くんの視力は衰えてしまう。

・すると、どうなるか?

・見えなくなった不安の種を見ようと、
 客観視くんはより近づいていきます。
・そして、酔いがさめたり、現実が目の前に来た時に、
 客観視くんは視力を取り戻す。

・結果、近づいている分、不安の種をアップで見てしまうんですね。
・しかも、その近くにある他の不安まで、見てしまう。

・元々は遠くで見ていた不安の種。
・それが近くで見たために、大きな不安に。
・しかも、近隣の不安まで、見てしまう。

・不安の種の大きさは同じなのに、
 見方で、それを大きくしてしまっているのです。

・さらに、これで弱ってしまった客観視くん。
・弱ってしまって、監視台に戻ることができません。

・これが、不安から不安病になる瞬間なのでした。


・背内側前頭前野を含む前頭前野の働きを、
 パニック障害の人と健康な人とで比べた場合、
 パニック障害の患者さんは、血流が悪くなっているのが分かる。


・この客観視くんが弱ってしまうという状況は、
 誰にとっても起こりうる状態だという。


・では、客観視くんを元気にするには、どうしたらいいんだろう?
・そのヒントは、ヒライさんの生活の中にあるという。




座禅で回復


・東京都台東区にあるお寺。
・そこにヒライさんこと、平井正修 住職がおられました。
・毎朝1時間、座禅を組みます。

・座禅中何を考えているのかと聞くと、こんな答えが。

・言葉として言えば、何も考えていないということになる。
・でも、ふっと考えが浮かんだものを、
 そのままふっと受け流していく。
・それにいちいち、取り付かない。



・世界中で大ブームだという座禅。
・2005年にアメリカで発表された研究では、
 座禅などの瞑想を続けると、
 脳のある部分に驚くべき変化が起きることが分かったといいます。

・そこで、ヒライさんに協力してもらい、実験を。
・座禅中の脳の血流を、詳しく調べます。

・座禅はおよそ、15分間。
・比較のため、あのADさんにも参加してもらいました。



・ところで、この画像を見て、どう思います?

カレー


・座禅とはいわば、この絵を見て、
「ああ、カレーライスだな」
 これにとどめること。
・連想してはダメなのだそうです。


・一休さんの「気にしない、気にしない」と同じ?
・「ひと休み、ひと休み」


・あるがままを素直に見る。
・それが、背内側前頭前野、客観視くんを鍛えることだったのです。

・先ほどのアメリカの論文ですが、
 座禅などの瞑想を続けた人の脳では、
 背内側前頭前野が通常の人と比べて
 分厚くなっていることが分かった。

・神経細胞が、増えるのです。
・客観視くんの能力も高まると考えられる。


・先ほどの実験の結果ですが、
 ヒライさんの脳の血流は、安定してました。
・一方、慣れてないADさんには変化があった。
・血流が下がっていました。

・いろいろ考えることで、客観視くんの活動が落ちてたんですね。




不安解消?


・ここでまた、実験。
・40代から70代の男女10人に、集まってもらいました。
・不安が大きくなって、体にも悪影響が出てきた人たちです。

・まずみなさんに、心の状態を測るテストを受けてもらう。
・緊張、不快感、疲労感、抑うつ感、不安感の5つを、グラフで表します。

・みなさんの結果を見ると、
 危険や注意のゾーンに突入している人がほとんどでした。


・そこに現れたのは、早稲田大学の熊野宏昭 教授。
・不安から抜け出す方法を教えてくれるといいます。

・熊野教授は、不安を抑える脳のエクササイズを伝授してくれた。

・そして1週間後、みなさんに変化が。

・店の経営に悩んでいた女性は、こう思うようになったという。
・大難が小難に、小難が無難にと。
・少しずつ変化している自分に会えました。

・他の人たちも、ずいぶん表情が明るくなっています。

・ある人は、仕事のことが頭から離れなくて眠れなかったのが、
 眠れるようになった。

・別の人は生活にハリが出て、
 つまらないことに時間を割いてたなと思えるようになりました。
・ダメなものはダメ、何とかなるさと、そういう気持ちが芽生えた。


・例のテストを1週間後に受けてもらったところ、
 ほとんどの人が改善していました。

・ふつう、物を考えている時というのは、どんどん連想が広がる。
・だから、心配事を考えると、それが現実と違うと分かっていても、
 考え続けている間は、それが分からない。
・だからそれが、どんどん本当のことだと思えてしまいます。
・そして、不安が強くなる。

・それを離れたところから見ることができれば、
 客観視くんが働きはじめることになります。

不安から抜け出す脳のエクササイズとは、
 自分の心を客観視する力を高めて、
 思考と現実との違いを見極めること。

・その練習なんですね。


・それは座禅と同じで、今に集中すること。
・今に集中すれば、考えないですみます。

・昔のことを思い出して心配したり、
 あるいは、未来のことを想像して心配したり、
 そうではなくて、
 “今”を常に考えることで、不安の渦から抜け出せる


・その方法を、熊野先生が教えてくれました。




簡単脳トレ


[方法]

・イスに座って、リラックスします。
・軽く目を閉じて、小川と落ち葉を思い浮かべる。

・落ち葉が、川の上を流れていく。
・そんな情景を、眺めます。

・次に、自分の心の中に、注意を向けます。
・「いったい、何をやっているんだろう?」
 そう思うかもしれないし、
 「これで本当にうまくいくの?」
 そう思うかもしれない。
・そんな心の中に浮かび上がる思考を、
 葉っぱに乗せて川に流します。

・出てきたものを、乗っけて流す。
・出てきたものを、乗っけて流す。



・考えたことを流すことで、本当の現実が見えてくるわけ。




[不安から抜け出すおまじない]


「…と、思った」


・例えば仕事で失敗すると、
 「何をやってもダメだな~」
 「失敗ばかりだな~」
 そう思ってしまう。

・そう考え過ぎることで、それを現実だと思い込んでしまいます。

・そういう時に、この一語をつける。

 「何をやってもダメだな~…と、思った」
 「失敗ばかりだな~…と、思った」

・思ったのであって、現実ではないと。




・考える内容を変えようとしたり、
 考えること自体をやめようとすると、
 だいたい失敗する。

・そうではなくて、考えるのはどうしようもないのだから、
 浮かんでくるのはいい。
・ただ、現実とは違うんだと客観視することができると、
 それに邪魔されないで、自分がやりたいことができるようになる。

・心を客観視する力を鍛えると、不安にとらわれない性格に!





NHK ためしてガッテン 2012年 02月号 [雑誌]




ストレスに負けない生活―心・身体・脳のセルフケア (ちくま新書)


 





心配事は、誰にだってあると。

でも、それから目を背けようとすることで、逆にアップで見て、実際より大きく認識してしまう。

また、考えていることと現実を混同し、これまた心配事を実際より大きくしてしまう。

なので、今に集中し、適度な大きさの不安と接しましょうというわけ。

考えないのは無理だし、不安をゼロになくすのも、無理。

無理なことをするから疲れるので、あるがままを見て、適度な不安とつき合いましょうというわけか。

それが結果として、負担を減らすことになると。

想像して大きくしてしまっていた不安が、小さくなる分、軽くなる。

それによって不安が解消されたり、吹っ切れたり、眠れるようになるんですね。



[まとめ]


・抑えつけたり、目を背けると、不安は巨大化する。
・不安が大きくなるのは、客観視できていないから。
・実際より、不安を大きく認識してしまう。

・座禅や瞑想をすることで、脳の血流がアップ。
・背内側前頭前野、客観視くんも鍛えられる。

・頭の中で考えていることと現実の違いを見極められると、
 客観視くんは回復してくる。
・今に集中すると、考えないですむ。





NHK ためしてガッテン 2011年 11月号 [雑誌]




最後のサムライ山岡鐵舟





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