「危険な こむら返り、閉塞性動脈硬化症/ためしてガッテン」

今日のテーマは、サッカー日本代表の清武選手も悩まされている、ある体の異変です。

それは、足がつった時の激しい痛み。

スポーツ中や寝ている時など、足がつることってありますよね。

成人のおよそ3割が、月に1回以上、足がつるという。


今回、衝撃的な事実が分かりました。

足がつるという症状の中には、生命に影響を及ぼすような病気の前兆である場合があるのです。

って、たいへんじゃないですか!



2012年4月25日放送の「ためしてガッテン」より、「痛ッ!“足がつる”に隠れた危険な病とは?」からのメモ書きです。




危険な こむら返り




こむら返りに潜む病気


・足がつる症状。
・よく「こむら返り」と言いますよね。

・今回分かったのが、
 こむら返りの中に危険な病気が
 潜んでいる場合があること。

・「こむら」とは、
 すねの後方のふくれたところ。
・ふくらはぎですね。

・つることは
 誰にでもあると思うのだけれど、
 そこに潜む危険な病気とは
 いったい何なんだろう?


・夜中に足がつることが多くなった、男性。
・気になるので、病院を訪れました。
・軽い気持ちで受診したのですが、
 これが思いがけない事態に。

・お医者さんは言いました。
・すぐに入院してください。
・放置しておくと、
 足を切断しなければならない可能性が
 あります。

・現在の男性。
・治療を受けた結果、足の切断は免れました。
・しかし、あの時の衝撃は忘れられない。



・腰痛の医学論文は、国内外で
 24,266件ヒットします。
・でも、これが こむら返りだと、
 461件だけ。

・内容を見ても、以下のような文言が。

・「ほとんど研究がない」
・「こむら返りが生じるメカニズムは明らかでない」
・「科学的な裏付けが十分ではなく」
・「一定の見解が得られていない」

・このように、あまり研究されてないようです。


・そんな中で出てきた重大な病気って、
 いったい何なんでしょうね。

・今週のガッテンでは、
 命に関わるこむら返りを
 自宅で簡単に見分けられる方法を
 教えてくれるそうです。




自在に足をつらせられる男


・研究するには、
 足がつる瞬間を見るのが一番。
・そこで名付けられたテーマ名が、これ。

・Twutter(ツッター)。
・こむらがえり なう。


・でも、足って、
 いつ つるか分かりませんよね。
・そんな中、貴重な人が
 ガッテンスタッフにいました。

・それは、Kデスク。
・この人は、自由自在に
 足をつらせることができるのです。
・水泳の練習中 頻繁に足がつるうちに、
 できるようになったといいます。

・身近にいい人がいたということで、
 筋肉のスペシャリストに協力をしてもらうことに。
・神奈川大学人間科学部、衣笠竜太さん。

・足がつる瞬間、超音波を使って
 筋肉の内部を捉える。

・Kデスクが足をつらせる方法は、
 強制足つり法。
・ふくらはぎに無理やり力を入れるだけ。

・さあ、実験開始です。

・Kデスクが力を入れると、
 筋肉が収縮しているのが
 解析画像からも分かりました。

・そして、5秒後。
・こむら返り発生。

・超音波の映像を見ると、
 筋肉の繊維が震えているのが分かります。
・力を入れてプルプルしている
 ようにも見えますが、
 本人は力を入れていない。

・いったい、どういう状態なんだろう?


・スタジオには、Kデスク本人が登場。
・M1グランプリのBGMにのっての登場です、
・本人は少々恐縮気味。

・さあ、みなさんの前で、足をつらせます。
・失敗したらどうしようと言うKデスクに、
 ゲストの瀬川さんは祈った。
・「うまく、つりますように」

・数秒後、見事に足がつりました。
・ふくらはぎが硬くなっているのが、
 見ただけでも分かります。

・一度 元に戻して、
 反対側の足で再度やります。
・つる瞬間に、ふくらはぎが
 ボコッともりあがった。

・まれに、こういう人はいるそうです。


・さて、実験に戻ります。
・ふくらはぎの筋肉、腓腹筋(ひふくきん)に、
 6個の筋電計をつけて、力を入れてもらいました。
・すると、6か所すべてに反応が出た。

・さらに、足がつった後、
 本人には力を抜いてもらいます。
・すると1ヵ所だけ、
 力が抜けてない場所があることが分かった。

・筋肉の一部だけが、
 本人の意思に反して、
 収縮し続けているのです。

・緩もうとしている周りの筋肉と、
 縮み続けようとしている一部の筋肉で、
 引っ張りっこをしている状態。

・この引っ張り合いが、
 裂けるような痛みの原因ではないかと
 考えられている。




足つり実験


・足がつるのはどんな時か、
 大実験が行われた。

・集まったのは、
 ふだんあまり足がつることはないという
 健康な男性が6人。

・実験に協力してくれたのは、
 足の筋肉を研究して10年、
 国立米子工業高等専門学校の
 大野政人さん。
・先生は、<足つり判定テスト>を
 開発したのです。

 <足つり判定テスト>

 (1) うつ伏せになる。
 (2) (かかとをお尻につけるようにして)
   ヒザを曲げて力を入れる。


・つりやすい状態になっていると、
 これでたちどころに足がつるんだって。


・さあ、実験の開始です。

・条件(1)は、冷え。
・水風呂に足をつけてもらいます。
・時間は、30分。

・条件(2)は、激しい運動。
・2時間、自転車こぎを続けてもらう。

・条件(3)は、脱水。
・3時間、サウナに断続的に入ってもらいます。

・さあ、この3つの中で、
 足がつりやすくなったのはどれだろう?



・さあ、実験結果の発表です。

・冷えチームは、2人とも足がつった。
・運動チームも、2人ともつりました。
・そして脱水チーム、こちらも2人ともつった。

・3条件とも、つりやすくなるのか。


<2000人に聞いた、こむら返りがつる状態>

第1位:寝ている間。

第2位:運動中。

第3位:妊娠中。

第4位:体が冷えたとき。

第5位:疲れているとき。



・その他の意見は、以下の通り。

・水泳中。
・入浴中。
・運転中。

・風邪のとき。
・かかとの高い靴を履いたとき。
・爪を切るとき。


・これらを見て言えることは、
 足に何らかの悪条件が加わった時に
 起きているということ。

・では、悪条件が加わると、
 なぜ筋肉が異常収縮するんだろう?




こむら返りのメカニズム


・足つりテストのポーズをとると、
 ふくらはぎの筋肉が収縮します。
・その時に悪条件が重なると、
 こむら返りが起きる。

・式にすると、
 <ふくらはぎの筋肉が収縮+悪条件=こむら返りが発生>

・問題は、この時に、
 体の大切な働きをつかさどる
 ある部分に異常が起きていること。


・そこで登場したのが、<筋ちゃん>。
・人間の筋肉の中にいる、バネ状の物体らしい。

・束になっている、筋肉の繊維。
・束をそっとひろげると、
 細長い物体が出てきました。

・それに色を付けて拡大してみると、
 中にバネが見えましたよ。
・これは筋紡錘(きんぼうすい)
・これが筋ちゃんです。

・筋ちゃんは、走っている時や
 ストレッチをやり過ぎた時など、
 筋肉が伸びすぎて切れるんじゃないか
 という状況に陥った時に、
 「なんでそ~なるの!」
 「伸びすぎないの!」
 「筋肉よ縮め!」
 そういった指令を出す。
・つまり、筋肉の伸びすぎを防ぐのです。


・ここで登場するのが、<腱さん>。
・腱さんは、アキレス腱の中にいます。
・同じく、バネ状の物体。
・正しくは、腱紡錘(けんぼうすい)

・筋肉が縮む時というのは、
 腱が引っ張られて伸びている。
・腱さんこと腱紡錘の仕事は、
 アキレス腱が伸びすぎるのを防ぐこと。

・その守り方に、ポイントがありました。
・腱さんは、ちょっと不器用なのです。

・腱よ縮めと言いたいけれど、自分では言えない。
・そもそも、アキレス腱は、そうそう
 伸びたり縮んだりするものではない。
・だから、筋肉に指令を出すんですね。
・筋肉よ縮むな。


・これで分かりましたね。
・筋ちゃんは、「筋肉よ縮め」と言う。
・腱さんは、「筋肉よ縮むな」と言う。
・この両者の間で絶妙なバランスをとって、
 いいところで落ち着いているのが、
 わたしたちの筋肉。


・では、こむら返りは、
 どういう状態で起きるのでしょう?


・あれ?
・腱さんの調子が悪くなってきた。

・腱さんを元気じゃなくするもの、
 それが過度の運動、冷え、脱水。

こむら返りは、筋肉とアキレス腱を
 調整するシステムのバランスが崩れると
 起きるのです



・足がつった時、アキレス腱を伸ばしますよね。
・あれはアキレス腱への刺激で、
 腱さんが本来の働きを取り戻すように
 促しているのです。


・むむ?
・でも、1位は寝ている時ですよ。
・なぜ、寝ている間に、よく足がつるの?




寝る時に足がつる理由


・先ほどの実験のあと、十分な水分と栄養を補給。
・あたたかい布団で、たっぷりと睡眠をとってもらいます。
・これで、腱さんに元気になってもらおうというわけ。

・そして午前6時。
・目覚ましの音で、起床。
・再度、足つりテストを実施します。

・腱さんは休めただろうし、
 もう足はつらないはず。

・そう思いましたが、全員、足がつった。
・これは、どうして?


・腱さんは長時間動かさないと、
 働かなくなることがある。
・しかも、寝ている時というのは、
 足首が伸びていることが多い。
・そんな時に、夢の中で、
 体を動かすようなシーンがあると、
 ふくらはぎに思わぬ力が入って、
 足がつってしまう。

・寝ている時は、ふくらはぎの筋肉が縮んでいる。
・そして、ふとした拍子につりやすいと。



・わたしたちの筋肉は、
 筋ちゃんと腱さんによって、
 正常な状態に保たれている。
・その絶妙なシステムが崩れた時に、
 こむら返りが起きるんですね。

・ガッテン! ガッテン!




足上げテスト


・あとは、最初の話題。
・命に関わる こむら返りとは、何なのでしょう?


・危険なこむら返り。
・それを見分けるためのヒントが、
 VTRの中にあるという。

・ドワーフラビットですか。
・かわいい~!
・ヒザに抱かれ、お腹を見せています。

・お次は、ハムスターの赤ちゃん?
・眠っているところを、
 指で仰向けにした。

・3匹のワンちゃん。
・訓練されているのかな?
・3匹ともお腹を見せてます。

・ニャンコも、
 チャノドメキシコインコも、
 チャボも、
 ヨーロッパミドリヒキガエルも、
 ヒョウモントカゲモドキもまで、
 みんなお腹を見せていました。


・一番最初に登場した男性と
 同じ症状を持つ患者さんの診察風景。

・仰向けに寝て、足を支えてもらいながら、
 両脚を上げます。
・そこで、足首を動かしている。
・曲げたり伸ばしたり、曲げたり伸ばしたり。

・むむ!
・すると、片方の足の裏が、真っ白になったぞ!

・片方だけ白くなると、
 病気の可能性があるらしい。


・いったい、何が起こってるんだろう?

・脚の血管を見てみると、
 あれ? 途中で切れている?
・途中で詰まってしまって、
 血液の通り道になってないんですね。

・これは、全国に700万人もいると考えられている
 「閉塞性動脈硬化症」

・動脈硬化によって太い血管が詰まり、
 血液が十分に通わなくなるのです。

・血管が詰まってしまうと、
 酸素や栄養分が十分に届きません。
・それによって、例のシステムの
 誤作動が起こりやすくなってしまう。

・他にも、片足だけしびれる、
 歩くと足が痛むが休むと治まる、
 この場合も、閉塞性動脈硬化症の可能性が。

(もちろん、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの場合もあります)




 <足上げテスト>

 ・両足を支えてもらうか、壁に足をかける。
 ・30秒から1分間、足首を動かす。


足上げテスト

 (ソファーやベッドから落ちないように、気をつけてください)

・足の甲の色でも、見分けはつくそう。
・色が変わってないか、見てみましょう。



・閉塞性動脈硬化症の治療法ですが、
 通常は足の血流を改善する手術を受けます。

・でも、手術をしないでもすむ
 画期的な治療法があるそう。




血管が生まれる治療法


・ある治療法のおかげで
 血流が元に戻ったという、男性。
・今では、近くの河原を
 1時間以上かけて歩くのを日課にしている。

・でも、6年前は、
 100メートル歩くだけで
 足がつっていました。
・激しい痛みで、とても歩き続けることが
 できなかった。

・病院であの足を上げるテストを受けたところ、
 左足の色が真っ白。

・脚の血管が詰まった場合、
 手術をすることがあります。
・人工血管による、バイパス手術。

・でも、お医者さんは、意外な方法を指示した。
・それで、血管が新しくできるという。

・半信半疑だった男性ですが、
 やってみると驚くべきことが起こりました。
・詰まった血管の横に、
 何と、新しい血管ができたのです。
・手術もしてないのに、ですよ。

・これで足の血流が、大幅に改善しました。
・その治療法って、どんなもの?


 <治療法>

 ・1分歩いて、3分休憩。
 ・これを、10回繰り返す。

 ・この散歩を、週に3回。



・はやい人だと3週間ほどで、新しい血管ができる。


・スタジオに来てくれたのは、
 愛知医科大学 血管外科の太田敬 教授。

・先生によれば、やみくもに歩いてはダメだそう。
・少し歩いて、筋肉に血が足りてないことを知らせる。

・筋肉に血が無いということが分かると、
 人間の体はそれを補うために、
 体内に新しい血管をどんどん作る。

・閉塞性動脈硬化症の8~9割の人が、
 歩くことで新しい血管が発達し、
 症状が改善するといわれる。

・ただし、重症の方は、手術などが必要。


・閉塞性動脈硬化症があると、
 脳や心臓の血管にも
 動脈硬化があることが多い。
・つまり、脳卒中や心筋梗塞になる可能性もあるので、
 閉塞性動脈硬化症を見過ごさないことが大事。



 <こむら返りが起こる病気>

 ・閉塞性動脈硬化症。
 ・下肢静脈りゅう。
  (脚の静脈に血がよどむ病気)
 ・腰部脊柱管狭窄症。
 ・糖尿病。
 ・肝硬変。


・こむら返りが、さまざまな病気の早期発見に
 つながる可能性も。

・こむら返りが短期間に頻繁に起きる場合は、
 一度病院へ。





NHK ためしてガッテン 2012年 05月号 [雑誌]




習慣は力!『らくらく毛管運動』で若返る


 





真っ白な足の裏は、衝撃的でしたね。

右の足がよくつるけど、これは椎間板ヘルニアによる脊柱管の狭窄かな。

でも、一応、あとで足上げテストをしてみよう。


今週も結局、血管だったか。

ということは、生活習慣の改善が大事だということですね。

健康は、そこから。



[まとめ]


・足つり判定テスト。
・うつ伏せになって、かかとをお尻にちかづける。

・ふくらはぎの筋肉が収縮+悪条件=こむら返りが発生。

・筋肉の伸びすぎを防ぐ、筋紡錘。
・アキレス腱の伸びすぎを防ぐ、腱紡錘。
・この筋肉とアキレス腱を調整するシステムの
 バランスが崩れると、こむら返りは起こる。

・腱紡錘は長時間動かさないと、
 働かなくなることがある。
・しかも、寝ている時は、その姿勢から、
 ふくらはぎの筋肉は縮んだ状態に。
・なので、寝ている時も、足がつりやすい。


・脚の太い血管が詰まる、閉塞性動脈硬化症。
・これによって、こむら返りが起こりやすくなる。
・危険なこむら返りとは、このこと。

・足上げテストで、片方の足だけ色が変われば、
 その可能性があります。

・治療法は重症の場合、手術。
・そうでない場合は、
 1分歩いて3分休憩を10回繰り返す。
・これを週3回行うことで、
 新しい血管ができてくる。





次回は5月9日の放送、「信じられん! パセリを激ウマに変える30秒技」。





NHKためしてガッテン ガッテン流の運動法でラク~にやせる、若返る。: 【完全保存版】実践DVD付き (生活シリーズ)




ガッテン流!脱・糖尿病の新ワザ NHKためしてガッテン






 → 「ためしてガッテン 2011年のアーカイブ 前半」




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「低位舌と平滑舌、牛乳テスト/ためしてガッテン」

なかなかじっくり見る機会がない、自分の舌。

みなさんライトをかざしていますが、何を探してるんでしょう?

そこにある奇妙なモノの正体とは?


舌診とは、何のこと?

牛乳テストで、何が分かるの?

低位舌や平滑舌って、何だ?



2012年4月18日放送の「ためしてガッテン」より、「舌を見て100%危ない病気を見抜く法」からのメモ書きです。




低位舌と平滑舌、牛乳テスト




舌診


・舌の色や形、舌苔などをみて
 診断する方法を
 「舌診(ぜっしん)」と言う。

・スタジオに登場したのは『舌診マシーン』。
・千葉大学工学部の
 中口俊哉准教授が協力してくれました。

・穴から舌を出して撮影。
・診断してくれるそうです。
・来年から、診療現場に導入される予定。

・さっそくゲストの宮本亜門さんに
 試してもらいます。

・舌の画像と共に、解析結果が出ました。

 ・お血の疑い 0%。
 ・紅舌の疑い 7%。
 ・淡白の疑い 0%。

・この項目の意味は?



・江戸時代に書かれた舌診の教科書、
 それが「舌胎図説」
・たくさんの舌の症例が、描かれています。

・くま取りのような模様、
 ゴマのような斑点、
 3色に分かれた舌まであります。
・色や模様などによって、
 2000種類以上にも分類されている。


・この舌診を現代に受け継ぐのが、
 千葉大学附属病院 和漢診療科の
 並木隆雄さん。
・舌を見つめて25年の
 漢方のスペシャリストです。

・舌を見るのは、わずか5秒ほど。
・それで診断します。

・ある女性は舌が紫色で、
 膝痛と診断されました。
・全体に紫。

・別の女性は、少し紫がかっていて、
 更年期障害と診断された。
・こちらは全体ではなくて、まばらです。


・でも、舌診て、舌の何を見てるんだろう?

・ここで並木先生に、クイズに挑戦してもらいました。
・名付けて、「クイズ 舌みてガッテン!」
・舌の写真を見て、病名を当ててもらいます。

・1枚目、やや赤みがかっていて、
 白い苔が多い。
・先生が導き出した答えは、胃炎です。

・でも、答えは、腎臓病。
・あれ?

・気を取り直して、2問目です。
・これは、赤くてイチゴのような舌。
・先生は、頭痛と診断しました。

・でも、答えは、不眠症。
・あれ? また間違い?

・この後も続けましたが、
 結局、全問不正解でした。

・そこで先生は言った。
・「舌だけでは、何もわからないんです」


・そもそも、舌診は何のために行われるんだろう?

・亜門さんの診断結果に出てきた言葉ですが、
 それぞれ以下のような意味になります。

・お血は、血のめぐりが悪い状態。
・紅舌は、熱を帯びた状態。
・淡白は、気血が不足、体の冷えた状態。

・ということは、状態が分かるのであって、
 病気の名前や症状が分かるわけではないと。
・今この瞬間の、体の状態を捉えているのです。

・つまり、舌診の目的とは、
 病名や症状が既に判明している人に行い、
 体調や体質にあった薬を
 的確に処方することなのです。



・なので、先生が病名を当てられなくても
 当たり前。
・今回は、わざわざ番組に付き合ってくれたのです。




牛乳テスト


・今度は、素人でも分かる舌の見分け方。
・それには、牛乳を使います。


・ここでガッテン恒例の大調査を実施。

<牛乳テスト>

・牛乳を口に含んで、舌と上あごの間に
 こぼれないように閉じ込めます。
・そのまま「イー」の形をして、
 唇を閉じずに飲み込んでもらう。


(高齢の方、幼児、持病のある方は、行わないでください)


・これを街でやってもらったところ、
 失敗する人が続出。
・牛乳を吹いちゃう人まで出た。

・でも、笑いごとではありません。
・これができない人は
 恐ろしい病気になる可能性がある。

・その病気とは、肺炎。
・日本人の死因第4位。
・肺に激しい炎症を起こす
 恐ろしい病気です。

・さらには、歯がボロボロ抜け落ちる病気や、
 交通事故、二重あごまで。
・牛乳テストとこれらに
 何の関係があるというのだろう?



・その前に、牛乳が漏れる人と漏れない人、
 いったい何が違うんだろう?

・「こういう人たちは絶対に漏れません」
・そう紹介された人たちがVTRで登場。

・1人目の女性は、器用に舌を回転させた。
・左右ともいけますよ。
・さらには舌の周囲を折って、波型に。
・まるで、花みたい。

・男性は、舌で口の中に口をつくりましたよ。
・魚のように、パクパクさせます。

・次の男性は、舌を飲み込んだ。
・裏っ返しにして、のどちんこより
 奥に行っちゃいました。

・海外の男性は、舌を持って伸ばし、
 アゴ先につけました。

・何だこの、ビックリ人間大集合は。


・スタジオに舌の模型が運ばれました。
・舌って、見えない部分の厚みが、
 5センチもあるんだって。


舌の筋肉
(イメージ図)


・舌が複雑な動きができるワケ、
 それは舌が筋肉のカタマリだから。
・筋肉が7つもあって、
 複雑な動きを可能にしている。




低位舌


・ところで、
 牛乳テストで分かる舌の病気ですが、
 「低位舌」と言う。

・正常な人に比べて、低位舌の人は
 字の通り、下の方にあります。

・舌には本来、納まるべき場所がある。
・何もしてない時、舌は、
 上あごにくっついています。
・でも、低位舌だと、間が空いています。

・筋肉のカタマリである舌は、
 筋力が低下すると
 自分の重みを支えきれなくなり、
 下がるそうなのです。

・原因は、1つには老化。
・舌を上あごにくっつける力は、
 20代に比べ80代では半分以下になる。


・ここで問題になるのが、
 空気の通り道だといいます。
・低位舌の人は、空気の通り道が狭くなる。
・舌で道が、押さえ込まれてしまうんですね。

・交通事故の原因で最近注目されているのが、
 睡眠時無呼吸症候群。
・舌で気管がふさがれると、
 苦しいので夜眠れない。
・すると昼間に猛烈な眠気に襲われて、
 交通事故を起こしてしまう。


・また、低位舌だと、
 知らず知らず、口呼吸をしてしまう。
・口呼吸をすると、口が乾く。
・乾くことで口臭を引き起こしたり、
 雑菌が繁殖しやすくなるので
 歯周病にもなりやすい。


・舌が下がることによって、
 二重あごも引き起こされてしまいます。


・ものを飲み込む時、
 スイッチになっているのが
 舌が上あごにくっつくこと。
・これで食道と気管とを
 切り替えます。

・低位舌の場合、
 このスイッチが入りにくいので、
 ものが気管に入ってしまう。
・これが誤えんの原因となり、
 誤えん性肺炎につながってしまう。
・年間10万人以上が亡くなる肺炎は、
 ほとんど誤えん性肺炎だといいます。



・牛乳テスト以外でも、
 低位舌になっているかどうか、
 一瞬で見分ける方法
があります。

・それは、下の歯による舌の歯形
・上あごに舌がおさまってないで
 下がっているため、
 歯形がどうしてもついちゃうんですね。

・そしてもうひとつの特徴が、
 白っぽい色
・上あごに舌が納まっていれば、
 表面が当たるので汚れがとれる。
・ところがちゃんと当たっていないと、
 汚れが残って白っぽく見える。

・ただし、歯形があって白っぽくても、
 牛乳テストができた人は問題ない。


・誤えんや気管が狭くなるという、低位舌。
・要注意ですね。

・ガッテン! ガッテン!




舌のザラザラ


・舌の状態には、以下のようなものもある。

 ・地図状舌。
 ・溝状舌。
 ・黒毛舌。


・でも、本当に怖いものが、他にあるそう。


・舌の奥にある、突起。
・それが「有郭乳頭」
・これは、誰にでもあるものです。

・脂肪を分解する液を出したり
 味を感じたりする
 ありがたいボツボツなんだ。


・今度は舌の表面を見ると、
 無数の白い点々が見えます。
・電子顕微鏡で拡大すると、
 トゲトゲなのが分かる。

・毛が1本だけの筆。
・これで手の甲をなでても、
 感じません。
・でも、舌だと、すごく分かる。

・舌の表面のザラザラは、このためにあります。
・口の中に入ってきたものの感覚を
 増幅させて伝えるためにある。

・その理由は、1つは異物を排除するため。
・もう1つは、食感を味わうため。


・上で紹介した3つの舌の状態ですが、
 病気ではありません。
・地図状舌、溝状舌、黒毛舌、
 これらは痛みがなければ、
 ほとんど心配ない。

・黒毛舌は、ザラザラ(糸状乳頭)が
 長くなっている。
・そこに食べ物や抗生物質などで
 色がついた状態。

・溝状舌は、高齢者に多い。
・ザラザラが短くなった部分に
 シワが寄ってできます。

・地図状舌は、部分的にザラザラが短くなり、
 それが模様のように見える。


・このザラザラは、
 3日くらいですべて入れ替わります。
・口は異物が入るところなので、
 敏感でいてもらわないと困る。
・だから、いつも
 新鮮なザラザラがあるようにできている。




平滑舌


・ところで、舌の怖い病気って何?


・千葉県に住む69歳の女性。
・けんちん汁を作ったのですが、
 入っているのはお水と具だけ。
・調味料は使っていません。

・理由は、舌が痛むから。
・お米1粒1粒が舌に突き刺さるように
 感じるため、主食はパンです。

・わずかな刺激で、すさまじい激痛を感じてしまう。

・この病気は、「平滑舌」
・女性の舌をマイクロスコープで
 見せてもらったところ、
 ザラザラがほとんどありませんでした。


・鶴見大学 医学部教授、
 斎藤一郎さんがスタジオに来てくれました。

・平滑舌になる病気としては、以下のようなものが。

ドライマウス
・唾液が出なくなる病気で、
 潤滑油の役割をする唾液が無くなるので、
 舌がこすれてザラザラが無くなってしまう。

鉄欠乏性貧血
・重度の貧血になると
 粘膜の再生が円滑に行われなくなり、
 結果として平滑舌になる。

亜鉛などミネラル不足


・舌のザラザラは、粘膜を保護してくれる。
・その保護してくれる粘膜が無くなると、
 舌に痛みを感じるようになってしまう。

・普通にしていても不快感や違和感がある場合は、
 ぜひ受診を。
・舌の悩みがある場合は、まず歯科医院へ。

・原因がドライマウスの場合は、
 唾液を分泌させる薬を処方する。
・その他にも対処方法があるので、
 やはり受診するのがいいようです。

・ちゃんと対処すれば、
 個人差があるものの、
 2週間ほどで再生されるらしい。




低位舌を治す方法


・最後は、

 <超カンタン!低位舌を治す方法>

 「ベロは宝(べろはたから)」
 
「べ」は、思いっ切り舌を真下に突き出して発音。
 出したり戻したりすることで、
 舌の位置を高く持ち上げる筋肉を鍛える。

「ろ」と「ら」は、
 舌をなめらかに動かすために筋肉を鍛える。

 「た」と「か」は、舌先、舌の奥を、
 強く上あごに押しつけるため、
 食べ物をのどの奥に送る筋肉を鍛える。


 この言葉を、1日20回、繰り返す。


・1日1回で、OK。
・早ければ数日で、
 トレーニングの効果が実感できるそう。





NHK ためしてガッテン 2012年 05月号 [雑誌]




「現代病」ドライマウスを治す (講談社プラスアルファ新書)


 





ちょうど舌を見てたところなので、ビックリしました。

歯科検診が近いので、口の中をチェックしてたんですけどね。


牛乳テスト、何とかできました。

でも、けっこう、ぎこちなかった。

慣れると、そうでもないけど。

一応、「べろはたから」をやっとくか。


いつもはないけど、熱出して寝込む時など、地図状舌に近くなることはあるなあ。

あと、食べ物の色が舌につくこともある。

昔、ザ・ベストテンで、H2Oがなってなかったかな。



[まとめ]


・舌診の目的は、
 病名や症状が既に判明している人に、
 体調や体質にあった薬を
 的確に処方すること。


・牛乳テストで、
 低位舌かどうかわかる。
・他の特徴は、
 舌に歯形がついている、
 白っぽい色。

・何もしてない時、舌は
 上あごにくっついている。
・でも、低位舌の人だと、
 隙間ができる。

・低位舌は、
 睡眠時無呼吸症候群、
 口呼吸による口臭や歯周病、
 二重あご、
 誤えん性肺炎を引き起こす可能性が。

・でも、低位舌は、
 「べろはたから」の発音で治る。


・舌のザラザラが無くなる病気、
 平滑舌。
・原因は、ドライマウス、
 鉄欠乏性貧血、
 亜鉛などのミネラル不足。

・舌の悩みがある場合は、まず歯科へ。





次回は、「痛ッ! 『足がつる』に隠れた危険な病とは?」。





NHKためしてガッテン ガッテン流の運動法でラク~にやせる、若返る。: 【完全保存版】実践DVD付き (生活シリーズ)




「食べる力」を鍛えてピンピン元気 ―健康長寿の秘訣とその実践法






 → 「ためしてガッテン 2011年のアーカイブ 前半」




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「COPDと口すぼめ呼吸/ためしてガッテン」

ある研究所の冷凍室に保管されている、秘密の物質。

これが大勢の人々の命を脅かす、悪魔の物質だという。


この物質が体内で暴れ出すと、たいへんなことになるらしい。

血管が詰まり、脳梗塞や心筋梗塞に襲われる。

骨の中に入れば、骨粗しょう症に。

命を脅かすほどの激ヤセや、手足の異常なむくみ。

1種類の物質から、こんなことになってしまう。


しかもこの恐ろしい物質が蔓延中で、患者数は推定で600万人を超えているといいます。

世界的に見ても、死亡原因の第4位。

初耳ですが、怖ろしいですね。

いったい、どんな物質が関わっているのでしょう?



2012年4月11日放送の「ためしてガッテン」より、「患者600万人!恐怖の脳ホネ心臓ボロボロ病」からのメモ書きです。




COPDと口すぼめ呼吸




悪魔の物質


・雷と共に登場したのは、
 スター・ウォーズに出てきた
 ダース・モールのようなキャラクター。
・これがガッテン史上最恐の悪魔だという。

・18年目に入るガッテンですが、
 司会のふたりより先に出たのは
 初めてだそうです。

・この物質が、数々の病気を引き寄せるのです。
・脳梗塞、骨粗しょう症、糖尿病、
 激やせ、心筋梗塞、高血圧、肺炎。
・そのリスクを高めてしまう。

・こりゃ、ヤバイですよ。


・75歳の男性。
・悪魔の物質によって、
 様々な病気に苦しんできました。

・袋から取り出して見せてくれたのは、
 血圧の薬、血栓の予防薬、
 コレステロールに、尿酸の薬、
 心臓の薬まであります。
・この男性は、症状の異なる病気に次々とかかり、
 毎日10種類もの薬を服用しているのです。

・きっかけは、4年前でした。
・突然、心筋梗塞に襲われ、
 緊急手術を受けることになりました。

・何とか一命は取り留め、
 退院後にリハビリをはじめた男性。
・近所の公園を歩いていて、
 また胸の痛みで動けなくなりました。

・ところが心臓を検査しても、異常なし。
・全身の精密検査を行ったところ、
 思いもよらない病名を告げられたという。

・その他にも、脳梗塞寸前の発作を
 1日に3回起こし入退院を繰り返すなど、
 今も深刻な症状に苦しめられています。



・63歳の女性も、悪魔の物質に襲われた。

・この女性が悩まされているのは、
 骨粗しょう症。
・骨がスカスカになると、
 背骨がつぶれたり、大腿骨骨折のリスクが
 高まってしまいます。

・しかも、糖尿病にまで関わっていた。
・8年前から様々な薬で
 病気の進行を食いとめている状態。



・こんな恐ろしいことになる
 悪魔の物質とは、どういうものなんでしょう?

・奈良県立医科大学 教授、
 木村弘さんはこう答えてくれました。

・わたしたちの体の「ある一か所」を中心に
 作りだしているものだと。
・それが血液に乗って、全身に広がっていくらしい。


・その悪魔の物質を作りだしている臓器とは、
 「肺」だといいます。

・でも、肺発で、骨粗しょう症? 激やせ?
・糖尿病や心筋梗塞?

・これって、どういうこと?




肺へ潜入調査


・肺が原因らしいと分かったので、
 ガッテン隊は慶應義塾大学病院に向かいました。

・呼吸器内科教授の
 別役智子さんが調査を指揮してくれます。
・使う道具は、気管支内視鏡だ。

・まず調べてもらうのは、26歳の男性。
・調査に向かうのは、右肺の真ん中あたり。
・口からは20センチほどの地点です。

・声帯を通り、内視鏡は肺へ。
・目的の地点まで来ると、
 なんと、水を注入しました。
・溺れないのかと心配しましたが、
 肺のごく一部だから影響はないそう。
・調べられている本人も、痛みを感じない。

・と、思ったら、水を回収しました。
・ちょっと濁ってるかな。
・しばらくすると、何か沈殿しているのが
 分かりました。

・それを顕微鏡で調べます。
・あやしいウヨウヨがありますが、これは何だ?


・番組プロデューサーも検査したのですが、
 こちらには黒いボヤっとしたものがありません。
・紫色の何かも、数は少ないかな。
・先生によれば、見た目は正常とのこと。

・一方、26歳男性の方は、
 戦わなければならない敵が増えてる、
 そう言いました。

・ん? ますます分からないぞ。


・顕微鏡で見た紫のものは、マクロファージ。
・白血球の一種で、細菌や異物を掃除してくれる
 ありがたい存在です。

・26歳男性の方では
 マクロファージがたくさんいて、
 肺の中に炎症が見られる。
・黒っぽいのは、炎症だったんですね。

・でも、マクロファージは悪魔の物質でもないし、
 悪魔と戦っているわけでもないという。

・ああ、ますます分からない。

・マクロファージと悪魔は、どうつながるの?




犯人は、阻害くん


・異物や細菌を食べてくれる、マクロファージ。
・でも、もうこれ以上食べられないという
 状態になることがあります。
・それが、上の26歳男性の状態。

・そうなると、マクロファージは助けを呼びます。
・また、助けを呼ぶ時に、あることをする。

・助けてぇおえええェェェ~と何か吐き出しました。
・その中に、悪魔の物質がついてた。


・そんな説明の最中に再登場したのが、
 ダース・モール風の悪魔の物質キャラ。
・でも、仮面を脱ぎ捨てましたよ。

・中から出てきた顔には、見覚えがある。
・こいつは、「ソガイ(阻害)くん」だ!

・阻害くんは、
 血糖をコントロールするインスリンの働きを悪くし、
 糖尿病を悪化させるやつだった。

・この阻害くん、糖尿病だけでなく
 様々な病気に関係することが分かってきたのです。


・骨の中では、
 古くなった骨を壊す破骨細胞と
 新しい骨を作る骨芽細胞が働いています。

・でもここに阻害くんが来ると、
 破骨細胞ばかり増やしてしまいます。
・こうなると新しい骨を作るのが
 間に合わなくなって、
 骨粗しょう症になってしまうんですね。


・阻害くんは、筋肉細胞にも入り込む。
・そこで何と、細胞の自殺のような状態を
 引き起こしてしまうのです。
・こうして筋肉はやせ細り、激やせにつながる。


・血管の中で阻害くんの濃度が高まると、
 壁が傷つき、
 その傷に血小板がどんどん呼び寄せられ、
 固まる働きが強くなります。
・こうして心筋梗塞や脳梗塞まで
 引き起こされてしまう。


・そんな阻害くんの名は、「TNF-α」
・でも、どうして、
 肺の中で阻害くんは増えてしまうのだろう?




それは、COPD


・日本医科大学 呼吸ケアクリニック、
 木田厚瑞 所長がスタジオに来てくれました。

・この病気の名前は、「COPD」
「慢性閉塞性肺疾患」

・昔は、肺気腫とか慢性気管支炎と呼ばれていた。

・ひどくなると、炎症で肺の一部が溶けて、
 なくなっちゃうそうです。
・溶けた肺は、もう元には戻らない。


・肺の中に治りにくい炎症が起こると、
 マクロファージが増える。
・それが活性化されると、
 慢性的な炎症が長期間続く、
 そんな状態がCOPD。
・そしてそれが、様々な病気を呼び寄せてしまう。
・これを「併存症」と呼ぶ。


・ちなみにタバコをやめた人でも、
 一部の人は炎症が進んでいく場合がある。

・でも、あきらめることはありません。
・新しい薬が出ているので、早期発見することで
 炎症を抑えることができる。


・そして気をつけたいのは、
 COPDの患者さんのうち 2割は、
 タバコを吸ってない人に起こっていること。
・タバコ以外にも、受動喫煙、粉じん、
 大気汚染などでも発症します。


・検査ですが、「スパイロメーター」
 (肺機能検査機)
というものがある。
・鼻をつまんで一気に息を吹きかけることで、
 検査できます。
・肺年齢まで、分かるんですよ。


・先生によると、
 風邪が長引くとか、息切れがするものの、
 年のせいだとして放置する人が多いそう。
・推定600万人の患者さんがいるものの、
 治療を受けている人は5%程度だという。
・ほとんどの人が、気がついてない。

・国立循環器病研究センター
 佐田誠 医師の患者調査では、
 心臓や血管などの疾患で来院し
 検査を受けた人の30%に
 COPDの疑いがあったという。

・軽く見ずに、検査した方がよさそうです。


・肺の炎症、COPDを放置すると、全身の病気を招いてしまうのか!
・これは気をつけたい。
・ガッテン、ガッテン!




口すぼめ呼吸


・さて、気になるのが治療です。
・壊れた肺は元には戻りませんが、
 残った肺の機能を高めることはできる。

・呼吸が楽になるとっておきの方法が
 見つかったといいます。


・秋田市内に住む、72歳の男性。
・若い頃から1日に3箱のタバコを吸い続け、
 10年前、COPDと診断されました。

・1週間の緊急入院をし、退院してからも
 息苦しくて、トイレに行くのもやっとだった。

・先生に一生治らないと言われたものの、
 あきらめずに病院から教えられた
 ある方法を試しました。

・んん?
・急にカメラに向かってオチャメなポーズを
 とりだしましたが、どうしました?
・くつろいでいるようにも見えますが…。

・でもこれが、衝撃の結果をもたらしたそう。
・外出もままならなかったのに、
 登山できるようにまで回復した。
・冬山までも、制覇したんだって。

・100人いたら100人できる、
 その方法って、何だ?


・この方法を教えてくれるのは、
 市立秋田総合病院の高橋仁美さん。
・男性です。


・正常な肺は、吐いた時に
 しっかり横隔膜が上に上がる。
・逆に、COPDの肺だと、
 横隔膜の動きがほとんど見られません。
・息をうまく吐けず、結果、
 肺の中に息が残ってしまっている。



[ 肺機能を高めるエクササイズ ]


<口をすぼめて 呼吸筋 ストレッチ>


・イスに座って、頭の後ろに手をかける。
・息を吐きながら、ヒジを真上に持ち上げます。
・口をすぼめて、息を吐きながら行う。

(伸ばした方の側胸部がストレッチされる)
(絞った方の息が十分に吐ける)

・これを交互に行う。

(呼吸というと吸うことに意識がいきがち)
(でも、まず空気を吐くことで
 新しい空気を吸い込みやすくする)

呼吸筋 ストレッチ



<口をすぼめて 筋力トレーニング>

・イスに座った状態で足を出し、
 左右の足を組む。
・そこで、下の足で、両足を持ち上げるようにする。
・逆に、上の足は、下の足を押さえつける。

・これを口をすぼめて、息を吐きながらやる。
・こうすることで、
 下になっている太ももの筋肉が鍛えられます。

・これを交互にやる。

筋力トレーニング



<口をすぼめて 座ったまま有酸素運動>

・イスに座った状態で、歩く動作をする。
・ただし、息を吐きながら行う。

・息を、吐いて、吐いて、吐いて、吐いて、
 吸って、吸って、
 吐いて、吐いて、吐いて、吐いて。

・吐く方を強調します。
・4歩で吐いて、2歩で吸うリズム。


座ったまま有酸素運動


・ポイントは、3種類合わせて、15~20分。
・まずは、1日おきくらいのペースから。





・口をすぼめてする呼吸法は、
 三重県の海女さんもやっている。

・鳥羽の海女さんは長時間潜って
 浮上し息を整える際、
 口笛を吹く。
・これを「磯笛」と呼ぶ。

・これは、口すぼめ呼吸と同じ効果があるそう。





NHK ためしてガッテン 2012年 05月号 [雑誌]




肺の生活習慣病COPD―せき・たん・息切れが気になる人へ (別冊NHKきょうの健康)


 





歳をとると余計に、タバコを吸わなくてよかったと思います。

いろんな弊害が出るもんなあ。

COPDは最近、CMでもよく見ますね。

こんな怖い病気だったのか。


口すぼめ呼吸は、試そうと思いました。

何か、吐く方が苦手な気がする。

呼吸というと、「吸って~吐いて~」と吸う方からやりがちで、吐く方ってあまり意識しないんですよね。

でも、ストレッチとかヨーガ、瞑想などで、吐くことの大切さが分かってきました。

その練習にも、いいかな。



[まとめ]


・異物や細菌を処理する、マクロファージ。
・それが手に負えなくなると、
 阻害くんを吐きだす。
・この阻害くん、TNF-αが
 様々な病気を呼び寄せる。

・その原因とは、
 COPD(慢性閉塞性肺疾患)。
・肺の中に治りにくい炎症が起こり、
 マクロファージが増える。
・それが長期間続くことでTNF-αが増え、
 様々な病気を引き起こすと。

・タバコをやめた人や吸わない人でも
 なる可能性があるため、
 気になる人は検査を。
・炎症を抑える薬があります。

・肺を鍛えるのは、口すぼめ呼吸を。





次回は、「舌を見て100%危ない病気を見抜く法」。





NHKためしてガッテン ガッテン流の運動法でラク~にやせる、若返る。: 【完全保存版】実践DVD付き (生活シリーズ)




動画でわかる呼吸リハビリテーション






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