リズムとオノマトペで上達、ゴルフに料理!/ためしてガッテン

<トラブルで前の記事が消えたため、再アップしました>


今日のお手本は、一流アスリートたち。


男子ハンマー投げの室伏広治 選手は叫ぶ、「ン~ッガアァァァ~!」。

卓球の福原愛 選手は、「サー!」と拳を握ります。

テニスのマリア・シャラポワ選手は、打撃の瞬間、「ンアゥ~ッ!」と。


こうした、アスリートのかけ声。

気合など、単に気持ちを盛り上げるためじゃ、ないそうです。

ちゃんとした効果が、そこにはあるんだって。

脳の奥深くを刺激する、ある働きがあることが分かってきた。


それを応用したところ、いろんな効果が現れました。

まず、ゴルフの飛距離が、格段に伸びた。

跳び箱も、簡単に跳べるようになりました。

卵焼きだって、きれいに巻けちゃった。


こんな効果を引き出す秘訣は、リズムにあると言います。

どういうことなんでしょうか?



2012年6月27日放送の「ためしてガッテン」より、「リズムで脳を刺激せよ 卵焼き・チャーハン・ゴルフまで!」からのメモ書きです。




リズムとオノマトペで上達




ゴルフの飛距離を伸ばす


・そもそも、アスリートの方々は、
 なぜ、声を出すんだろう?

・そこには、「眠れる能力」があるという。

・声を出さないと眠ったままになる能力を、
 声を出すことで目覚めさせていると。

・ん? どういうこと?


・兵庫県のゴルフ場で、
 芝生を管理されている男性がいます。
・この男性、毎日やって来る
 お客さんを見ているうちに、
 ゴルフにハマってしまいました。

・仕事帰りには
 打ちっ放しに出かけるのですが、
 今のところ最長200ヤードが限界。
・これ以上、飛距離が伸びません。

・そんな男性に番組は、
 いきなりうまくなる方法を伝授しました。

・教えてくれるのは、
 スポーツ選手の動きと音の関係について
 研究している、
 朝日大学音声言語学科の藤野良孝 准教授。

・先生は、
 あのハンマー投げの室伏広治選手にも、
 アドバイスしているのだとか。

・その秘策とは、
 「スーッガァァァー!」と声を出すだけ。

・え? それだけで、大丈夫なの?
・教えてもらってる人たちは、
 不信感を顔に出してますよ。

・それでも藤野先生は、説明を続けます。
・スイングで上げる時に
 「スーッ」と言う。
・そして、ダウンスイングする時に、
 「ガァァァー!」と発声。
・この「ガァァァー!」は、
 ものすごい最大限の発声をしてほしいと。


・さっそくみんなで練習。
・グラブは持たずに、素振りします。
・「スーッ ガァァァー!」


・これで本当に、飛距離は伸びるんでしょうか?
・半信半疑のまま、実験が開始されました。

・まずは、222ヤード飛ばす男性。
・「スーッ ガァァァー!」を実践したところ、
 飛距離は 232.5ヤードに。

・240ヤード飛ばす男性は、
 246ヤードまで伸びました。

・冒頭の男性は、普段 221ヤード。
・それが「スーッ ガァァァー!」をやると、
 241ヤードに。
・すっ、すごい!


・でも、何で、
 「スーッガァァァー!」なんだろう?
・他の言葉じゃ、ダメなんだろうか?

・そこで、実験。
・協力してくれたのは、
 プロゴルファーの中田守プロです。
・ふだんの飛距離は、330ヤードだ。

・まずは、おなじみのかけ声、
 「チャー シュー メン!」を
 試してもらった。
・すると飛距離は、278ヤードに。

・あれ? 下がっちゃった?

・ちなみに、「タンタンメン」では、
 294ヤードでした。

・そして、「スーッガァァァー!」では、
 336ヤードだった。

・プロでも、伸びましたね。


・でも、「スーッガァァァー!」で、
 体のどこが変化するんだろう?

・ということで、無言時と実施時の
 フォームを比較してみました。

・すると、クラブを上げる時は
 同じだったのですが、
 ダウンスイングのスピードが
 速くなっているのが分かった。

・しかも、腰の回転も、しっかり回っている。

・専門家の解説では、
 余計な力が抜けることで
 無駄なく力が伝わっていると。
・それで、スイングのスピードが
 上がっているのだろうといいます。




跳び箱は、ヒュッ


・小学生4人に協力してもらい、
 実験です。
・この4人は、4段以上の跳び箱が、
 跳べない。

・ところがです。
・ある秘策を授けられたところ、
 あっという間に、
 6段跳べるようになった。
・それも、軽々と。

・秘策を授けてくれたのは、
 声を使った体操を指導する
 墨田区教育委員会の事務局指導室
 小坂裕紀 指導主事。

・まずは、跳び箱の一連の動きを、
 音にします。

・次に、本当に跳んでいるように
 声を出す。

・そして、その音をイメージしながら、
 跳び箱より低い平均台にチャレンジ。

・この時、小学生は、
 手をつく時には「パン」、
 跳び越える時には「ヒュウ」、
 着地の時には「ドン」と、
 跳び越える一連の動作を
 3つの音で捉えていました。

・そこで、小坂先生がアドバイスを。
・「ヒユッをちょっと大事にしてみよう」

・「パン・ヒュウ・ドン」から、
 「ヒュッ」にまとめました。

・するとどうでしょう、
 平均台を飛び越えるのがスムーズになった。
・リズミカルな動きに、大変身しています。

・さらにアドバイスは続きます。
・もっと跳び箱につく時間を
 短くしようと思うと、
 どういうイメージになるだろう?

・ちいさい「ッ」を意識してみます。


・そして、いざ、跳び箱に挑戦。
・タタタタタと走って、
 跳ぶ瞬間に「ヒュッ」と声を出す。

・すると、跳べました!
・自信をつけたからか、
 6段まで軽々と跳んじゃいました。


・先生によれば、
 「ヒュッ」に集中させることが大事。
・「トッ」と軽やかに跳び上がって、
 ヒュッと跳びさえすれば、
 自然に手はつくし、自然と着地もできると。

・3つやらないといけないことがあると、
 初心者はあれこれ考えちゃう。
・それを1つにまとめたことで、
 動きがぎこちないものでは
 なくなってくるんですね。

・ヒュッという1つの音に集中させることで、
 動きが断然、スムーズになるのです。


・跳び箱を跳べない時って、
 跳ぶ瞬間に腰が引けちゃいますよね。
・なので、うまく体を前に倒すことが
 できない。

・それが、
 跳ぶ瞬間に「トッ」とすることで、
 上半身を前に倒せるようになります。

・みんなが跳ぶ時、先生は、
 「タッタッタッタ トッ ヒュッ」
 声に出していました。
・子どもたちは、その声に合わせて跳んでいたんです。

・自分で口に出してもいいし、
 先生の声に合わせてもいい。

・ここでも、リズムが眠れる能力を
 引き出してくれたのです。




秘訣はリズムに


・アメリカの脳神経学者
 マクマスター大学の
 スティーブン・ブラウン博士。

・博士が研究の対象としたのは、
 音楽に合わせて華麗なステップを踏む
 タンゴのダンサーたち。

・博士は、
 音のリズムが持つ不思議な力を
 突きとめました。

・まずはタンゴダンサーを集め、
 こんな実験をしたという。
・使ったのは、MRI。

・音楽のない状態で
 ステップを踏んでもらい、
 脳の活動を調べます。

・続いて、音楽を聴きながら
 ステップを踏んだ時の、
 脳の働きを調べる。

・すると、音楽と合わせた時だけ、
 脳のある部分が
 非常に活発に活動していました。

・しかも、それはなぜか、
 運動の指令を出す部分ではなく
 聴覚に関わる部分でもなかった。
・脳の奥深くにある、ある場所。
・実はこれこそが、
 人間の眠れる能力を引き出し、
 魔法のような変化を引き起こす
 源なのです。


・脳の中にいるのは、大脳くん。
・体のどこを動かすかを決めて、
 体に指示を送るという仕事をしています。

・ゴルフをする時だと、
 足の幅を決めて、手首を返して、
 腕を振り、腰をひねります。
・こうした動きをするんだぞと決めて、
 体に指令を送る。

・でも、大脳には、
 意識をつかさどるという仕事もあります。

・そこで、もうひとりの登場人物が登場。
・彼の名前は、邪念くん。

・邪念くんは、同じゴルフをする時でも、
 遠くに飛ばしたいと思ったり、
 あの人に勝ちたいと思ったり、
 失敗したら恥ずかしいと思ったりと、
 邪念を大脳くんの指示と一緒に
 体へ送ってしまうのです。

・そうすると、力みや姿勢のズレが出て、
 あちゃ~という結果に。

・空振りや飛距離の伸び悩み、
 様々なブレーキなどは、
 この邪念に原因があったんですね。


・例の「スーッガァァァー!」ですが、
 邪念くんを吹き飛ばす効果がある。

・脳の活動を調べさせてもらったところ、
 普段のスイング(無言)では、
 赤く活性化している部分が
 たくさんあった。
・この活性化している部分は、
 前頭前野。
・物を考える中心となる部分です。

・これが
 「スーッガァァァー!」をやると、
 前頭前野の活動が低下。
・余計な力が抜けて、無心状態で打てる。


・そして、「スーッガァァァー!」には、
 リズムの要素もあります。

・脳には、小脳がある。
・小脳の仕事は、簡単に言うと自動化です。

・例えば自転車に乗る時、
 最初はいろんなことを考えながら乗ります。
・でも、一度乗れるようになったら、
 何も考えないでも問題なく乗れるようになる。
・この自動化が、小脳の仕事なんです。


・跳び箱の場合も、これが関係している。

・小脳には秘密のルートがあって、
 それは耳。
・目からの情報は、必ず大脳を通る。
・でも、耳からの情報は、
 小脳に直接届くルートがあるんです。

・なので、ここでよいリズムを送ると、
 小脳が活性化する。
・そうすると、より自動的に、
 体が動くようになるというわけ。

・跳び箱が、ヒュッと跳べるようになる。


・ゴルフの「スーッガァァァー!」では、
 大脳で邪念を捨てている。
・そして小脳の方では、
 声のリズムに合わせて体を動かす
 という効果が。
・自分の声で、自分の小脳を
 刺激しているのです。


・無心で能力を発揮。
・その秘訣は、音のリズムにありました。

・ガッテン、ガッテン!




体とリズム


・スタジオに登場してくれたのは、
 北陸先端科学技術大学院大学の
 藤波勉 准教授。
・運動技能の上達とリズムについて
 研究されています。

・先生によれば、
 もともとどうして人間が
 言葉を話せるのかということにも、
 リズムに合わせて体が動くというのは
 関係してくるそう。

・例えば、お母さんが赤ちゃんに
 いろいろ話しかける。
・そうすると赤ちゃんは、
 聞いて声をマネしだす。
・その時に、腹筋をしめたりとか、
 音に合わせて筋肉を動かす仕組みが
 発達するそうなのです。


・2009年、権威ある論文に紹介された、
 オウムのスノーボールくん。
・音楽に合わせて、ダンスしてますねえ。
・もう、ノリノリです。
・しかも、曲が変わると、
 体の動きが変わるという。

・とある動物園には、
 バンド演奏に合わせて体を揺らす
 ゾウさんがいます。
・まるで、踊っているみたい。

・このように、
 音に合わせて体の動きが変えられる
 というのは、
 オウムやゾウがもともと持つ能力。

・すべての動物が、
 リズムにのれるわけではない。
・リズムにのれる動物は、
 聞いた音をマネて声に出せるという
 特徴があります。


・リズムと体の動きには、つながりがある。
・なので、新しいリズムを得ることによって、
 今までできなかったようなことが
 できるようになることも。

・ある研究では、
 サンバが踊れるようになると
 サッカーが上手になるという報告が。

・違うリズムに触れることで、
 新しい体の動かし方を身につけると。




卵焼きは、タンタンポ~ン


・ここからは、日常生活に
 リズムを活用してみます。

・まずは、料理の上達ですよ。
・そこにある魔法の言葉とは、何だ?


・くるくるっと回転させる、卵焼き。
・簡単なようで、難しい。

・卵焼きに挑戦してくれるのは、
 女子プロレスラーのみなさん。
・ブレーンバスターなど、
 人をひっくり返すのは上手そうですが、
 卵焼きはどうでしょう。


・まずは、VTRを見てもらいます。
・卵焼き一筋45年の卵焼き職人
 近藤満尋さん。
・フワフアに仕上げる達人です。

・手首のスナップを利かせながら、
 華麗に卵をひっくり返します。
・いや、お見事!

・コツは、手だけを使うのではなく、
 体全体を使って返すこと。
・ヒザでリズムをとって、
 体全体を使います。


・そしていざ、
 女子プロレスラーのみなさんが、
 卵焼きに挑戦。

・上手に作れた人もいたのですが、
 3人は無残な結果になっちゃいました。

・やっぱり、難しいか。


・そこで、秘策を授けてくれる人が登場。
・ゴルフの時の、藤野良孝さん。

・卵焼きのオノマトペ(擬音・擬態語)が
 完成したと、うれしそうに言ってくれました。

・それは、「タン タン ポ~ン」

・これを教えられ、
 うまく焼けなかった3人が練習。
・卵焼き器を手に、
 タンタンポ~ンとヒザを使います。

・そして、再挑戦。
・「タン タン ポ~ン」でひっくり返しました。

・すると、大成功!
・うまくひっくり返せた。

・「ホッ」ではできなかったのが、
 「タン タン ポ~ン」ですぐに上達した。




オノマトペを使う


・ここでついに、藤野良孝さんが
 スタジオに登場してくれた。

・「タン タン ポ~ン」は、
 「ポ~ン」が大事なのだそうです。

・腕とヒザを連動させて
 けん玉を返す感じで卵を返すと
 スムーズにできる。

・腕だけでやると負荷がかかるのですが、
 下半身を使うことで力が分散する。
・これで、軽くスムーズに、
 卵を返せるようになります。


・ゴルフの「スーッガァァァー」ですが、
 素早い動きをするためには
 Sの音が最も適しているそう。
・「スーッ」って言うと、スムーズに動く。

・これは、聴覚的に解明されているそうです。

・また、「ガ」という濁音、「ア」という母音、
 これは力を一気に出して解放するのに
 効果的なんだそうです。

・母音が「ア」じゃなくて
 「イ」とか「ウ」になると、
 内側に入ってしまって、
 この場合はよくない。

・それぞれの運動にあった音を選ぶことが重要。



・先生がこの実験を
 はじめるきっかけになったのが、
 長嶋茂雄さん。

・長嶋さんは選手に指導する時、
 ヒュッとかバシーンという
 擬音や擬態語で指導していた。
・松井秀喜選手の指導をする際も、
 ボワッかヒュッで
 ベストなスイングかどうか分かると
 おっしゃっていた。

10言いたいことも、オノマトペだと、
 1つで伝えられる。




<日常生活にすぐに役立つオノマトペ>


チャーハンを作る時 中華鍋を振るコツ。

 ・「サッ・サッ・サッ」と「サッ」を3回。
 ・この時、「ッ」を意識する。


カタイ ビンのフタを開けるコツ。

 ・「グゥゥゥゥ」と声に出す。
 ・母音の「ゥ」を強く発音すると、
  力が出やすい。

 (平均して約3kg 握力が高まるというデータも)


アイロンで上手にシワを伸ばすコツ。

 ・「スーーーー」と声に出す。
 ・力を抜くために、
  「スゥ」でなく「スー」と。
 ・これで、力を入れず、
  まっすぐに線を引きやすくなる。






NHK ためしてガッテン 2012年 08月号 [雑誌]




「一流」が使う魔法の言葉


 





動作時に声を出すことがありますが、実はちゃんと意味があったんですね。

線を引く時なんか、「スー」とやればいいのか。

テニス選手は力を入れる時、声を出す人が多いですもんね。投てき選手なんかも。

そして逆に、力を抜きたい時にも、声を出す。この時は、伸ばす感じかな。「は~~」と息を吐いたりするし。

何か欲しい効果がある時、声を出すことでそれを得られる可能性があるわけか。

声って奥が深いですね。



[まとめ]


・リズムが、眠れる力を引き出してくれる。

・ゴルフの飛距離を伸ばすには、
 「スーッガァァァー!」と声を出す。
・振り上げる時に、「スーッ」。
・振り下ろす時に、「ッガァァァー!」。

・跳び箱を飛ぶ時は、
 「タッタッタッタ トッ ヒュッ」。
・一連の動作を、
 ヒュッでまとめる。

・体を動かす時、大脳が体に
 指令を送っている。
・この際に邪念まで送ると、
 ズレやミスが出てしまう。
・かけ声には、
 この邪念を吹き飛ばす効果が。
・さらに、耳からリズムを送ると、
 小脳が活性化。
・自動的に体が動くようになる。

・卵焼きは、「タン タン ポ~ン」。
・チャーハンで中華鍋を振るコツは
 「サッ・サッ・サッ」。
・ビンのフタを開ける時は、
 「グゥゥゥゥ」。
・アイロンをかける時は、
 「スーーーー」。





次回は、「オリンピック選手直伝! 美ボディー&超健康ワザ」。





NHKためしてガッテン健康プレミアム4 2012年 08月号 [雑誌]




スポーツオノマトペ―なぜ一流選手(トップアスリート)は「声」を出すのか






 → 「ためしてガッテン 2011年のアーカイブ 前半」



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「成人期へんぺい足/ためしてガッテン」

今週のテーマは、偏平足(へんぺいそく)

辞書を引くと、「土踏まずがほとんどみられない足」「土踏まずが異常に浅く裏が平らな足」とあります。

足の裏は自分では見えませんが、どうしたらいいんでしょう?

番組によれば、いつの間にか へんぺい足になる可能性だってあるという。

さらには、知らない内に足の骨が変形してしまうといった、超危険なタイプまであるらしい。

これは、どういうこと?



2012年6月20日放送の「ためしてガッテン」より、「放置すると危険! 謎のへんぺい足で骨異常に」からのメモ書きです。




成人期へんぺい足




あなたは、へんぺい足?


・スタジオには、衝撃の写真が。
・へんぺい足と気づかず放置した結果、
 骨が脱臼して
 今にも皮膚を突き破りそうです。
・こうなると手術が必要なのですが、
 その様子はもう、放送では見せられない。
・骨の移植をするんだって。

・へんぺい足って、場合によっては、
 怖いのか。


・スタッフさんが、街に出て取材してくれました。
・「あなたは、へんぺい足ですか?」

・多くの人が、そうじゃないという答え。
・40人に聞いて、否定した人が38人。
・そうかもしれないと答えた人が、2人。
・圧倒的ですね。

・でもさ、足の裏って、見えなくない?
・見えなくなくない?
・見えなくなくなくない?

・それはともかく、実際に
 足の裏を調査させてもらいました。

・協力してくれたのは、
 慶應義塾大学スポーツ医学研究センターの
 橋本健史 准教授。

・使うのは、「足底鏡」という機器です。
・ガラスの上に乗ってもらうことで、
 足の裏がハッキリ見える。
・これで へんぺい足かどうか、
 バッチリ分かりそうです。

・体重がかかっている部分は、
 白っぽくなる。
・なので、土踏まずがあると、
 そこは赤みがかって見えます。

・へんぺい足の人は、足裏がベッタリ。
・全体が白っぽくなる。

・あれ? でも、土踏まずがある人も、
 へんぺい足と言われちゃいましたよ。
・どうしてだろう?

・おやおや、次々と へんぺい足だと
 判断されていく。
・自己申告どおりでは、ないのか。

・さらに、危険なタイプのへんぺい足まで
 発見されちゃった。

・う~ん、見た目だけじゃ、
 分からないんだけどなあ~。




へんぺい足と運動


・へんぺい足っていうと、
 足が遅いイメージがあります。
・でも、本当かな?
・へんぺい足と運動能力の関係って、
 どうなってるんだろう?


・青森は弘前に、へんぺい足人間が
 現れた。
・足の形の被り物をかぶったキャラです。

・まずは、市内の小学校へ。
・4年生の子どもたちに
 協力してもらうのですが、
 あらら、大人気。
・叩かれ放題、引っ張られ放題。

・校長先生も見守る中、
 実験開始です。

・まずは、足形から。
・それを元に、
 へんぺい足チームと
 ふつう足チームとに
 分かれてもらいました。
・5人対5人で、対決してもらいますよ~。

・最初の種目は、反復横跳び。
・30秒間に何回線をまたげるかで、
 敏捷性を競います。

・声援を受けて、みんな、タッタカタ。
・その平均回数は、
 ふつう足チームが40回。
・へんぺい足チームが40回。

・おや、同点ですね。

・お次は、50メートル走だ。
・BGMはおなじみの、
 ヘルマン・ネッケの「クシコス・ポス」。

・さて、平均タイムが出ました。
・ふつう足チームは、9秒9。
・へんぺい足チームは、9秒3。

・あら、へんぺい足チームの方が、速い?

・おろろ?


・へんぺい足を研究して15年という
 方がいます。
・弘前大学 保健学研究科の尾田敦 准教授。

・イスに座って、
 足の指で車輪を回してますねえ。
・実はこれ、足の指の
 持久力を見ているのだそうです。

・足の指の筋力を測る装置まで、ありますよ。

・このような様々な測定器具を駆使して、
 あらゆる角度から、
 へんぺい足の正体を探っておられるそうです。

・先ほどの子どもたちに、
 足の指の筋力を測定してもらいました。
・その結果は、
 ふつう足チームが10.6、
 へんぺい足チームが12.8だった。

・尾田先生によれば、
 へんぺい足の人の方が
 足の指の筋肉が強い傾向があるそう。
・なぜかというと、
 土踏まずのアーチが低い分だけ
 普段からたくさんの筋肉を使っているから。


・300人以上の子どもを調査した結果、
 へんぺい足とふつう足で、
 50メートル走のタイムに差はありませんでした。

・反復横跳びの場合、
 低学年では、へんぺい足の子の方が
 苦手だった。
・でも、高学年になると、ほぼ同じに。


・子どものへんぺい足というのは、
 筋肉が普通に発達していて、
 痛みなどの支障がなければ、
 心配ないそうです。


・へんぺい足だから足が遅いというのは、
 俗説だったんですね。

・ガッテン! ガッテン!




へんぺい足とは?


・ところで、へんぺい足って、
 どんな状態なんだろう?
・土踏まずがあっても、
 へんぺい足だと言われてたし。

・スタジオに、足底鏡と共に、
 橋本健史 先生が来てくれました。
・へんぺい足の基準について、
 教えてもらいます。

・先生が言うには、
 医学的には土踏まずの割合が大事。
土踏まずの割合が、
 足裏の3分の1を超えていればOK


・土踏まずというのは、
 生まれたての子にはない。
・赤ちゃんはみんな、へんぺい足。

・それが、10歳までにできてくる。

・2本足で歩くためには、
 必要欠くべからざるものだという。

・足が浮いている時には、
 土踏まずがある。
・でも、足をついてみると
 土踏まずがなくなるという人が
 けっこういる。

・なので、
 自分では正常だと思っていても、
 実はへんぺい足である場合もある。

・いわば、隠れへんぺい足。


・では、危険なへんぺい足とは、
 どんなものなんだろう?

・見分け方のコツは、
 横から見ることだというのですが。




夕方へんぺい足?


・大人になってからの へんぺい足。
・その原因を探るため、
 日常生活で足がどう変化するか、
 ガッテンが実験をしてくれた。

・ジッケン! ジッケン!

・名付けて、
 「立ちっぱなし大実験」。

・体力に自信のある
 20代から30代の男女に
 集合してもらいました。

・まずは足底鏡などで、
 足の形やサイズを厳密にチェック。
・その後、立ちっ放しの姿勢で、
 折り鶴を作り続けてもらいます。

・作業開始から1時間ともなると、
 足の入れ替えが頻繁になってきます。
・でも、余裕だという声も多い。

・そして、2時間後。
・そろそろ、足の痛みが出てくるようです。

・この時、足が重くなったと言う
 男性がいました。
・足裏を調べたところ、
 片方の足の土踏まず、
 その一部が消えて、
 へんぺい足になっていました。
・土踏まずの面積が、
 およそ2割も減っていた。

・さらにさらに、
 この男性の足のある部分を調べたら、
 思いもかけない異変が起きていました。

・しかも、他の人にも、続々と起きていた。
・いったい、何が起こったのでしょう?


・時間によって、足が変形する?
・へんぺい足になる?

・これを小野アナは、
 「夕方へんぺい足」と名付けました。
・You've got a へんぺい足。


・足の骨を見ると、
 26個の骨がそれぞれ
 じん帯でつながれてできています。
・関節がそれだけ、あるんですね。

・足の裏には、アーチがある。
・縦のアーチのことです。

・へんぺい足の人は、
 このアーチの高さがもともとない。

・でも、へんぺい足ではない人でも、
 長い時間重さがかかると、
 じん帯の方が徐々にゆるんでくる。
・すると骨が下がって、
 アーチがつぶれてしまいます。


・そして、他にも下がる要因がある。

・それは、加齢。
・特に50代以降、下がりやすくなるそう。




成人期へんぺい足


・足裏のアーチが急激に落ちて、
 そのまま戻らないケースがある。
・それが、成人期へんぺい足


・聖マリアンナ医科大学 整形外科の
 仁木久照 准教授。
・先生に、危険な偏平足になるとどうなるか、
 教えてもらいました。

・先生によれば、
 骨と骨同士がぶつかることによっての痛み、
 あるいは、骨が脱臼し、
 関節がずれることによって痛みが出る。
・こうなると、
 手術が必要になってくるのだという。

・さらに、軽い人の場合、
 本当にこの病気であるかどうか、
 診断されないことの方が多いのだといいます。
・レントゲンにも異常は出ないし、
 数とすれば相当な数がいるのではないかと。



・64歳の女性。
・10年前に、最初の違和感を感じました。

・長距離を歩いたあと、
 足がだるくなって腫れていたけど、
 時間が経てば治るかなと思ったと、
 その時を振り返ります。

・足の腫れは続いたものの、
 痛みはそれほど強くなかったので、
 女性は我慢しました。

・しかし、気づかない内に、
 足の変形は進行していました。

・歩く速度が遅くなって、
 どんどん人に抜かれていく。
・やがて歩く度に、激痛が走るようになった。

・歩幅が狭くなり、
 足を引きずるようにしないと、
 歩けないようになりました。

・その時に気づいたのが、
 本来地面に着くことがないはずの
 土踏まずにタコができたこと。

・やっと訪れた病院で
 お医者さんに告げられたのが、
 「へんぺい足」でした。

・その時のX線写真を見せてもらうと、
 本来あるはずのアーチが完全に崩れ、
 地面についてしまっています。

・関節もところどころ すり減り、
 変形してしまっている。

・女性は、すぐに手術を決意。
・今は懸命に、リハビリに励んでいます。


・これは後で分かったことですが、
 この方は気づくチャンスを逃していた。

・それは、内くるぶしの痛み。

・危険なへんぺい足と診断された
 別の女性も、
 同じ箇所に症状を訴えたといいます。

・足首の内側が、腫れていた。

・街頭の検査で
 危険なへんぺい足だと言われた人も、
 内くるぶしの後ろ側が少し腫れています。

・これこそが、異変を知らせるサイン。


・じゃあ、どうして、内くるぶしが腫れるのでしょう?

・実はその部分には、
 アーチを支えてくれる
 とっても大切なものがある。

・それは何かというと、「腱(けん)」

・上は
 ふくらはぎの筋肉についていて、
 土踏まずの部分を
 引っ張り上げてくれている。
・名前を「後けい骨筋腱」という。

・内くるぶしの内側で
 直角に曲がって、
 ふくらはぎへと続いています。

・これにどんな異変が起きると、
 内くるぶしが腫れるのでしょう?

・それは、腱の細い繊維が切れるから。
・一度には切れないのですが、
 少しずつ断裂していく。

・これが、自覚症状がない理由。
・痛みはあるものの
 我慢できちゃうので、
 気づかない内に断裂が進んでしまう。

・そして最後は、
 腱で固定されていた部分が
 押さえがきかなくなり、
 かかとが内側に倒れてくる。

・こうなると土踏まずもなくなるし、
 骨が地面に直接触れるので、
 場合によっては
 骨が皮膚を突き破ってしまうことも。




原因と対処


・スタジオに、奈良県立医科大学の名誉教授で
 日本足の外科学会 理事長の
 高倉義典 さんが来てくださいました。

・後けい骨筋腱というのは、
 アキレス腱の次に
 足に行っている筋肉の中では
 すごい力が出る。
・それが一生懸命、アーチを
 引っ張り上げてくれている。

・それが傷む、原因は何だろう?


<成人期へんぺい足の原因>
(後けい骨筋機能不全の原因)

 ・体重増加
 ・加齢による筋力低下
 ・血行障害


・後けい骨筋腱は直角にカーブしているため
 血行が悪くなりやすい。
・また、糖尿病や動脈硬化など
 別の要因で血行障害になる場合もある。


<見分け方>

 ・腫れている、もしくは痛い方の足、
  片足でつま先立ちをする。

 ・その際に、内くるぶしに痛みが出たら
  成人期へんぺい足の
  初期症状の疑いが。



・ここで後けい骨筋腱を鍛える体操をする。
 (医師の指導のもとがいいと思います)


<体操(1)>

 ・つま先立ちで、後けい骨筋腱を鍛える。
 ・倒れ防止のため、イスなどを使うとよい。

 *体操は、強い痛みや腫れがおさまってから
  行うこと。



<体操(2)>

 ・グーパー体操。
 ・イスに座り、足をグーパーさせる。
 ・これで足裏の筋肉を鍛えます。

 ・朝晩20~30回、繰り返す。



・他にも、
 医療用の中敷きを入れアーチを支える
 という方法も。



・成人期のへんぺい足には、要注意!
・内くるぶしでチェックする!

・ガッテン! ガッテン!




はきものへんぺい足


・もうひとつ、へんぺい足があります。

・へんぺい足だと歩くと疲れる
 と言われますが、
 その原因を探していて見つかったそうです。


・なぜ、へんぺい足は疲れやすい
 と言われるのでしょう?
・それを調べるために、
 ハイスピードカメラで観察しました。


・普通の足の動きだと、
 着地の少し前から、
 ずいぶん指を上に反らせています。

・実はこれ、指を反らせることで、
 足の裏にある膜が前に引っ張られ、
 結果として土踏まずのアーチを
 大きく湾曲させていたのです。

・このアーチが着地の際に
 つぶれるようにして、
 衝撃を吸収してくれているんですね。


・では、へんぺい足の場合は、どうでしょう?

・おや?
・指を反らせているのに、
 アーチは小さいままです。

・へんぺい足の人はもともと
 土踏まずのアーチが直線に近い形で、
 あまり動かないんですね。
・なので、着地をする際、
 うまく衝撃を吸収できません。

・これが、へんぺい足の人は
 歩くと疲れやすいと言われてきた理由。



・でも、現代人はみんな、靴を履いている。

・そこで、実験を行いました。
・義肢装具会社の協力で、
 特別な靴を作ってもらった。

・名付けて、「へんぺい足観察靴」。
・内側だけを透明にした
 7センチヒールのパンプスと、
 底が硬い革靴タイプの2種類。

・まずは、革靴を観察。
・すると、指が全然、反ってませんでした。
・これでは、アーチが作れませんね。
・着地の瞬間も、アーチは下がりません。
・これだと、衝撃を吸収できない。
・へんぺい足の歩きと、変わりません。

・では、ハイヒールはどうだろう。
・指が大きく反っています。
・アーチにも、大きな湾曲が。
・着地しても、アーチがバッチリ。
・って、何かおかしくない?



・かたい革靴で固定されると、
 指が反らない。
・そうすると、アーチが小さくなるので、
 よくない。

・革靴は、やわらかい物を
 選んだ方がよさそうです。
・指が上下に動くような、
 靴底がやわらかい靴がいい。


・ハイヒールの場合、
 最初から指が反っている。
・なので、アーチはできます。

・でも本当に大事なのは、
 アーチができたりつぶれたり
 ちゃんとできること。
・ハイヒールはこのまま固定されるため、
 足がずっと緊張状態にあって
 疲れやすい。


・ということで、ここで扱ったのは、
 はきものへんぺい足


・ハイヒールの場合、
 ヒールが5センチ以内で、
 靴底がやわらかいものを。


・足の疲れを防ぐため、
 アーチが動く履物を!
・ガッテン! ガッテン!





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大人になってからの扁平足があるわけか。

と、その前に、土踏まずって、よくできてるんですね。

歩行の際に、衝撃を吸収してくれる。

衝撃の吸収といえば靴なんですが、指の動きが制限されるような靴だと、足裏のアーチはうまく機能できないのか。

裸足健康法みたいなのがありますが、あれにも一理あるんですね。


内くるぶしのピリッという痛みには要注意。

覚えておきます。



[まとめ]


・へんぺい足だから足が遅いというのは
 俗説。
・筋肉が普通に発達していて
 痛みや支障がなければ、心配ない。

・へんぺい足とは医学的には、
 土踏まずの割合が
 足裏の1/3より小さい状態。

・土踏まずを引っ張ってくれる、
 後けい骨筋腱。
・この腱の繊維が断裂すると、
 土踏まずがなくなったり、
 かかとが内側に倒れたりする。
・これを、成人期へんぺい足という。

・内くるぶしの腫れや痛みに注意。
・予防のために、体操を。





次回は、「リズムで脳を刺激せよ 卵焼き・チャーハン・ゴルフまで!」。





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 → 「ためしてガッテン 2011年のアーカイブ 前半」



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「鶏むね肉をパサパサからジューシーに/ためしてガッテン」

100g 88円の鶏もも肉と、100g 58円の鶏むね肉。

お客さんは、どちらを手に取る?

結果は、57対23 で、鶏もも肉の勝ちでした。


鶏もも肉のイメージといえば、ジューシーな肉汁。

一方、鶏むね肉は、パッサパサなイメージが。

だからどうしても、敬遠されがちです。


でも、栄養について気を遣う人なら、鶏むね肉のヘルシーさはご存知でしょう。

脂肪が少なく、低カロリーです。皮なしなら、なおさら。

そして以前に紹介された疲れにくくなる物質も、豊富に含むといいます。


となると、問題は調理法か。

パサパサがジューシーに変われば、理想的なのだけれど。

なんて思ってたら、ガッテンがやってくれました。

福岡の人も大満足な、そんな調理法があるらしい。

それは何だ?



2012年6月13日放送の「ためしてガッテン」より、「あの鶏むね肉が絶品に変わるウルトラ技発見」からのメモ書きです。




ためしてガッテン 鶏むね肉

鶏むね肉が大変身




おいしい鶏むね肉?


・鶏の肉といえば、もも肉、むね肉、
 ささみ、手羽など。

・中でも値段がお安いむね肉ですが、
 ちょっと不人気です。
・どうしても、パサパサした
 イメージがある。

・でも、お手頃価格だし、
 低脂肪でヘルシー、
 さらには、抗疲労物質
 イミダゾールジペプチドが No.1。

・よい点はまだまだあって、
 うまみ成分イノシン酸の量が、
 和牛もも、豚もも、鶏ももより
 多いときている。

・これを食べないのは、もったいないですね。



・そこでスタジオに登場した、
 最高級の鶏むね肉。

・ゲストのみなさんはまず、
 通常の鶏むね肉から試食。
・やっぱり、パサパサするようです。

・そして最高級と呼ばれるものを
 前にしたのですが、
 まずナイフの入り方が違う。
・歯ごたえも、しっとりしているといいます。

・山瀬まみさんが言うには、
 赤ちゃんのおしり。

・全然別物に変身したようですが、
 いったい どんな作り方したの?



・いつもとは趣向が違い、
 今日はいきなり、
 作り方を教えてくれるといいます。

・え? ホント?

・訪ねたのはフランス料理店のシェフ
 北岡飛鳥さん。

・まずは高温で、一気に過熱。
・フライパンの中で、いい音がしました。

・でも、すぐに火からおろして、
 透明の袋に入れちゃいましたよ。
・しかも、真空パックにしちゃった。

・そして、大きな装置に入れて、
 じっくり待つこと40分。
・鶏むね肉のソテーが完成しました。

・見た目は普通のソテーなのですが、
 切ってみると、
 中から肉汁があふれてきた。
・これはとっても、ジューシーだ。


・秘密は、特殊な
 スチームオーブンにあるといいます。
・お肉の中心の温度が、
 設定した57℃を超えないように
 なってるんだって。

・なので鶏むね肉を
 おいしく調理するのは、
 レストランでも機械がないと
 難しいらしい。

・って、ちょい、ちょい。
・じゃあ、ご家庭では、どうするの?

・このオーブンの値段って、
 250万から300万円するんでしょ。



・結局、調理方法は最後か。




パサパサの理由


・ともかく、
 パサパサをどうにかしないと
 いけませんねえ。

・で、このパサパサの正体って、
 いったい何なんだろう?


・家庭での肉の調理方法といえば、
 焼く、煮る、蒸すなど。
・でも、どうやっても、
 鶏むね肉はパサパサになりそう。

・そこでガッテンが、実験してくれました。
・耐熱ガラスの上に
 鶏むね肉と鶏もも肉を置き、
 それを焼く様子を撮影して、
 肉汁が出る様子を観察します。

・すると、もも肉からも、むね肉からも、
 肉汁は出ていました。
・焼けた肉の重さもほぼ同じだったし、
 肉汁の量は変わらないようです。

・ところが中身を見てみると、
 もも肉は超ジューシー。
・むね肉はやっぱり、パッサパサです。

・どういうことなんでしょうね?


・スタジオで、出た肉汁を見比べてみました。

・するとまず、見た目が違う。
・もも肉から出た肉汁には、
 油が浮いています。
・乳化した水と油が、
 一緒に存在してますね。

・一方、むね肉から出た肉汁は、
 透明っぽい色です。
・つまり、ほとんどが水分。

・鶏むね肉は、水分を逃がしやすいんですね。
・しかも、肉のうま味というのは、
 水分の方に溶けだしやすい性質がある。

・これは、あきまへんがな。



・さらに調べると、おもしろいことが
 分かったといいます。

・鶏むね肉の方が水分が抜けやすい理由は、
 鶏にある構造的な特徴に原因があったそうです。

・ここでまた実験。
・ガッテン チキチキチキン 障害物レース!
・猛れ~す~う~う~う~う~!

・出場するのは、
 ウシシシシとは笑いそうにない
 おなじみのブロイラー。
・ふだんはあまり、動かないんだって。

・一方はブラック大魔王こと、
 筋骨隆々のシャモ。
・戦うために改良されているだけあって、
 運動能力は抜群です。

・ボールが遮る全長6メートルのコースを
 両者に走ってもらう。

・大観衆10人が見守る中、ゲートが開いた。
・ほぼ同時のスタートですね。

・さあ、問題のボールゾーンだ。
・戦闘に特化したシャモ、
 ボールに体当たりを喰らわせます。
・さらには、大ジャンプ。
・あっさりとボールを越えましたよ。

・あとはゴールまで一直線。
・カメラを蹴飛ばしつつ、
 猛スピードでゴールした。

・シャモの記録は、19秒。
・さすがに、速い。


・さあ、ブロイラーの方はどうだ。
・一歩一歩、ボールに近づいていきます。

・どうやるのかと思ったら、
 胸でボールを押しのけました。
・あくまでも、ゆっくりとマイペース。

・ゴールタイムは、2分47秒だった。


・で、これが何と関係あるのでしょう?


・シャモですが、ゴール後、
 勝利を見せつけるかのように
 羽をはばたかせました。
・実は、レースの前も後も、かなり頻繁に
 羽をバタバタさせていたんです。

・しかし、ブロイラーくんといえば、
 一度も羽をはばたきませんでした。

・これがむね肉に、どう影響するんだろう?


・それぞれのむね肉を比べると、
 シャモは赤いんですね。
・カモの肉を見ると、もっと赤い。

・これが何を意味するのか?

・肉には、赤い筋肉と白い筋肉がある。
・長いこと動かし続けることができるのが、
 赤い筋肉。
・じき動けなくなるのが、白い筋肉。

・ちなみにブロイラーでも、
 もも肉は赤っぽい色をしています。
・これは自分の体を支え、歩くから。

・よく使う筋肉ほど赤いし、
 あまり使わない筋肉ほど白い。

・そしてこの色が、水分の保持について
 すごく関係があるのだという。


・もも肉とむね肉では、筋肉に違いが。
・もも肉の方では、筋繊維の周りに
 壁があります。
・非常に丈夫な膜で、むね肉に比べると、
 違いは一目瞭然。
・もも肉の方がずっと厚い。

・この丈夫な膜で、水分を逃がさないんですね。
・むね肉では薄いので、水分を逃がしやすい。

・さらに筋肉を束ねる膜も、
 むね肉では薄いので、
 水分とうま味を逃がしやすいのです。




無いなら加える?


・でも、ここで、
 そんなむね肉を何とかしようと、
 ひとりの男が立ち上がりました。

・既にガッテンに
 出演されているといいますよ。
・それは誰だ?


・料理研究家の、林廣美さん。
・2001年6月6日放送のガッテン
 「から揚げの鉄則」に出演されています。
・そこで、二度揚げの技を紹介してくれた。

・その林さんが、調理台の前に立ちましたよ。
・フライパンで
 鶏むね肉を焼いてくれたのですが、
 あれ? それだけ?

・でも、切ってみたら、中はジューシーだった。
・街の人に試食してもらったところ、
 反応がすごくいい。
・やわらかい、ジューシー、
 モチモチ感があると、みなさん笑顔に。

・秘密は焼く前にありそうですが、
 いったい何をしたんだろう?
・魔法でもかけた?


・林さんはまず、鶏むね肉の全体を
 フォークで刺しました。
・そして、水に砂糖と塩を溶かした。
・これをビニールの袋に入れて、
 お肉にもみ込みましたよ。

・重さを比べたところ、
 水を加える前は 345g でした。
・それがもみ込んだ後では、389g に。


・でも、本当に水を吸ってくれるんでしょうか?

・というわけで、スタジオで実験。

・鶏むね肉に、フォークで穴を開けます。
・袋に、水と砂糖と塩を入れて、
 1分ほど肉にもみ込む。

・すると、水分がしみ込んでいるのが
 確認できました。
・ちゃんと中に入ってるんだ。

・この状態で1時間ほど置くと、
 さらにしっとりと仕上がるそうです。



・ところで、なぜ砂糖と塩なんだろう?

・むね肉は、とにかく、たんぱく質が多い。
・そこに塩が入ると、
 塩とたんぱく質がくっついて、
 その物体同士が互いに離れようとする。
・その間に水が入るので、
 水をガッチリ つかんでくれるというわけ。

・また砂糖が加わることで、
 たんぱく質の分子構造を
 強いものにしてくれる。
・壊れにくい構造になるので、
 さらに水を離さなくなる。

・入れ込む効果と、出さない効果、
 ダブルの効果で保水力を維持。


・ちなみに、もむ込む砂糖塩水の割合は、
 以下のようになります。

・肉の重さに対して
 水が 10%
 砂糖が 1%
 塩が 1% 。




・スタジオでも、林さん流の鶏むね肉を
 試食します。

・もう、見た目からして、ふくらんでいます。

・パサつきはなく、
 やわらかくておいしいと、
 みなさんうなってました。


・鶏むね肉をおいしくするのは、
 水が出やすい=吸い込みやすい、
 その欠点を逆手にとった
 ウルトラ技だったのです。

・ガッテン! ガッテン!




直角で絶品!


・スゴ技は、これだけではありません。
・水を加えなくてもいい方法を、
 パセリをヒントに紹介してくれるんだってさ。


・水なしでもジューシーになるには、
 どうしたらいいの?
・思い悩む、むね肉ちゃん。

・ある日テレビを見ていると、
 ガッテンでパセリについて
 放送されていました。

・パサパサ感の方が強烈だった場合は、
 脳はマズイと判断する。
・そうか、パセリも鶏むね肉も
 同じ悩みを持っていたんだ。

・でも、そのパセリが、
 おいしくなっちゃいましたよ。
・ということは、むね肉ちゃんも
 おいしくなれる?

・その方法を試したところ、
 むね肉ちゃんは大変身できました。
・街の人の評判も、上々です。


・では、このパサパサ感、
 食感の悪さを取り除くには、
 どうしたらいいんでしょう?

・使ったのは、包丁。
包丁の峰で、叩きました

・さらに、切り方にも工夫が。
・繊維がバラバラになりやすいように、
 意識します。

・肉というのは、真ん中に筋がある。
・その筋に対して、
 左側の身が厚い方では
 直角に繊維が入っている。
・なので厚い方では、
 繊維に向かって直角に切る。

・また、薄い方では、
 真ん中の筋に対して直角に切る。


鶏むね肉の切り方

鶏むね肉の切り方


・ただし、
 繊維が短く断ち切られていると、
 それだけうまみも
 逃げ出しやすくなります。

・だからこそ、
 出したものを吸ってくれる
 野菜炒めのような料理が
 オススメになるそうです。



・たたく&繊維に直角切り、
 これで絶品の鶏むね肉に!

・ガッテン! ガッテン!




絶品鶏むね肉料理


・スタジオに、
 イタリア料理店のオーナーシェフ
 濱崎龍一さんが来てくれました。

・鶏むね肉は、まかないでよく
 食べるそうです。




<キャベツと鶏むね肉の蒸し物>


4人前の材料:

 鶏むね肉(皮なし) 1枚
 たまねぎ 160g
 にんじん 80g
 セロリ 80g
 塩 7g
 砂糖 4g
 こしょう 適量

 キャベツ 100g
 水 60ml
 イタリアンパセリ 適量
 粒マスタード 適量


・包丁の峰で、むね肉の両面を
 格子状にたたきます。
・肉は食べやすい大きさに
 スライスしている。

・ボールに、スライスしたタマネギ、
 斜め切りにしたニンジンとセロリを入れる。
・さらに、塩と砂糖も投入。
・手で、よくもみます。

・この時出てきた水に
 むね肉をつけこむ。

・お肉を入れたら、また混ぜます。
・あとは冷蔵庫で、20分置く。

・深めのフライパンか鍋に
 キャベツをひく。
・そこに肉と野菜をのせ、
 さらにキャベツではさみます。

・水を入れたら、強火で2分、
 弱火で6分、それぞれ蒸す。

・お好みで、イタリアンパセリや
 粒マスタードを添える。





<むね肉のソテー 枝豆とトマト添え>


4人前の材料:

 鶏むね肉(皮なし) 1枚
 乾燥パン粉 適量
 (細かくつぶしたもの)
 ゆでた枝豆 80g
 トマト 100g
 塩 少々
 バジル 2枚
 オリーブオイル 適量
 サラダ油 大さじ1~2
 こしょう 少々


・スライスした鶏むね肉に、
 パン粉をつける。
・これで水分が、
 抜けにくくなります。
・パン粉で、コーティング。

・それから、肉をたたきます。
・包丁の峰で、格子状に。

・ボールで、枝豆とトマトを和える。
・トマトは1センチの角切りに。
・塩とバジルも入れます。
・バジルは細かく千切る。
・オリーブオイルを入れて、
 スプーンで混ぜます。

・フライパンを熱し、
 サラダ油をしく。
・肉を並べて、強火で両面を
 こんがりと焼く。

・焼けたら、キッチンペーパーで、
 余分な油分を取り除く。
・その上から、こしょうと塩
 少々をふる。

・さらに並べたお肉の上に、
 先ほど和えた枝豆とトマトを
 トッピングして完成。





<冷製むね肉スープ>


4人前の材料:

 鶏むね肉(皮なし) 2枚
 しょうが 5~7g
 花椒(ホアジャオ) 10粒
 長ねぎ 1本
 塩 8g
 水 1リットル
 わさび(チューブ) 適量
 白髪ねぎ 1/2本
 あさつき 適量


・むね肉を麺棒でたたいて、
 厚みを均等にする。

・沸騰したお湯に入れて、
 ヒト煮立ち。
・ザルにあげます。
・この時のお湯は捨てる。

・お肉を鍋に戻し、
 スライスしたショウガ、
 乾燥した山椒の実、
 長ねぎと塩を入れる。
・水を1リットル入れたら、
 フタをして火をつける。

・沸騰後、弱火で12分加熱し、
 その後、冷やす。

・冷めたら、肉を取り出して、
 ほぐしていきます。

・スープを取出し、ワサビを溶く。
・それを、ほぐした肉にかけて、
 白髪ネギやあさつきを添えて、
 できあがり。





お安い鶏むね肉が、おいしく変身しました。





NHKためしてガッテン カンタン!極うま!火加減レシピ




のんびり、ゆったり、僕流イタリア料理


 





実はもともと、鶏むね肉派です。

お安いし、何てったってヘルシー。脂質が少ないんだもの。

ただ、食感はというと、やっぱり鶏もも肉の方がよかった。

なので、砂糖塩水をもみ込むのとか、試してみたいです。

そう考えると、から揚げを作る時などにダシにつけておくのは意味があったんですね。

砂糖も入っているし、しょう油で塩分も入っている。

これでまた、鶏むね肉の魅力が増しました。

ガッテンよ、ありがとう。



[まとめ]


・鶏むね肉がパサパサなのは、
 水分が抜けやすいから。
・うまみは水分に溶けやすいので、
 一緒に抜けちゃいます。

・なので、水分を補充してあげるといい。
・鶏むね肉にフォークを刺し、
 穴をあける。
・袋に水と砂糖と塩を入れ、もみ込む。
・そうすると、しっとり仕上がります。

・切り方でも、食感は変わる。
・繊維がバラバラになりやすいように、
 意識して切るとよい。





次回は、「放置すると危険! 謎のへんぺい足で骨異常に」。





NHKためしてガッテン 発酵パワーの簡単おかず「酒かす」「酢」「みそ」「ぬか」 (生活シリーズ)




ガッテン流!お肉料理のすごい鉄則 (NHKためしてガッテン)






 → 「ためしてガッテン 2011年のアーカイブ 前半」


↓ 続編あり

「【鶏むね肉】 柔らかくする方法は マイタケと切り方だった」
ガッテン 鶏むね肉をやわらかくする方法+冷凍保存





tag : ためしてガッテン 食べ物





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