胃液逆流タイプ肺炎、予防は 綿棒とおでこ体操/ためしてガッテン

今週のテーマは、「謎の肺炎」

感染タイプでも誤嚥タイプでもない、第3の犯人とは?


寝ている間に、胃液が気管を通り、肺へ。

含まれる雑菌が繁殖して、炎症を起こす。

サインは、ノドがチリチリ焼ける感じ。


脳と誤嚥の関係。

ツバで、飲み込み力 機能チェック。

凍らせた綿棒で、アイスマッサージ。


浜松市リハビリテーション病院、藤島一郎 先生の解説。

予防には、おでこ体操。



2014年11月26日放送の「ためしてガッテン」より、「謎の肺炎が急増中! 死なない新常識」からのメモ書きです。




ためしてガッテン 謎の肺炎は 胃液逆流タイプ




謎の肺炎


ササミ
今回のテーマは、「肺炎」

今、肺炎で亡くなる人が、急増中なのだとか。

年間の死亡者数は、12万人だという。


肺炎といえば、2つのタイプが思い浮かびます。

(1) 「感染タイプ」は、ウイルスなどが口や鼻から侵入し、肺で炎症を起こす。

(2) 「誤嚥(ごえん)タイプ」は、食べ物などが間違って肺の中に入って起こる。


ところが最近、別の怖い病態が、注目されているのだという。

心当たりがないままに、ある犯人が肺に侵入。

怖いことに、一気に炎症を起こし、重症化することも。


感染タイプでも、誤嚥タイプでもない、新しい肺炎とは、どういうものなのでしょう?



ゲストの中村玉緒さんも、肺炎の経験があるのだそう。

ある日、咳(せき)をしたら、痰(たん)に血が混じっていました。

レントゲンを撮ったところ、肺は真っ白だったという。



今回お伝えするのは、ウイルスでもなく、誤嚥でもない、第3の犯人が起こすタイプ。

その第3の犯人が、スタジオに登場しました。

黒いビンに入っていますが、いったい何なんだろ?




まずは、体験談からです。


[体験談(1)]


兵庫県にお住いの、62歳の男性。

フランス人の奥さんと、元気にウィーキングで汗を流しておられます。

(芦屋のマッサン?)

健康に気を遣っておられる、この男性。

6年前、突然、謎の肺炎に襲われました。


初めは、ちょっとした体のダルさだった。

それが急に、悪化したのだという。

体中熱くなって、冷や汗が噴き出してきた。

その時の熱は、39度。

翌日、病院に行くと、肺炎だと診断されました。

すぐに入院することに。


原因としてまず疑われたのは、「誤嚥(ごえん)」でした。

誤嚥とは、食べ物などがうまく飲み込めず、間違って、肺の方へ入ってしまうこと。

ノドのフタの機能低下が、大きな原因だと考えられている。

しかし、この男性、食事がうまく飲み込めなかったり、むせたりすることが、一度もありませんでした。




[体験談(2)]


熊本県にお住いの、77歳の女性。

謎の肺炎を経験した、一人です。


4年前の夜、ノドに強い痛みを感じて、目を覚ましました。

激しい咳が、止まりません。

寒気がして、熱を測ってみたところ、一気に上がったのだという。


病院で まず疑われたのは、誤嚥。

しかし、まったく心当たりがありませんでした。

薬を山盛り飲んでも、大丈夫なほどだった。

飲み込みは、よい方だったのです。


女性は1週間で、無事に退院。

しかし、その後、不思議なことが。

なんと、これまでに10回も、肺炎を繰り返したのでした。

いくら注意しても、肺炎になってしまう。




ササミ
肺炎になる前、感染タイプなら、風邪をひきます。

でも、上のお二人に、風邪をひいた覚えはありませんでした。

飲み込みに問題はないので、誤嚥タイプでもない。


にもかかわらず、お二人とも、何度も肺炎になっています。

男性は、6年間に3回。

女性は、4年間に10回。


謎の肺炎は、繰り返す特徴があるようです。




スタッフさんの実験


謎の肺炎の犯人を探し出すため、向かったのは、鹿児島大学。

大学病院 矯正歯科の、宮脇正一 教授に、協力していただきました。

宮脇先生は、謎の肺炎をよく知る人物。

「ある時間帯に、ある条件が整えば、誰にでも起こりうること」なのだという。


実験のため体を張るのは、ガッテンADの24歳女性。

アラレちゃんメガネが、印象的だ。

夜10時、病院で、肺からノドに、細い管を入れます。

これは、犯人がノド付近に現れた時に反応するセンサー。

その状態で、一晩、眠ります。

犯人が現れるのは、夜、眠っている時なんですね。


実験開始から、2時間後。

センサーに反応がありました。

犯人を捉えたようです。


さあ、第3の犯人の正体とは?




謎の肺炎の原因となる第3の犯人の正体は、「胃液」

でも、胃液と肺炎に、どんな関係が?


食道から胃につながる、胃の入り口部分には、「噴門(ふんもん)」があります。

この噴門のおかげで、胃液は逆流しません。

寝る時は、当然、横になりますよね。

横になると、胃液は、逆流しやすくなります。

そして、寝ている間、噴門が一時的に、ゆるむことがある。

そうなると、胃液が食道に、侵入してしまう。


RESM新横浜睡眠クリニック(白濱龍太郎 院長)の実験。

寝ている女性が、ゴックンしています。

このゴックンで、食道に侵入してきた胃液は、胃に戻るんです。


ところが、ゴックンしない人がいる。

正確に言うと、ゴックンできる回数が少ないために、ゴックンしない時間が長くなってしまう人。


すると、どうなるか?

胃液が、食道に侵入してきます。

実は、胃液には、未消化の食物の中に、細菌が含まれている場合がある。

おっと、逆流してきた胃液が、ノドのフタを通過して、気管に侵入。

肺の方へ、行ってしまいました。

実は、ノドのフタというのは、上から来るものには反応するけど、下から来るものには無防備。

ツバを飲み込まないと、逆流してくる胃液に、反応しないのです。


胃液が気管を通り、肺へ。

こうなると、胃液の強い酸によって、肺の表面が荒れてしまいます。

そこに、未消化の雑菌が、取り付いてしまう。

その雑菌が肺で繁殖して、たいへんな炎症を起こすんです。




藤島一郎 先生の解説


ここでスタジオに、専門家の先生が登場。

浜松市リハビリテーション病院、藤島一郎 院長です。


<胃液逆流タイプの肺炎になりやすい人>

 ・ツバが少ない。
 ・寝る前の暴飲暴食。
 ・加齢。



ドライマウスや、口を開けて寝る人は、夜間の唾液の量が減っているのだそう。

また、寝る前に暴飲暴食すると、胃液が逆流する危険が高まるのだという。

ADさんによる実験の際も、胃液の逆流を実験で捉えるため、わざと寝る前に、飲んだり食べたりしていた。

経験談を話してくれたお二人も、実は、肺炎を発症する前の晩に、夜遅く食事をしていたり、食べ過ぎていたそうです。


「ツバが少ない」「寝る前の暴飲暴食」、この2つが揃っても、一般の元気な人は、胃液逆流タイプの肺炎になることは、滅多にないそう。

ここに「加齢」が加わる、特に虚弱の方、寝たきりに近い方になると、危険性が高まってくるようです。


胃液逆流タイプの肺炎で、一番リスクが高い人は、「胃や食道の手術をした人」

下部の食道括約筋(しょくどう かつやくきん)がなくなってしまうと、逆流しやすくなってしまうんです。


予防には、胃液の逆流を防止することが大事。

なので、ベッドの背を15度ほど起こすのが効果的なのだとか。


<胃液逆流タイプのサイン>

胃液がノドまで逆流してくると、ノドがピリピリ痛かったり、セキが出たりする。

朝起きた時、ノドがチリチリと焼けるように感じる方は、要注意!



肺炎を繰り返す寝たきりの患者さんが、逆流しにくい食事をとると、肺炎が減少するそうです。




誤嚥と脳の関係


巣鴨で、質問。

「ふだんから、飲みにくいと感じますか?」


どうも、年をとると、飲みにくさを感じやすくなるようですね。



石巻赤十字病院 呼吸器内科の、矢内勝 先生。

飲みにくさの原因として、脳に注目しています。

肺炎を起こした後の脳のMRI写真を見ると、白いポツポツが。

実はこれ、脳の血管障害。

つまり、小さな脳梗塞なんです。


矢内先生たちの調査によると、脳の中心部に血管障害が起きた方の7割に、誤嚥が認められた


脳と誤嚥の関係は、どうなっているのでしょうか?



脳の働きと飲み込みには、非常に密接な関係があるようです。


ノドの粘膜には、ものが入ってきたことを感知する、「飲み込みセンサー」がある。

食べ物が入ってくると、脳にそのことを知らせてくれます。

すると、脳では「運動感覚野」という部分が働いて、「飲み込め」という指令を、ノドなどの筋肉に送ってくれるんです。

ノドのフタが閉まるのも、この指令のおかげ。


ところが、隠れ脳梗塞や脳の機能低下により、この働きが衰えてしまうことがあるんですね。

それが誤嚥を引き起こすと、考えられている。




<飲み込み機能チェック>

ツバを3回飲み込む時間を、計測してください。

30秒以上かかる人は、要注意!



ツバを飲み込む回数は、年齢と共に、減ってくるのだそうです。




簡単、飲み込み力アップ術


浜松市リハビリテーション病院。

飲み込み力をアップする方法を、見せてもらいました。


ずいぶんと大きめの綿棒が、出てきましたよ。

水で湿らせて、お口の中に当てる。

すると、ゴックンとなりました。

これを繰り返すのだそう。


実は、この綿棒、水で濡らして、凍らせてあります。

飲み込む力をアップさせるこの方法を、「アイスマッサージ」という。


効果の秘密を、見せてもらいましたよ。

京都府立医科大学 医学研究科の山脇正永 教授。

アイスマッサージを行っている時の、脳活動を分析してもらいます。


注目するのは、脳の前方。

運動感覚野という部分です。

飲み込みの指令を行う場所ですね。


冷たく凍らせた綿棒をノドに当てると、運動感覚野に変化が。

綿棒の刺激で、活性が上がったようです。

普段から脳を刺激してあげれば、その分、飲み込み力がアップするんです。


綿棒ですが、耳かきの綿棒ではなく、口の中をきれいにする綿棒。

ずいぶん、大きめですね。

この医療用の綿棒を水につけて、凍らせておきます。

そして、刺激する時に、少し水をつけて使う。

唇から徐々に、口の奥へマッサージすると、よいそうです。


医療用綿棒


水の刺激と、冷たいという刺激。

さらに、マッサージの刺激。

この3つの刺激で、飲み込みが起こりやすくなります。


アイスマッサージは、飲み込み力が弱っている方にオススメ。

食事の前に行うと、効果的です。



2007年2月21日放送の「死者急増! 肺炎の真実」。

歯磨きをした時の脳と、歯ぐきもマッサージした時の脳、それぞれどのように脳の活性が変わるか、調べたことがあります。

歯磨きに、歯ぐきのマッサージを加えると、脳はより強く活性化。

「歯ぐきマッサージ」は、口腔(こうくう)ケアのみでなく、誤嚥による肺炎を防ぐ有効な手段なんです。

特に、歯と歯肉の間、ポケットの辺りをよくマッサージするのは、よい方法なのだそう。




おでこ体操


ゴクンと飲み込む時に働く筋肉を、「舌骨上筋群(ぜっこつじょうきんぐん)」と言います。

藤島先生が、この筋肉を鍛える運動を教えてくれました。


<おでこ体操>

片方の手を、おでこに当てて、頭でその手を強く押す。

その時、おへそを見る感じで、下を向きます。


1秒ごとに、頭を押す動作を、5回繰り返す。

その次に、頭を押す動作を、5秒続ける。

この2つを、食事の前に行うと、効果的。




おでこ体操、詳細はこちら。


(1) 片方の手をおでこに当てて、頭でその手を強く押す。

手の方も、負けないように、頭に押しつけましょう。

そして、自分のおへそを見るように、下を向きます。

アゴの下の筋肉が、硬くなっていれば、OK。

(2) 1秒に1回。頭を押す動作を、5回繰り返す。

(3) 次に、5秒間、頭を強く押し続けて下さい。

休みをとりながら、これを3回。



食事の前、誤嚥の予防に、ぜひ、どうぞ。




感染タイプの解説


感染タイプで一番有名なのが、「肺炎球菌(はいえんきゅうきん)」というもの。

この肺炎球菌には、ワクチンが有効なんです。

平成26年10月1日から、肺炎球菌ワクチンの定期接種が、受けられるようになりました。

公費助成で、65歳から5年おきの方、または、101歳以上の方が対象です。


肺炎は予防が大事。

問い合わせは、お住まいの地域の役所、保健所まで。




今週の色紙


「よだれは もったいない」

寝ている間に、唾液をゴックンするのは、大事なことなんですね。





NHKためしてガッテン増刊 健康プレミアム Vol.07 2014年 11月号 [雑誌]



嚥下障害のことがよくわかる本 食べる力を取り戻す (健康ライブラリーイラスト版)


 





エノキ
逆流性食道炎はよく聞くけど、胃液の逆流で、肺炎になる可能性もあるのか。

ササミ
唾液って、大事なんですね。

歯の健康にも、関わってくるし。

エノキ
ふだん、ツバを飲み込むことは意識しないけど、これからはやってみようかな。

ササミ
あとは歯磨きと、歯ぐきのマッサージですね。




下の動画では、9分30秒頃から、嚥下(えんげ)力や誤嚥についての説明がされています。

11分頃からは、嚥下おでこ体操が。




アイスマッサージ。




「呼吸体操とおでこ体操」







次回、痛み予防の最新アイテムは、洗濯バサミ?

「マッサージでも治らない! 長引く痛み治療 最前線」。





NHK ためしてガッテン 2014年 秋号



介護する人のための誤嚥性肺炎 こうすれば防げる! 助かる!






 → 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 4月~6月」




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加齢黄斑変性と目ヤニ? 予防には緑黄色野菜/ためしてガッテン

今週のテーマは、「加齢黄斑変性」


前兆は、目ヤニ?

視細胞の一部がはがれ落ちた廃棄物「ドルーゼン」。


ブルーライトと予防法。

目の中のサングラス、「黄斑色素」。

増やすには、緑黄色野菜を食べること。


関西医科大学 眼科学、高橋寛二 教授の解説。

抗VEGF薬の注射。



2014年11月19日放送の「ためしてガッテン」より、「1200万人! 目の現代病 ~ 危険な目ヤニ 発見ワザ」からのメモ書きです。




ためしてガッテン 加齢黄斑変性と緑黄色野菜




加齢黄斑変性


ササミ
今回のテーマは、「加齢黄斑変性」。


2014年9月12日、素晴らしいニュースが飛び込んできました。

理化学研究所の高橋政代さんが率いるチームによって、iPS細胞が 世界で初めて 実際の治療で使われた。

治療を受けたのは、視力に障害のある女性。

その病名が、「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」でした。


この病気、欧米での失明原因、第1位。


初めは、目がちょっと かすむだけだという。

でも、放っておくと、突然、視野の中心が欠けてしまい、たった3ヵ月で、視力が急激に低下。

その後、失明するケースが続出しているのだという。

日本でも患者数が急増し、2012年には 84万人に。


京都大学が行った、最新調査があります。

それによると、1200万人以上が 加齢黄斑変性の予備軍であることが分かった。

(京都大学大学院 医学研究科 眼科学 吉村長久 教授)




代表的な目の病気といえば、緑内障。

そして、白内障。

緑、白ときて、今回のテーマは、黄色。

黄斑変性症です。

加齢黄斑変性ともいう。



まずは、体験談から。



[体験談(1)]


大阪府に住む、65歳の男性。

3年前に、加齢黄斑変性を発症しました。

以来、重度の視覚障害に悩まされています。


最初の異変に気づいたのは、車での移動中。

ある日、トンネルに入った瞬間、奇妙な出来事が起きました。

突如、視界が薄暗くなり、前方がほとんど見えなくなった。

しかし、しばらくすると、視界は元に戻ったのだという。


歳のせいだろうか?

そう思った男性は、病院に行くことはしませんでした。


ところが、63歳の誕生日を迎えた翌朝、たいへんなことが起こった。

なんと、左目の視力を、完全に失ったのです。


男性は、こんなことになるなんて、夢にも思っていませんでした。

なぜなら、毎年、人間ドックを受診していたから。

それには ただの視力検査だけでなく、詳しい眼の検査も含まれていました。

10年以上検査を受け続けていたのに、どうして?




メカニズム


眼球の中には、網膜があります。

視覚情報を認識するために、スクリーンの働きをする部分。

その真ん中あたりにあるのが、「黄斑(おうはん)」です。


色や明るさを認識してくれる細胞を、「視細胞(しさいぼう)」という。

その視細胞が一番集中している場所が、黄斑なんです。


黄斑の部分は くぼんでいて、視細胞に光が届きやすくなっている。

これは、人間が中心でものを見るからではないかと、考えられています。

ちなみに鳥は、中心以外にも、焦点が合うのだそう。



では、黄斑変性症になると、何が起こるのでしょう?

福島県立医科大学 眼科学に協力していただき、黄斑を特殊なカメラで撮影してもらいました。


健康な人の黄斑は、くぼんでいます。

一方、患者さんの黄斑は、盛り上がってますね。


黄斑


黄斑は、ものを見る肝心要の部分。

その場所が変わってしまうことが、歪んで見えたり、ぼやけて見えたり、部分的に欠けてしまう、原因なんです。



先述の男性は、人間ドックで目の検査を受けていたのに、片目を失明することになってしまいました。

人間ドックの検査では、黄斑の異常が分からないのでしょうか?


男性の加齢黄斑変性の治療に当たっておられる、関西医科大学 眼科学の高橋寛二 教授。

先生がおっしゃるには、人間ドックの目的は 主に、緑内障や動脈硬化などを見ること。

加齢黄斑変性の前触れは、あまり報告されなかったり、スルーされる可能性がある。

(あくまで、「人間ドックでは」です)

また、人間ドックでも、黄斑がボコッと膨らんでいるようなケースなら、見つけやすいそうです。

ただ、膨らむのに、1年かからない人もいる。

あっという間に進行してしまうこともあるので、検査と検査の間に、発症してしまうことも。


しかし、黄斑が膨らむ前に見つける方法が、あるそうですよ。

加齢黄斑変性の前兆は、「目ヤニ?」

「?」は、「のようなもの」という意味。




前兆は 目ヤニ?


恒例のガッテン大調査!

加齢黄斑変性になる目ヤニを、チェックさせていただきます。


できたての目ヤニを見せてもらうために、お泊りしてもらうことになりました。

翌朝、バズーカ型クラッカーで(強制)起床。


調査してくださるのは、日本眼科アレルギー研究会の深川和己 理事。

これまで30万人以上の目を診てきた、ベテラン眼科医です。


どうも、量は関係ないようですね。

目ヤニが多いと気にしていた女性は、大丈夫だった。


先生が危険だと判定したのは、二人。

病院に来てもらい、最新の検査機で、目の奥を詳しく調べます。

すると、白い物体が写っていました。

これが増えると、加齢黄斑変性になるリスクが高まるのだという。

白い物質の正体とは、何なのでしょう?


これは、目ヤニではありません。

普通の目ヤニは、結膜や角膜のカスが 涙と一緒に固まったもの。

白い物質は、眼底に溜まった老廃物。

特に、これが黄斑付近に溜まってしまうと、危険です。

これを「ドルーゼン」という。

視細胞の一部が はがれ落ちた老廃物。


視細胞は通常、カスを出しています。

ただ、中に、溜まってしまう人がいるんですね。

それが加齢黄斑変性の原因になっているということに、今、世界の研究者が注目しているんです。


でも、老廃物がなぜ、失明を引き起こすのでしょうか?


黄斑には、くぼみがあります。

ドルーゼンは、それよりもずっと奥に溜まっていく。

この時、免疫反応によって、炎症が生じます。

炎症が起こると、栄養を届けようとして、新しい血管が作られる。

それによって実は、黄斑が膨らんでしまうんですね。

しかも、この新しくできた血管は、まだできたてなので、ヤワ。

そのため、ちょっとしたことで、出血してしまいます。

これが、失明の原因になるんです。


加齢黄斑変性の予備軍とされる人とは、ドルーゼンが溜まっている人のこと。

その数が、推定 1200万人というわけです。


スタジオに、最新機器が登場。

ゲストのみなさんが、調べてもらうことになりました。

検査してくれるのは、関西医科大学 眼科学 教授の、高橋寛二 先生。


さて、結果はどうなるでしょう?




青い光と予防法


加齢黄斑変性の予防法を求めて、病院へ。

何の検査をしているのでしょか?

日本赤十字社 医療センター 眼科の武井正人さんに、お話をうかがいました。


検査機を覗きこむと、青白い光がチカチカしています。

これは、強い光と弱い光が 交互に光っている。

弱い方の光の強さを上げていくと、チカチカが くっきり見えるようになります。

この瞬間をチェックすることで、黄斑の状態が分かるんです。

でも、それが予防法と、どう関係するのでしょうか?


実は、(検査の)青い光がよく見える人は、ドルーゼンが溜まりやすいのだそう。

青い光は、ブルーライトと呼ばれるもの。

紫外線と近い、波長の短い光です。

太陽光、照明、テレビの光など、どこにでもあります。


この光を浴びすぎると、活性酸素が発生。

活性酸素は、視細胞を傷つける性質がある。

視細胞が傷つけられれば、それだけたくさん、カスが出ます。

つまり、ドルーゼンが溜まりやすくなる。


避けようのない、ブルーライト。

予防するには、どうすればいいのでしょう?


スタジオで、実験です。

まずは、特殊な装置を使って、ブルーライトを発生させる。

それを、赤いセロハンで、遮ってみます。

すると、ちょっと弱まりました。

次に、青いセロハンで試してみる。

これは、あまり変わりませんでした。

最後は、黄色いセロハン。

驚くことに、遮断しちゃいました。

黄色は、ブルーライトを吸収するんですね。


黄斑は、名前の通り、黄色い。

その元が、「黄斑色素(おうはんしきそ)」と呼ばれるもの。

番組ではこれを、「目の中のサングラス」と表現していました。



青い光の検査ですが、黄斑色素が少ないと、青い光が見えてしまう。

逆に、黄斑色素が多いと、見えにくい。


ということで、予防するには、黄斑色素を増やせばいいことになります。

そのカギになるのが、「カロテノイド」

カロテノイドは天然の色素で、緑黄色野菜に含まれる。


加齢黄斑変性の予防、それは 緑黄色野菜を食べることでした。


2001年から、アメリカで大規模な研究がされて、昨年、カロテノイドなどが加齢黄斑変性の進攻を抑制することが判明しました。


黄斑色素の少ない人が毎日 一定量 有効な栄養を摂取し続けたところ、半年後には、約45% アップしたとの報告が。



さて、先ほどの検査の結果が出ました。

カンニング竹山さんの画像には、ドルーゼンが。

緑黄色野菜を食べた方がよさそうだ。




<黄斑色素を増やす食事ワザ>

[目の中のサングラス機能UP]

 ブロッコリー 1株
 青梗菜(チンゲンサイ) 1/2束
 ほうれん草 1/3束
 小松菜 1/3束

これらは、カルテロイドの一種「ルテイン」を含む野菜。

(量は、単品で摂った場合に必要な1日の量)

カロテノイドは、少量の油で調理すると、吸収率が高まります。


[抗酸化機能UP]

 ビタミンE (カボチャ、パセリなど)
 ビタミンA (ニンジン、春菊など)
 ビタミンC (パプリカなど)

こちらは、ルテインと一緒に摂るとよいもの。


亜鉛にも、抗酸化作用があるといわれています。

多く含まれるのは、牡蠣(かき)、煮干し、焼き海苔など。




ドルーゼンの検査ですが、眼科で眼底検査を受ければ、よい。

この5~6年で、ドルーゼンの認知が広まっているそうです。

また、一部の人間ドックでも、ドルーゼンの診断がつく場合がある。



ササミ
ドルーゼンを減らすには、食生活の改善が重要。

緑黄色野菜で、黄斑色素を増やしましょう。

エノキ
ガッテン! ガッテン!




治療法


[体験談(2)]


東京は大東区にお住いの、66歳の男性。

去年、加齢黄斑変性を発症してしまいました。

わずか数ヵ月で、視力が急激に低下したといいます。


それが今では、回復。

視力が、0.4 から 1.5 になりました。

それも、たった2ヵ月で。

治療自体は、数秒だったという。


その治療法とは、注射。

目の玉に、注射したんです。


使うのは、「抗VEGF薬」

黄斑の腫れ(ふくらみ)を抑えることで、視力を改善。視界の歪みなども解消する。


注射針は最新のものを使うので、すごく細い。

また、点眼の麻酔薬を使用するので、痛みはないそうです。

さらに、眼球の上部から注射するため、針は見えません。


ただ、この薬は効く期間が限られているので、最初はまず、1ヵ月ごとに3回。

そのあと、効き具合を見ながら、間隔を決めていくのだそう。

失明を防ぐには、継続的な注射が必要なのだそうです。




今週の色紙


「ためして眼底」

気になる人は、眼科で眼底検査を。















NHKためしてガッテン 「目の老化」を防ぐ新常識



くわしく知りたい目の病気―白内障・緑内障・加齢黄斑変性 (別冊NHKきょうの健康)


 





エノキ
名前はよく聞いていた加齢黄斑変性ですが、今日 どういうものかよく分かりました。

ササミ
緑黄色野菜で予防できるのか。

まめにたくさん摂った方がいいんですね。

他の健康にもよさそうだし。

エノキ
iPS細胞による治療。

成功するといいですね。





次回は、「謎の肺炎が急増中! 死なない新常識」。





NHK ためしてガッテン 2014年 秋号



野菜料理のABC教えます (生活実用シリーズ NHK「きょうの料理ビギナーズ」ハンドブック)






 → 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 4月~6月」




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肝臓がん予防 新時代! 検査は無料&肝炎ウイルスの新薬/ためしてガッテン

今週のテーマは、「肝臓がんの予防」


原因の8割は、肝炎ウイルス。

感染源は、輸血、予防接種、そして、母子感染。

検査はたった3分。無料の自治体も多い。


武蔵野赤十字病院、泉並木 先生の解説。

インターフェロンが効かない場合でも、C型肝炎ウイルスを排除できる新薬。

B型のウイルスの増殖を抑える、核酸アナログ。



2014年11月12日放送の「ためしてガッテン」より、「3分で8割減! 肝臓がん撲滅SP」からのメモ書きです。




ためしてガッテン 肝臓がん撲滅SP




肝臓がんの原因


ササミ
今回のテーマは、「肝臓がんの予防や検査」について。


ガンの死亡数、第1位は、肺がん。

第2位が 胃がんで、第3位は 大腸がん。

そして、第4位なのが、肝臓がんです。

沈黙の臓器と呼ばれるだけあって、本人が気づかないうちに、肝臓が侵されている場合も。


しかし、ここで朗報です!

武蔵野赤十字病院 副院長の 泉並木 先生は、おっしゃいました。

「みなさんが『あること』さえやっていただければ、肝がんの7割から8割をなくすことが、できるようになってきたんです」

エノキ
すごい進歩じゃないですか。



ササミ
まずは、肝臓がんの原因からです。

エノキさん、何だと思います?

エノキ
お酒…ですかね。

ササミ
アルコールは、5%ほど。

一滴もお酒を飲まない人でも、肝臓がんになる方は、けっこう いらっしゃいます。

エノキ
へ~、そうなんだ。

ササミ
他の原因では、脂肪肝などが 15%。

B型肝炎ウイルスが、15%。

C型肝炎ウイルスが、65%。

肝臓がんの原因の8割は、肝炎ウイルスなんですね。


グラフ:肝臓がんの原因



B型肝炎ウイルスの主な感染源は、

 ・輸血(血液製剤)
 ・予防接種(注射針の使い回し)
 ・???


この3つ目が、問題になります。



[体験談(1)]

73歳の女性。

7年前、肝臓がんに なりました。


30年前、仕事で忙しい毎日を送っていましたが、健康に不安を感じることは、なかったという。

ある日、体調を崩し病院を受診したのですが、念のため、血液検査をすることに。

そこで、肝機能の数値が 600~700あると言われてしまいます。

詳しく調べた結果、急性肝炎を発症していることが、分かりました。

このまま放置すると肝硬変へと進み、最悪、肝臓がんになりかねない。

すぐに治療を受け、無事、回復することができました。

このことをきっかけに、肝臓に負担をかけないよう、お酒もやめた。

検査も、定期的に受けるようになりました。

そのおかげで、5年後、10年後、15年後、20年後と、検査の値は、正常値。


ところが、です。

正常なはずの肝臓に、突然、がんが発見されてしまいます。

検査ではずっと正常値だったのに、なぜ?




この女性が肝臓がんになった原因は、B型肝炎ウイルスでした。

気づかないうちに、ずっと肝臓の中に潜んでいたんですね。


輸血はしてないし、血液製剤も使っていない。

予防接種で針の使い回しをしたことも、なさそう。

にもかかわらず、肝炎ウイルスに感染。

これは、どういうことなんでしょう?


B型肝炎ウイルスは、肝臓に侵入すると、細胞の奥底に潜みます。

肝炎を起こす場合もありますが、潜んでいるだけで悪さをしない場合もあるんですね。

潜んでいる間は、何もしません。

その場合、肝機能に異常が起きることもない。

でも、この潜んでいる場所は、細胞の設計図、つまり、遺伝子がある場所と同じなんです。

そして、何かの拍子に、細胞の設計図を傷つけてしまうことがある。

そうすると、この壊れた設計図をもとに作られる新しい細胞が、がんになってしまうんです。

こうして、がん細胞が増殖し、いきなり がんになってしまうということが起こり得てしまう。



でも、どこで、肝炎ウイルスが侵入したんでしょう?

実は、輸血でも、予防接種でもない、第3の感染源が、関係してきます。

そしてそれは、誰もがみんな、無関係ではない。




母子感染


[体験談(2)]

名曲「まちぶせ」のヒットで知られる、石川ひとみさん。

プリンプリン物語で主役の声をあてたり、レッツゴーヤングの司会を務めた時期もあります。

実は、彼女もまた、意外なところで B型肝炎ウイルスに感染した一人なのです。


ある日、風邪かなと思い、病院へ。

その時の血液検査で、B型肝炎のキャリアであることが判明しました。

症状は、ほとんどなかったといいます。

体のダルさは感じていたものの、肝臓からくるものだとは、思ってもいませんでした。


問題は、ウイルスがいつ、どこから入ってきたか。

そこで、石川ひとみさんの半生を年表にまとめ、専門家に見てもらうことに。

協力してくれたのは、肝炎ウイルスの第一人者、名古屋市立大学 肝疾患センターの 田中靖人 教授。

いったい、どこで感染したのでしょうか?


握手など、人との接触で感染することはなさそうです。

田んぼで泥だらけで遊んだことも、関係なさそう。

プールでもない。

十二指腸潰瘍で入院経験がありますが、(手術したわけじゃないから)これも違う。


感染したのは、生まれた時。

母子感染ではないかと、先生は推測します。


B型肝炎ウイルスの主な感染源は、こうなる。

 ・輸血(血液製剤)
 ・予防接種(注射針の使い回し)
 ・母子感染


実は、母子感染は、B型肝炎ウイルスの最も代表的な感染経路なんです。

母親がウイルスに感染していても、症状が出ていなければ、感染していると気づかないまま、出産することになる。


母子感染と遺伝は、まったく別物。

遺伝は、受精卵になった頃に、親からの情報が受け継がれること。

母子感染は、それとは違います。

お腹の中にいる時、赤ちゃんは、母親と胎盤で つながっています。

この胎盤を通じて酸素や栄養を もらうわけですが、血管はつながっていない。

なので、この状態では、ウイルスに感染することはありません。

問題は、出産の時。

生まれる際、胎盤は子宮から、剥がれ落ちるんです。

この時、子宮から出血。

母親の血液中のウイルスが、剥がれた胎盤を通して、赤ちゃんに感染してしまうんですね。


実は、1986年から、「B型肝炎母子感染防止事業」というのが始っています。

出産前に、母親の肝炎ウイルス検査を実施。

もし、感染していると分かったら、生まれてすぐに、赤ちゃんに ワクチンを注射します。

そうすることで、ウイルスが肝臓に定着する前に、やっつけることができる。


ということで、2014年現在、29歳以上の人は母子感染の可能性があることになる。




肝炎ウイルス検査


ササミ
さて、ウイルスを発見するための検査ですが、「肝炎ウイルス検査」じゃないとダメ。

普通の血液検査では、分かりません。

(石川ひとみさんの場合、風邪だと思い病院に行ったのですが、医師が肝炎を疑って、検査をしたと思われます)



では、肝炎ウイルス検査とは、どんなものなんでしょう?

なんと、小野文惠アナが体験してくれました。


ガッテンでは、5年前にも、肝炎ウイルス検査を紹介しています。

(2009年9月16日放送の「検診で見つからない! 隠れ肝臓病100万人」)

この検査は、各自治体の保健所などで受けることができる。


今回は、もっといい方法を紹介。

実は、近所の病院でも、受けることができるんです。

小野アナが受診した病院では、予約なしでもOKでした。

(もちろん、予約が必要かどうかは、病院によって異なります)


診察室に入ると、輸血の経験があるかどうかなどを聞かれます。

簡単な問診のあと、検査へ。

血液検査をして、その日は おしまい。

時間はたったの3分ほどです。

しかも、受診料は ゼロ円だった。


注意! 肝炎ウイルス検査の実施方法は、各自治体でルールが異なります。

ガッテンが、人工10万人以上の都市、およそ300か所で調べたところ、9割の地域で、病院や診療所で検査を受けられることが分かりました。

また、そのうちの7割が無料だった。

(というわけで、どこでも無料とは限りません)


小野アナの地区の場合、まず、区役所に電話。

すると、受診表が送られてくるので、それを持って、近くの診療所で検査を受けた。


まずは、お住いの地域の役所、あるいは保健所に、お問い合わせください



「○○市 肝炎ウイルス検査」で検索すると、各自治体のページがヒットするかもしれません。

ちなみに、神戸市の場合、お近くの市内指定医療機関で受けるか、神戸市が実施する特定健診(メタボ健診)会場で受ける場合は、検査料金は無料らしい。

保健所の健康づくり支援課に問い合わせると、受診券の申し込みを受け付けてくれます。

ただ、それ以外の場合(市内指定医療機関ではない かかりつけ病院や近所の医療機関)は、有料になるようです。

(肝炎ウイルス検査指定医療機関は、リストになっていて、事前に調べることができます)



検査をして、もしも感染していた場合でも、ちゃんと治療して、がんにならないようにする方法があります。

それも後ほど、紹介しますよ。



ササミ
肝炎ウイルスは、誰でも感染の可能性があります。

ぜひ、一度は検査を。

検査は、近所の病院で受けることもできます。

お近くの役所に、お問い合わせください。

エノキ
ガッテン! ガッテン!




新薬


ササミ
肝炎ウイルス検査では、B型とC型、一度に検査することができます。


続いては、C型肝炎の新薬について。



[体験談(3)]

73歳の男性。

長年、肝炎に苦しめられてきました。


23年前のある日、仕事中に異変を感じたという。

食欲がなくて、体がだるい。

病院で検査をすると、肝機能が落ちていることが分かりました。

C型肝炎を発症していたのです。

当時の主治医からは、完治は非常に難しいと告げられた。


男性が受けた治療は、インターフェロンを注射する方法。

インターフェロンは、免疫を強めて肝炎ウイルスを攻撃する薬です。

しかし、感染者には、この薬が効きやすいタイプの人と、効きにくいタイプの人がいる。

残念ながら、男性は効きにくいタイプでした。


あきらめずに、新型のインターフェロンが出る度に試しましたが、ウイルスを排除することができない。

そして、20年以上が経過しました。


転機が訪れたのは、今年、2014年。

新薬のテストの誘いでした。

なんと、新しい薬は、飲み薬だけ。

2種類を毎日飲むだけで、肝炎ウイルスを排除できるのだという。


男性は、わらをもつかむ思いで、治療を始めました。

すると、たった1ヵ月で、ウイルスが消えた。

今では元気に仕事をしすぎて、腱鞘炎になるほどです。

こんなにうれしいことはない。




ここでスタジオに、専門家の先生が登場。

日本肝臓学会 理事、武蔵野赤十字病院の泉並木 先生です。



<B型とC型の違い>

B型は、母子感染などで感染して、定着する。大人で感染しても、急性の肝炎で済み、ほぼ治ります。

しかし、C型肝炎は、大人の時に感染しても持続する。母子感染はまれ。



(現在は、輸血や注射器などで感染しないよう、対策がとられています)



さて、肝心の新薬について。

2013年、画期的な新薬ができました。

インターフェロン+飲み薬で、排除率は90%。

9割の患者さんが治るようになりました。


インターフェロンが効きづらい人や、できない人は、2種類の薬を飲みます。

その排除率は、85%。


飲み薬は、ウイルスが耐性を持つ場合が、まれにある。

なので、まずはインターフェロンの治療を優先します。


新薬が生まれたきっかけは、C型肝炎ウイルスを培養できるようになったこと。

そのおかげで、どんどん薬が作られるようになった。



新しいの薬の場合、まれですが、重大な副作用が出る可能性もあります。

なので、治療中の経過観察が、とても大切になる。

経過観察する場合、ウイルスのタイプ、あるいは肝臓の状態などを、細かく調べ、薬の量などを調節しなければならない。

できれば、肝臓の専門医に相談してください。



B型肝炎の新薬もあります。

B型肝炎ウイルスというのは、核の中、細胞の奥の方に潜んで存在している。

なので、残念ながら、B型肝炎ウイルスを完全に取り除くことは難しい。

ただ、潜んでいるB型肝炎ウイルスが暴れて、増えて、肝臓を悪くするのを防ぐ新薬ができた。

「核酸アナログ」という薬は、B型肝炎ウイルスの増殖を抑えてくれます。

ウイルスを静かにさせて、肝臓がんにならないようにしてくれる。

こちらは、ほとんど副作用がないというのが特徴。

なので、以前の薬の副作用で、途中で治療をやめてしまった患者さんも、治療再開のチャンス。



泉先生は、おっしゃいます。

「みなさん、ぜひ、一生に一回、この血液検査を受けていただきたい」

自分が感染しているかどうか、1回だけ血液検査を受けてもらう。

通常、血液から感染するので、普通の生活では感染しません。

なので、一生に一回、ぜひ、検査を。



ちなみに、B型肝炎に感染している人が、知らないでお酒を飲むと、10年間で70%の人が肝臓がんになるという報告もあります。

なので、まず、感染しているかどうか、検査した方がいい。



肝炎ウイルスを人工的に培養できるようになって、今後も様々な新薬が生まれることが期待されます。

泉並木 先生は、おっしゃった。

「肝臓がんの予防が、新しい時代に入ったと言えると思いますね」



ササミ
治療薬の進歩で、肝臓がんを防げる時代に!

エノキ
ガッテン! ガッテン!




<おさらい>


肝炎ウイルスの薬


C型では、高い確率で、ウイルスを排除できるようになりました。

B型は排除できませんが、ウイルスの活動を抑えて、肝臓がんを予防することができる。


ただ、副作用もあるので、できれば肝臓の専門医に相談を。




肝炎ウイルス検査の受け方


地域によって条件が異なりますが、基本的には、保健所や近くの病院・診療所で、受けることができます。

ガッテンで調べたところでは、全国9割の地域の病院で、検査可能。

そのうちの7割は、無料です。


ただ、検査期間や対象年齢、無料で受けられる人数、実施している病院の数など、地域によって違いがあります。

なので、役所か保健所に、問い合わせてみてください。

風邪などで病院に行った際、ダメもとで聞いてみてもいい。




今週の色紙


「これもノーベル賞」


将来が楽しみだ。





NHKためしてガッテン増刊 健康プレミアム Vol.07 2014年 11月号 [雑誌]



肝臓病の最新治療 (よくわかる最新医学)


 





エノキ
いや~、医学って、進歩してるんですね。

こんなにいい新薬ができてたのか。

ササミ
検査も簡単だし、無料でやってくれる自治体も多いらしいし。

一生に一回は、肝炎ウイルス検査を受けたいですね。

何もないなら、安心。

見つかっても、いい治療法があるようだし。

エノキ
放置するのが、一番怖そうだ。





次回は、「1200万人! 目の現代病、危険な目ヤニ 発見ワザ」。





NHK ためしてガッテン 2014年 秋号



健康診断で肝臓の数値が気になるとき読む本






 → 「脂肪肝から、肝臓ガンに?」

 → 「ためしてガッテン 2013年のアーカイブ 4月~6月」




tag : ためしてガッテン 肝臓





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