【総合診療科】 スーパードクター 生坂政臣/ゲンキの時間(1/2)


今回は、二人のスーパードクターを紹介。


一人目は、問診だけで病気を突き止めるエキスパート。

千葉大学医学部附属病院 副病院長で、総合診療科 科長の 生坂政臣 先生。

全国から、原因不明の病気に悩む患者さんが、紹介されてくる。

3段階の問診で 90% 診断をつける、プロフェッショナルだ。


足のしびれに、体重減少。

その原因は?


症例:血管炎。



ゲンキスチューデント:春香クリスティーン。



2017年2月19日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「密着! ニッポンが誇るスーパードクター」からのメモ書きです。




ゲンキの時間 スーパードクター 総合診療科 生坂政臣




総合診療科


ササミ
今回の主役は、二人の名医です。


痛みや不調を感じ、病院へ行っても、診断がつかず、正しい治療が受けられない。

そんな原因不明の病に苦しんでいる人が、実は、日本中にたくさんいるんです。

一人目は、こういった人々を救ってきた、総合診療科のスーパードクター。


二人目は、体重 約100kg以上でありながら、繊細な技術が求められる 脳卒中治療のエキスパート。

わずかなズレも許されない、そのスーパーテクニックの秘密とは?




番組出演者にとって、今まで印象に残るお医者さんは、どんな方なんでしょうか?


渡辺満里奈さんは、お母さんの白内障の手術をしてくれた、赤星先生。

患者を不安にさせないよう、物腰も柔らかく、やさしく接してくれたのだとか。


歯医者が苦手だった春香クリスティーンさんですが、日本では目の上にタオルを置いてくれたので、すごくリラックスできたらしい。


三宅裕司さんは、2011年に脊柱管狭窄症の手術をしました。

その時、お世話になった福井先生が、いち早く緊急手術してくれたのを、とても感謝しているそうです。





まずは、こんなクイズから。


Q)これら3つの症状が徐々に現れた時、どの診療科を受診するのが適切でしょうか?

 ・重い腰の痛み。

 ・肩や腕にも痛みがある。

 ・ニオイを感じにくい。











答えは、「神経内科」

整形外科に行きがちな症状ですが、それでもよくならない場合は、神経内科へ。

これらの症状は、パーキンソン病の可能性があるんです。


パーキンソン病とは、手足の震えや歩行障害が現れる、脳の神経細胞の異常による病気。

そのため、神経内科を受診するのが、治療への近道なんです。

しかし、腰や肩の痛みから、整形外科を受診してしまい、正しい診断がつかず、病院を転々とするはめになるケースも。



そんな患者さんの強い味方になってくれるのが、「総合診療科」なのだ。


総合診療科とは、患者さんから、症状について詳しく話を聞く「問診」を武器に、病気の正体を見抜くプロフェッショナル集団のこと。

この診断に特化した部門を大学病院に初めて導入した先生がいるんです。

それが、千葉大学医学部附属病院 副病院長で 総合診療科の科長、生坂政臣(いくさか まさとみ)先生だ。

総合診療科では、医者と患者の関係は独特だという。


生坂先生のお話。

「患者さんは、診断名は知らないけども、病気は分かってるんですよね」

「患者さんが真犯人を もう知ってて、推理小説の語りべとして、お話をしていただいて、それを我々は、聞かせてもらって、最後の犯人を当てる、あるいは、探す」

「それが診断名になりますから」


症状や不調の原因が分からず、他の医療機関から紹介される患者さんの数は、年間1000人以上だという。

そのうち、90%以上もの病気を、問診だけで突き止めることができるのだとか。


この驚きの数字を支えているのが、独特のシステムです。

より正確な診断をするために、3つの段階を設けている。


 (1) まず、専攻医が診て、

 (2) 指導医がチェックする。


それでも、病気の正体が分からない場合は、

 (3) 生坂先生が自ら、診察を行う。


(生坂先生が所属する千葉大学医学部附属病院 総合診療科への受診は、かかりつけ医からの紹介状が必要。なお、医師の指名はできません)





[診療の現場]


この日、総合診療科を訪れたのは、65歳の男性 Aさん。

症状が出たのは、およそ1年前です。

つらい症状を抱えたまま、8件も、診療科を受診しました。

様々な検査を受けたものの、いまだに診断がついていません。


(1) まずは、専攻医の太田先生(2年目)が問診します。


Aさんの症状は、以下の通り。

 ・最初、歩行時に、左足ふくらはぎに軽い痛みが出た。

 ・しかしやがて、しびれの強さは大きくなり、両足のヒザ下全体にまで広がった。

 ・現在は、常時しびれている状態。

 ・歩くと、しびれが強くなり、歩けなくなる。

 ・しかも、1年で体重が 10kg も減った。



太田先生の見立ては、こうでした。

代表的なのは、「血管の動脈硬化」もしくは「腰部脊柱管狭窄症」という2つの病気。

ですが、そのどちらでも説明できない症状(体重の減少)がある。



(2) 続いて、指導医の鋪野(しきの)先生(9年目)が問診。


最近、Aさんは、食べても体重が増えないのだという。


体重減少の場合、いくつが理由が。

 ・摂取量の減少。

 ・悪性腫瘍や炎症による、エネルギーの消耗。

 ・食べても吸収できない。


体重の減少と 足のしびれから推理する 鋪野先生の見立ては、「血管炎」。

血管炎は、身体に炎症があるため、体重がどんどん減ってしまうのです。



(3) 診断を確実にするため、今回は、生坂先生も直接問診することに。


先生の質問は、こうでした。

「他に、痛い場所はないですか? 例えば、顔とか」


そう聞かれて、Aさんは、ハッとした。

そういえば、最近、咀嚼(そしゃく)すると痛む。

噛んでいるうちに、痛くなる。


実は、顔についてのこの質問が、病名を決定づけることになったのでした。

顔の血管は、動脈硬化が起こりにくいため、血管炎と断定できる。


Aさんはその後、精密検査をし、「血管炎」の診断で確定しました。


血管炎とは、血管にアレルギー反応が起こっている状態のこと。

これにかかると、炎症により血管壁が むくんで、分厚くなってしまうんです。

すると、血管内が狭くなり、血液量が減少するので、酸素や栄養の供給不足になり、しびれや痛みが発生する。


Aさんの場合、その炎症が足やアゴなど、中くらいの太さの血管に起こっていたんですね。

また、血管の炎症は、多くのエネルギーを費やすため、体重が減りやすくなっていたんです。




Aさんはこの 1年、悩みに悩み、整形外科など、8件の診療科を受診。

レントゲンとMRIを2回ずつ、さらに、PET検査まで行ったそう。


それでも原因が分からなかった病気を、生坂先生率いる総合診療科チームは、3段階の問診のみで見抜いた。

まさか、しびれの原因が、血管だったとは。


診断の後、Aさんは、近所の医療機関で、治療を開始したという。




生坂先生に、モットーを教えてもらいました。

「私の座右の銘が日々向上なんですけど、日々向上が 我々プロフェッショナルとしての使命だと思ってますね」

「その当時、正しいと信じられていた知識、5年後には、半分はウソになるんです」

「もう、常に向上するしかない」

「現場に立っているかぎり、医師は向上しなければいけないんです」


「我々も、診断がつかない未解決ケースとして、X-ファイルというのを作っています」

原因不明の病に苦しむ患者さんたち。

その数をゼロにするため、定期的に近況を伺い、診断確定に努めているのだという。

「結論的に言えばですね、最終診断がつくまでは、追跡すると。あきらめないということですね」




原因不明の患者さんを救いたいという生坂先生たちの戦いは、これからも続きます。





めざせ!外来診療の達人-外来カンファレンスで学ぶ診断推論






後半は、脳動脈瘤のエキスパートが登場!




tag : 健康カプセル!ゲンキの時間





web拍手 by FC2

にほんブログ村 健康ブログへ

人気ブログランキングへ

【骨ホルモン】 オステオカルシンを増やす方法は かかと落とし/ガッテン


骨粗しょう症の治療で、血糖値が改善することがよくある。

その秘密は、骨ホルモン「オステオカルシン」にあった。


骨の中は、どうなってるの?

真っ二つにした画像。



増やす方法は、「かかと落とし」。


<期待される効果>

認知機能の改善、血糖値ダウン。

肝機能の向上、動脈硬化予防。

生殖能力を高める、腎機能の向上。


解説:国際医療福祉大学 山王メディカルセンター 太田博明 女性医療センター長。



2017年2月15日放送の「ガッテン」より、「脳を活性化!血糖値ダウン! 新発見“骨ホルモン”SP」からのメモ書きです。




ためしてガッテン 骨ホルモン オステオカルシン




骨粗しょう症の治療で 血糖値が改善?


ササミ
朗報です。

超簡単な方法で、血糖値がダウンする。

そのカギは、「骨ホルモン」だった。

なんと、最新の研究では、認知機能を改善するという事実まで、判明しているんです。



骨の病気といえば、「骨粗しょう症」

ガッテンでも、取り上げていますよね。

女性ホルモンが骨を作るのを助けてくれるので、似た働きをしてくれるイソフラボンを含む「納豆」を食べるのがよい。

納豆には、骨を強化する働きがあるんです。





【体験談】


島根県は出雲市に住む、64歳の男性。

若い頃からスポーツ万能で、バリバリ働いてきました。


ところが、3年前、ある異変が起きた。

人間ドックをきっかけに、精密検査を受けた時のこと。

背骨に骨折があると、言われたのです。

骨粗しょう症との診断でした。

X線写真を見ると、背骨が楔(くさび)のような形に潰れていた。


潰れた背骨


男性は驚きました。

まさか、自分が骨粗しょう症とは。


この男性の主治医である、島根大学医学部 内分泌代謝内科の 金沢一平 先生。

先生は、働き盛りである男性の生活を考え、薬による治療を勧めたという。


すると、男性の骨密度は、目覚ましく回復。

そして、さらにハッピーなことが起きたんです。

以前から高めだった血糖値が、良好な数字にまで下がった。

HbA1c の値が、「10.2」から「6.8」に改善したのだ。


でも、なぜだろう?

骨密度が増えたら、どうして、血糖値まで改善したの?



長年にわたり骨粗しょう症の治療を行っている専門家に、聞いてみました。

国際医療福祉大学 山王メディカルセンター 女性医療センター長 太田博明 教授のお話。

「確かに、骨の治療、骨粗しょう症の治療をしておりますと、血糖コントロールがよくなるケースっていうのは、しばしば経験しております」



どうも、骨はどこかと、つながっているようですね。




骨の真実


ササミ
スタジオに運ばれてきたのは、本物の骨。

ではなく、よくできた模型です。


骨の模型


よく見ると、骨に血管が。

ビックリしますけど、鶏ウィングや手羽先の骨を思い出すと、確かに、似てるかな。



神奈川県立 生命の星・地球博物館(小田原市)。

鈴木聡 学芸員が、ある動物の骨を見せてくれました。

なんと、ツキノワグマの上腕骨。


ツキノワグマの上腕骨


骨って、白くないんですね。

これは、生きている時の骨の色。

血管がたくさん骨の中を通っていて、その中を通る「血の色」が見える。


その骨を、真っ二つに。

中にあるのは、「骨髄」です。

プニプニのゼリー状。

骨の中は、やわらかいのだ。

端の方も、無数の細胞が、ビッシリ敷き詰められています。


骨の中 骨髄


骨の硬い部分は、外側の1センチほど。

脊椎動物の骨は、まわりが硬い部分で覆われており、中は、血管や髄液(造血幹細胞)が詰まってるんです。



実は、骨の中の血管は、すい臓とも、つながってるのだ。

だからこそ、骨と糖尿病が関係する。


この発見が、2007年にされたと。

そして、10年たった今、日本でも、やっと発表することができる状態に。



問題は、どのようにつながっているか。

それを、解き明かしていきましょう。




ジェラルド・カーセンティ教授


ササミ
2007年に発表された論文。

「Endocrine Regulation of Energy Metabolism by the Skeleton」


アメリカはニューヨークにある、コロンビア大学。

遺伝発達学部門の ジェラルド・カーセンティ教授は、40年以上、骨について研究している。

実は、骨が不思議なパワーを持つことを、世界で初めて、突き止めた人なんですよ。


そのきっかけは、まったくの偶然だったという。

カーセンティ教授は言います。

「そもそも骨は、世界中で昔から、不吉な死の象徴です」

「学生の頃には、骨は岩のように活動しない単なるパーツだと習いました」

「骨は動かないという常識から抜け出すのは、とても難しかったです」


博士は当初、骨の中にあるタンパク質「オステオカルシン」について、研究していました。

当時はまだ、その働きがよく分かっていなかったのです。

「骨を作る働きをしているのだろう」と考えていましたが、いくら実験しても、予想は大外れ。

オステオカルシンがなくても、骨を作る働きは、まったく正常だった。


ところがある日、事態は一変します。

博士は、糖尿病になっているマウスに、オステオカルシンを注射。

すると、なんと、たった1回の注射で、糖尿病が治って、元気になっちゃったのでした。


詳しく調べてみると、オステオカルシンは、すい臓の働きを活発にし、インスリンの働きも活発化。

さらには、筋肉に働きかけて、糖を取り込みやすくしていることまで判明。

骨にあるタンパク質が、全身を巡り、驚くほどの効果を発揮していたのです。



カーセンティ教授は言います。

「これは、今までの常識を、まったく超えていました」

「医学的にも、驚くべき、非常に重要な発見です」

「この発見による今後の医学への影響は、はかり知れません」



そのオステオカルシンが、スタジオに運ばれてきました。

なんでも、空気中の湿度を吸って、どんどん形が変わり、やがて、見えなくなってしまうのだそう。


オステオカルシン



これをガッテンは、「骨ホルモン」と名付けた。


オステオカルシン(骨ホルモン)は、臓器の働きを活性化してくれるんです。





<骨によって元気になる臓器>



[脳]

オステオカルシンが神経細胞の結合を維持させ、記憶や認知機能を改善させる。


[肝臓]

オステオカルシンが肝細胞の代謝を向上させ、肝機能を向上させると考えられる。


[心臓]

オステオカルシンが動脈硬化を防ぐと考えられる。


[腸]

オステオカルシンは小腸で働き、糖などの栄養吸収を促進する。


[精巣]

オステオカルシンが男性ホルモンを増やし、生殖能力を高めると考えられる。


[皮膚]

骨芽細胞が作るコラーゲンは、皮膚組織と同じ種類。シワの数と相関が高いというデータがある。


[腎臓]

骨が作る「FGF23」というホルモンが、腎機能を向上。



いや~、様々なよいことがあるんですね~。



(ちなみに、胃や肺との関係は、まだ確認されてないらしい)




太田博明先生の解説


ここでスタジオに、専門家の先生が登場。

国際医療福祉大学 教授で、骨粗しょう症学会の理事長もお務めになった、太田博明 教授です。



太田先生監修のもと、実験が行われました。

まずは、どんな人がオステオカルシンが少ないのか、調べた。


協力してくれたのは、40歳から70歳代の健康な男女、80名。

採血し、オステオカルシンの量を測定します。


(血中オステオカルシン濃度の検査ですが、現在は、甲状腺・副甲状腺異常の疑いがある場合にしか、できないのだそう)



結果、オステオカルシンの平均は、「4.3」でした。


そして、その半分に満たなかった人が、6人いたんです。


6人とも、骨密度は、問題ありませんでした。

問題となったのは、血糖値 HbA1c。

過去、1~2か月の間、どのくらい血糖が高い状態があったかを表すものです。

(5.5以下が望ましい)


それぞれ、「6.7」「6.1」「6.6」「7.8」「6.6」「8.1」と、高め。

気づかないうちに、糖尿病予備群になっていたようです。



骨密度とオステオカルシンの数値は、必ずしも関係ないと、太田先生は言います。

そして、ある方法で、オステオカルシンは出るのだという。


その方法は、もう少し後で。





ササミ
骨には、身体を支える以外に、臓器の働きを助ける重要な役割があったんです。

エノキ
ガッテン! ガッテン!




サプリメントに


ササミ
ここで、耳よりな情報が。


実は今、オステオカルシンをお手軽なサプリメントにできないか、という研究が進んでいるのだとか。


研究をしているのは、福岡市にある 九州大学大学院 歯学研究院長の 平田雅人 教授。

先生は、人間の腸にも、オステオカルシンを感じ取って 血糖を下げる仕組みがあることを、発見した。

そして今、オステオカルシンをサプリとして摂取できるようにすることに、挑戦しているんです。


そこで たどり着いたのが、これ。

福岡名物、豚骨ラーメンのブタの骨から、オステオカルシンを抽出することに成功したのだ。


平田先生のお話。

「骨の成分であるものが 腸から効くというのは、非常に意外な発見でした」

「飲むというのは、安全な手法ですから」



豚骨から作られたオステオカルシンのサプリは、今はまだ研究段階。

効果を高めるために、実験を重ねているところです。


(ちなみに、豚骨スープには、オステオカルシンは ほとんど溶けていないのだそう)




骨ホルモンを増やす方法


ササミ
さて、いよいよ、増やす方法についてです。


東京医科歯科大学で骨の研究をしている、分子情報伝達学の 中島友紀 教授。

培養した骨の細胞に、どんな働きかけをすると、どんな変化を起こすのか? という研究を行っている。


骨細胞の画像。


骨細胞 画像


骨細胞は長い突起を伸ばして、互いにつながり合っています。

まさに脳の神経細胞のように、細胞突起をつなげて、情報を伝達しているんです。


なので、どれか1つに伝えると、みんなに伝わっていくってわけ。

骨はある部分を刺激してやると、まわりにも次々と伝わって、全身の骨が活性化されるのだ。




今回のガッテン技は、骨のある部分を刺激するだけの、とても簡単な方法。

それを、骨ホルモンが少なかった6人に、1日30回を1週間、続けてもらいました。


その結果が、これ。


オステオカルシン値の変化


オステオカルシン値が、一人を除いて、右肩上がりに。



しかも、うれしいことに、血糖値(HbA1c)は下がっています。


血糖値の変化




では、何をしたのでしょう?



太田先生に、教えていただきます。



<かかと落とし>


かかとを上げて、ストンと落とす。



かかと落とし


振動などの刺激が伝わると、骨の細胞ネットワークが活性化。

骨ホルモンが分泌されるんです。




運動によって身体にかかる負荷を研究している、大阪体育大学大学院 スポーツ科学研究科の 下河内洋平 准教授。

先生に、かかと落としの効果を、分析してもらいました。



軽くジャンプした場合、骨にかかる衝撃は、およそ 270kg(2656N)。

体重の4倍以上の衝撃が、骨に加わっていました。


かかと落としでは、190kg(1863N)。

骨への刺激は、体重の3倍です。

瞬間的に、かなりの負荷が、骨にかかるようですね。



<かかと落としのポイント>

(1) 背筋を伸ばして、ゆっくり大きく伸びあがり、一気にかかとを落とす。

(2) 目標は、1日合計30回以上。

(空いた時間に、少しずつでよい)



(骨粗しょう症や関節疾患など、持病がある人は、主治医に相談してくださいね)




長期でやれば、骨密度も増えるのだそう。


高齢者や体力に自信のない人は、壁やテーブルにつかまって、行ってください。






今まで骨は、人間を形作るとか、支持するとか、保護するとか、そういう作用だと思われてきました。

しかし、骨は、ホルモンや生理活性物質を出す「内分泌臓器」だと分かってきたんです。


なので、骨を活性化することで、いろんな臓器が活発化する。

健康に大きな影響を与える存在だったんですね。




宮森くんの体当たり実験


実は、骨が周囲からの刺激を感じ取る能力って、ものすごく敏感なんです。

ただ座っているだけでも、まわりの変化を、ちゃんと感じ取ってくれているのだ。


そこで実験です。

いけにえ 被験者は、宮森右京くん。

絶叫マシンに乗り、G(重力加速度)による負荷を受けてもらいます。


さて、この刺激を感じ取って、骨は反応するのでしょうか?


最新の絶叫マシンに、5回連続で乗ってもらいます。

さすが、ガッテンの過酷試験担当。


時速100kmを突破する、猛烈な加速。

上下左右、うねりまくります。

クライマックスは、世界最大121度の急激落下!


最大加速度は、7.5G。

525kg の力が、加わっていることになる。


5回連続ともなると、さすがに疲れたみたい。

足にきているのか、よろけちゃった。



さて、肝心の結果は?



なんと、オステオカルシンの値は、下がっちゃってました。

どうやら、やりすぎたようです。



しかし、別の側面も。


「スクレロスチン」という特殊なタンパク質の数値が、減ってた。


スクレロスチンは、骨を壊す因子。

それが減ったということは、骨が壊されなくなった。

つまり、骨が重力を感じて、骨自身を強化している証拠だと。






NHKガッテン!  血糖値をラク~に下げる! 科学の特効ワザ (生活シリーズ)



骨は若返る!  ―骨粗しょう症は防げる! 治る!



NHKためしてガッテン 「骨筋力」で若返る! (生活シリーズ)


 



次回は、これ。

血糖値がさらに下がる方法があった。

より楽に、早く、効果的に。

「最新報告! 血糖値を下げるデルタパワーの謎」。




[関係する記事]

 → 【NASA流 老化防止】 立って 耳石を動かす
 → 「長生きホルモンを増やす 壁ネクチン体操」

 → 「老化の原因はAGE」
 → 【いつの間にか骨折】 対策は、片足立ち&骨パーフェクトドリンク




tag : ためしてガッテン 糖尿病 生活習慣病





web拍手 by FC2

にほんブログ村 健康ブログへ

人気ブログランキングへ

【センテナリアン】 目指せ100歳 老年的超越/ゲンキの時間


センテナリアンという言葉、知ってますか?

これは、1世紀を生きる人、という意味。

つまり、100歳以上のご長寿さんのこと。


では、そうなるには、何を心がけたらいいのでしょう?

カギは、「慢性炎症」だ。


[1] 食生活

魚を食べて、EPA・DHAを摂取。


[2] 身体活動

定期的に運動すること。


[3] 幸福感

老年的超越が高まると、身体の衰えを気にしなくなる。



テロメアと老化の関係。



ドクネット:慶應義塾大学医学部 百寿総合研究センター 新井康通 医学博士。

ゲンキスチューデント:春香クリスティーン。

ゲンキリサーチャー:深沢邦之。



2017年2月12日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「百寿研究最前線! 鍵は血液」「センテナリアンの真実」からのメモ書きです。




ゲンキの時間 目指せ長寿 センテナリアン




長寿と慢性炎症


ササミ
みなさんは、25個の世界記録を持つスーパースイマーを、ご存知でしょうか?

彼女の名は、長岡三重子さん。

なんと、大正3年生まれの102歳なんですよ。


和歌を詠むのが趣味だという腰山久さんは、大正5年生まれの100歳。



100歳以上の方は、一世紀(ワン・センチュリー)を生きるという意味で、「センテナリアン(centenarian)」と呼ばれてるんです。



100歳以上の長寿なんて、遺伝なんでしょ?

そう考えがちですが、必ずしもそうではないようですね。


最新の研究では、寿命を決めるのに、「遺伝要因」は25%だけ。

残りの75%は「環境要因」で、はるかに重要なんです。

(南デンマーク大学 カール・クリスチャンセン)


ということで、日々の暮らし方が、関係しそう。

つまり、誰しもが、長寿になれる可能性がある。





まずは、恒例の基礎クイズから。


Q)次のうち、長寿を妨げる病気は、どれでしょうか?

 A:便秘

 B:じんましん

 C:歯周病










答えは、「C:歯周病」

理由は、もう少し後で。




深沢さんが向かったのは、日本でセンテナリアンを研究する最先端基地。


東京都は新宿区にある、慶応義塾大学医学部 総合医科学研究棟。

百寿総合研究センターの新井康通 先生に、お話を伺います。


いったい、どのような研究をしているのでしょうか?


「全国の高齢者の方を訪問させていただいて、健康状態ですとか、生活習慣、血液の分析などをさせていただいて、健康長寿の秘訣を探る研究を行っています」


この研究の中心は、二人。


訪問検査をするのは、特別招聘(しょうへい)教授の広瀬信義 先生。

新井先生は、その結果の分析を担当している。



その現場を、見せてもらうことに。


千葉県は香取市の JR小見川駅。

ここで広瀬先生と合流し、訪問検査に同行させていただきました。


これまで調査してきた人には、こんな方々が。

和菓子屋の看板娘 田谷きみさんは、大正4年生まれの101歳。

105歳以上の100メートル世界記録を持つ宮崎秀吉さんは、明治43年生まれの106歳。

などなど、全部で およそ700人も、調査してきたのだとか。


この日訪ねたのは、102歳の女性。

まずは、血圧の測定を行います。

その際に、「生まれは、どこでしたっけ?」と聞きました。

血圧を診ながら、認知機能もチェックしてるんですね。


別の102歳の女性には、こんなことを。

「『ふじのやま』、これを反対から言ってみて」


訪問検査は、認知機能、性格、学歴(若い頃の学校の成績)、家族の長寿など、様々な角度から、聞き込みを行うのだ。


訪問検査で最も重要なのが、採血だという。

血液に、健康長寿のヒントがあるらしい。


広瀬先生が採取してきた血液は、研究所内で処理され、新井先生が様々な角度から分析し、共通点を探す。

これまで20年以上かけて、100歳以上を800人、その家族や75歳以上の高齢者を合わせると、1500人分の血液が保管されているのだとか。


さて、1500人の血液から判明した、健康なセンテナリアンの共通点とは?


広瀬先生が教えてくれましたよ。

「どの年代を見ても、慢性炎症が少ない方が、長生きだということが分かりました」



慢性炎症と生存率の関係を示したグラフ。


慢性炎症と生存率


慢性炎症が高い人よりも、低い人の方が、4年後には、20%も生存率が高い。



私たちの身体が、何らかの有害な刺激を受けた時に起きる反応が、「炎症」

これには、急性と慢性があります。

「急性炎症」は、切り傷や火傷などで赤くなったり、風邪のウイルスによるノドの腫れなど、長くても数週間程度で治る炎症のことです。

一方、「慢性炎症」は、身体の中の細胞が老化したり、あるいは、壊れてしまうことで起こる炎症のこと。

細胞が老化すると、そこから炎症物質が放出され、周囲の細胞に炎症が広がります。

内臓の炎症には痛みがなく、自覚症状もないため、気づかないうちに、全身に広がることも。


そんな老化による慢性炎症を早めてしまうのが、これ。


1つは、「肥満」

肥満になると内臓脂肪が増え、臓器の血流が悪くなります。

すると、炎症を引き起こす物質が分泌され、慢性炎症に。


もう1つは、「ぜんそく」

気管支など、空気の通り道に炎症が起こるため、慢性炎症になる。


そして、基礎クイズの答えである「歯周病」もそう。

歯と歯肉の境目に入った菌により、炎症物質が作られ、慢性炎症を引き起こしてしまうのだ。



慢性炎症の怖い所は、1か所にとどまらず、全身に広がって、やがて大きな病気につながってしまうこと。

動脈硬化や脳卒中、糖尿病やがんなど、命に係わる病気につながることも。


なので、慢性炎症が少ない100歳以上の人は、動脈硬化や糖尿病の人が少ないんです。


実際、動脈硬化や糖尿病の患者数は、高齢になるほど増えるのですが、100歳を超えると、その数が減っている。

つまり、慢性炎症を抑えられるか否かが、健康長寿への分かれ道なんですね。




健康長寿のポイント


ササミ
どのように暮らせば、慢性炎症を抑え、健康に長生きできるのでしょうか?


慶応大学の研究が導き出したポイントは、この2つ。

 (1) 食生活

 (2) 身体活動





<食生活>


ご長寿さんは、よく魚を食べているようです。


広瀬先生のお話。

「魚には、オメガ3系不飽和脂肪酸であるEPA・DHAが、豊富に含まれています」

「これらの脂肪酸は、慢性炎症を抑制する働きがあります」


EPAやDHAは、血液中の中性脂肪やコレステロールを調整し、慢性炎症を抑えてくれるのだ。


介護が必要な人と、自立している人を比較すると、自立している人の方が、EPA・DHAともに多く摂っていました。



そして、肉にも、健康長寿の秘密が。

魚を中心に、肉もバランスよく摂ることで、慢性炎症を抑え、長生きにつながるのだという。




<身体活動>


定期的な身体活動には、体重のコントロールや内臓脂肪の減少といった効果が。

さらに、運動することで血液循環がよくなり、全身に栄養が渡り、慢性炎症が起きにくくなります。


高齢者の場合、散歩や体操など、軽い運動でよいので、定期的に体を動かすということが重要。


実際、85歳以上の70%の人が、毎日30分以上歩いている。


ということで、健康長寿のポイントその二は、定期的な運動。

慢性炎症を抑え、動脈硬化の予防にもつながるのだとか。




ドクネット


引き続き、慶應義塾大学医学部 百寿総合研究センターの 新井康通 先生に教えていただきます。


慢性炎症は、風邪や傷などの急性炎症に比べて、程度としては弱く、自覚症状もほとんどありません。

しかし、長く持続することによって、気づかないうちに、身体の中の様々な臓器に広がってしまうという特徴がある。


慢性炎症は、身体の中の複雑な反応です。

なので、新井先生は、血液中のCRPや炎症性サイトカインなど、専門的な炎症物質を詳細に調べているという。


一般的な健康診断の結果報告書の中に、「CRP」の項目があります。

基準値は、0.3以下。


健康診断 炎症 CRP


CRPは、風邪をひいたり、熱があるなど、急性の炎症でも高くなる。

一度測って高くても、すぐに慢性炎症とは考えずに、まず健康な時の値を 数か月 1年単位で比べるとよいそうです。
 



幸福感


ササミ
センテナリアンになるには、もう1つポイントが。


みなさんに話を聞くと、「今が一番幸せ」と、おっしゃっている。


大阪府は吹田市にある、大阪大学 人間科学部。

心理学博士の 権藤恭之 先生に、教えてもらいましょう。

「主に見ているのは、幸福感、ポジティブな感情があるか、ネガティブな感情があるか、人生に満足しているか」


これまで、16年にわたり、500人のセンテナリアンにアンケート。

その結果、およそ80%の人たちが、幸せだと回答したそう。


年齢によって、身体機能はどうしても低下してしまいます。

けれど逆に、幸福感は上昇するそうです。

80歳前後を境に、身体は不自由ながらも、幸せを感じている人が多くなるらしい。


長寿になることで得られる幸福感。

その裏には、秘密がありました。

人体の神秘といってもいいかも。



権藤先生のお話。

「年と共に変化する物事の捉え方や考え方を、老年的超越と呼んでいます」

「老年的超越っていうものが高まっていくと、身体の悪い状況を気にならなくなるとか、あまり関心を向けなくなるという風になって、幸福感が高まるのではないかと考えています」



センテナリアンのみなさんは、身体的な衰えには目を向けず、むしろ、暮らしの中で楽しみを見つけ、好きなことに没頭しているようです。

そんな前向きな精神が、100歳まで健康で生きられる、もう一つの共通点なんですね。
 



テロメア


新井先生が、さらに教えてくれました。

それが、「テロメア」。


テロメアとは、細胞の核にある染色体の末端部分。

染色体全体を保護する役割があると言われています。

細胞分裂のたびに短くなり、限界に達すると、分裂が停止。

これが、「細胞の老化」と考えられている。


なので、テロメアが短ければ短いほど、細胞は老化が進んだ状態だということに。


新井先生たちの研究成果から、センテナリアンの人たちは「テロメアが短くなりにくい」ということが分かったんです。

テロメアが短くなりにくいということは、細胞レベルで老化が起こりにくいということ。





長寿の秘訣は、食生活、身体活動、幸福感。

そこを改善すれば、より健康になれるかも。





100歳まで元気な人は何を食べているか?: 腸内環境を整える「百寿者」の食習慣 (単行本)



人生は80歳から  年をとるほど幸福になれる「老年的超越」の世界






[関係する記事]

 → 【シルバーゲーマー】 認知症予防と ゆるスポ

 → 【免疫力UP】 ガン予防ジュース

 → 【NASA流 老化防止】 立って 耳石を動かす




tag : 健康カプセル!ゲンキの時間 長寿





web拍手 by FC2

にほんブログ村 健康ブログへ

人気ブログランキングへ



FC2カウンター

 RSSリーダーで購読する

 メールで購読する



アーカイブ
 ためしてガッテンの
 アーカイブ 過去記事


 → 2011年 前半
 → 2011年 後半

 → 2012年 1月~3月
 → 2012年 4月~7月
 → 2012年 8月~12月

 → 2013年 1月~3月
 → 2013年 4月~6月

 → 食べ物・料理

 [全記事表示]

にほんブログ村 にほんブログ村へ

カレンダー
01 | 2017/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -
プロフィール

荒巻ケンコー

Author:荒巻ケンコー
カラダを労わるためのメモ帳。

栄養管理でメタボは脱出。
できるところから、他もメンテナンス。

最新記事一覧(サムネイル画像付き)
【水中運動】 ART&お風呂ストレッチ 須藤明治/ゲンキの時間 Aug 13, 2017
【認知症】 接する時のポイント/きょうの健康 Aug 10, 2017
【熱中症クイズ】 室内でも要注意な理由と対策/ゲンキの時間 Aug 06, 2017
【部屋を広く見せる方法】 ホームステージング/ウラマヨ Aug 03, 2017
【不応性貧血】 樋口大悟さんの体験/ゲンキの時間 後編 Jul 30, 2017
月別アーカイブ
カテゴリ
スポンサードリンク
忍者
検索フォーム Google

記事内検索フォーム。
Google
注目記事
注目記事
忍者

注目記事
広告
食べ物の記事
健康の新常識
ダイエット 痩身
検索フォーム FC2
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
Flashゲーム&占いおみくじ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
にほんブログ村
ブログパーツ