「腰痛の原因はストレス? 側坐核の働き/ためしてガッテン」

日本人の80%が経験し、患者数が1300万人いると言われる、腰痛。

その原因で一番よく知られているのが、椎間板ヘルニアです。

椎間板とは、背骨(脊椎)の間でクッションの役割をしている、円盤状の軟骨のこと。

椎間板の中の髄核が外に飛び出し、神経を圧迫するのが、椎間板ヘルニア。


ところが最新の研究で、ヘルニアが腰痛の犯人ではないことが分かってきたという。

え? どういうこと?

今までの常識は、ウソだったの?

真犯人は、腰とは別の所にいた?



11月16日放送の「ためしてガッテン」より、「驚異の回復!腰の痛み」からのメモ書きです。




腰痛の真犯人はストレス?




椎間板ヘルニアとは?


・多くの人が経験する、腰痛。
・司会の志の輔さんも、腰痛歴は12年。
 ぎっくり腰が、2度。
・小野アナウンサーは、3年。
・ゲストの島崎和歌子さんは、4年。
・高橋英樹さんは、40年。
・山瀬まみさんは、7年。

・みなさん、悩んでおります。
・そして、犯人がヘルニアでないと聞いて、ビックリした。


・脊椎と脊椎の間にあるのが、椎間板。
・中にはゼリー状の髄核が入っていて、
 錐体を結合するとともに、
 クッションの役割をしてくれます。

・これが重い物を持ったり、激しい運動をすると、
 ギュ~ッとつぶれる。
・そしてやがて、中から髄核が飛び出ます。
・これが神経を圧迫し、炎症を起こして、
 腰痛の原因となるんですね。

・ヘルニアとは、「飛び出す」という意味。
・椎間板ヘルニアの他に、
 鼠蹊(そけい)ヘルニアとかも、ありますよね。


・でも、椎間板ヘルニアに対し、
 国民的に大誤解しているといいます。

・主犯だと思っていた椎間板が、無罪?
・真犯人は、別にいる?
・そして、な、なんと、「太」で治っちゃう?

・これは、どういうこと?




椎間板は犯人じゃない?


・愛知県に住む女性は、5年前に腰痛を発症。
・激しい痛みとシビレに襲われた。
・そのきっかけは、クシャミ。
・病院でMRIを撮ると、椎間板が飛び出して、
 神経を圧迫していました。
・立派な、椎間板ヘルニア。

・医師の勧めもあって、すぐに手術。
・これで治るものだと、思っていました。

・手術は成功し、神経への圧迫はなくなった。
・これでめでたしと思っていたのですが、
 痛みは消えず、1ヶ月も車いす生活を送ることに。

・必死のリハビリで歩けるようになりましたが、
 今も週に1度は、外出できないような痛みに襲われる。

・原因は切除したはずなのに、どうしてだろう?


・手術が成功しても痛みが消えない、
 そんな椎間板ヘルニアが、あるということか。

・ということは、椎間板は犯人じゃない?




健康なのに、飛び出てる?


・ガッテンが実験してくれました。
・参加してくれたのは、腰痛になりやすい
 30~70歳代の人、15人です。

・まずは、MRIで腰の断層写真を撮影。
・それを腰痛治療の専門家に、診てもらいます。

・その結果は、意外なものでした。

・腰痛の症状を感じてない15人なのですが、
 完全にヘルニアなのが2人、
 ヘルニア予備軍は11人。

・これって、どういうこと?


・慶應義塾大学の松本守雄 医師らが調べたところ、
 腰に痛みがない人(130人)のうち80%が、
 椎間板変性のある人だった。

・椎間板が変性している人は多くて、
 でも、痛みがある人とない人がいる。

・ますます分からなくなってきたぞ。


・ある女性は、2年前に腰痛を発症。
・MRIで見ると、椎間板がすごく飛び出していました。
・画像で見ると驚くほどの、ヘルニアです。

・1ヶ月間、仕事を休まねばならないほどでした。
・でも、手術には抵抗があって、
 痛み止めを飲みながら、様子を見ていた。

・すると、半年後のMRI検査で、
 ヘルニアが消えているのが確認されました。
・え? 椎間板ヘルニア、消失?
・画像を見ると、全然違います。
・手術してないのに、すごく小さくなっている。

・何が、ヘルニアを減らしたんだ?




マクロファージが減らす?


・ヘルニアを減らしたのは、ガッテンではおなじみの
 “マクロファージ”
・マクロファージは、白血球の一種。
・大型のアメーバ状の細胞で、細菌など、
 体内に侵入した異物を食べてくれる、おそうじ屋さんです。

・このマクロファージが、飛びだした椎間板を
 異物だと判断し、食べてくれるんです。
・ヘルニアの大きさにもよりますが、
 通常、半年ほどで、
 神経を圧迫しない程度に、小さくしてくれる。


・愛知医科大学 学際的痛みセンターの牛田享宏さんによると、
 ヘルニア減少には個人差があるものの、
 大きなヘルニアほど無くなりやすいらしい。
(60~70%の割合で消失するという話も)

・むしろ、小さなヘルニアの方が、無くなりにくい。
・大きな物の方が、
 異物として判断されやすいのかもしれません。

・症状の回復度合いを表したグラフがあります。
・これで、手術有りと手術無しを比べたところ、
 カーブにはそんなに差がなくて、
 2~10年後の回復度に、大差はありませんでした。
・それが最近の研究で分かってきたそうです。


・でも、だからといって、
 何でも手術が必要ないわけでもないらしい。
・手術が必要になる症状もあります。
・それが、以下のようなもの。

 (1) しびれ・マヒが、ひどくなってきている。
 (2) 転びやすくなった。
 (3) 尿が出にくいなど、排尿障害が出てきた。


・これらは、病院で確認されますよね。

・こういった症状がひどい場合を除いては、
 手術有りと無しでは、そんなに回復度が違わないのか。




腰痛の原因は?


・腰痛の本当の原因というグラフが登場。

・1%は、腫瘍や感染症など。
・9%は、その他の画像で診断できるもの。
 すべり症、圧迫骨折、脊柱管狭窄症など。
・5%は、椎間板ヘルニアです。

・え? ヘルニアは、5%?

・残りの85%は、原因不明なんだって。
・原因を、1つに特定できない。


・じゃあ、真犯人は、誰?




50年に一度の大発見


・福島県立医科大学。
・ここでは整形外科医だけでなく、精神科医、
 社会福祉士などが共同で、腰痛治療に当たっています。

・そこの紺野愼一 教授が、50年に一度の大発見をしたという。


・この病院に通っている、女性。
・長年、ひどい腰痛に悩まされてきました。

・家事もできないほどの腰痛で、寝たきりになるほどです。
・痛くて、痛くて、痛み止めも効かない。
・あまりに痛いので、湖への入水を考えたほどでした。

・すがるような気持ちで、
 女性は福島県立医科大学を訪れました。
・さまざまな検査の結果、告げられた原因は、
 なんと、“ストレス”



・腰痛の原因は腰にあると、ずっと思われていたのですが、
 でも、結局、犯人は見つからなかった。
・ところが、犯人は腰とは無関係な、脳にいたんです。

・OH、NO!

・健康な人の脳血流と、
 慢性腰痛患者の脳血流を調べたところ、
 強い腰痛を訴える患者の画像では、
 脳の働きが低下していることが分かりました。

・この病院で調べたところ、
 原因が特定できない腰痛患者の7割に、
 脳活動の低下が発見された。

・さらに、アメリカのノースウェスタン大学の研究によると、
 慢性腰痛患者は脳の特定部分の働きが低下していることが、
 分かった。

・これが、腰痛の犯人か?




側坐核とオピオイド


・メカニズムは、こうです。

 ・脳の中に、“側坐核”(そくざかく)という箇所がある。
 ・これは、痛みの制御に関連する部分。

 ・腰で組織の炎症など、
  一番最初のきっかけになることが起こる。
 ・すると、その痛みが脳に伝わる。
 ・これに、側坐核が反応。
 ・鎮痛物質“オピオイド”が働き出す。
 ・すると、痛みを抑える信号が、送られる。
 ・このことで、痛み信号が薄まる。

・このように、
 脳は必要以上の痛みを感じないような仕組みを、
 もともと持っているのです。

 ・ところが慢性的なストレスが加わると、
  側坐核自体が、働かなくなる。
 ・結果、オピオイドも、働かない。
 ・なので、痛みが脳を直撃。
 ・寝込むような痛みが続く。

・ストレスが腰痛を生むのではなく、
 本来抑えられるはずの痛みが、ストレスにより抑えられなくなる。
・ストレスが、痛みを強めているのです。



・前述の女性も、腰には大きな問題が見つからず、
 精神的なストレスが大きいことが分かった。
・でも、この女性は、あることがきっかけで、
 腰痛が軽くなったといいます。

・きっかけは、旦那さまからのプレゼント。
・それが「太」?
・「太」って、何だ




さらば、ストレス


・痛みで苦しむ女性に旦那さんがプレゼントしたのは、
 ワンちゃん。
・そう、「太」ではなく「犬」だったのです。

(わざと、メクリを落としたのか!)

・最初はこの状態で飼えるのかと心配した女性ですが、
 犬の世話をしているうちに、寝たきり状態から、
 回復した。



・腰痛の大部分は、原因が解明できない。
・ひどい腰痛があっても、MRIやレントゲンを撮ると、
 まったく異常がない患者さんもいる。

・全体の85%を占める、原因不明の腰痛。
・その1/3ほどに、
 ストレスが関係する患者さんがいるそう。
・そして、ストレスを和らげることで
 腰痛が改善した人が、たくさんいる。


・ある人は、旦那さんが帰ってくるまで
 起きていなければならず、
 それが強いストレスになっていた。
・そして、旦那さんから、
 先に寝ていいと言ってもらったところ、
 ストレスが和らぎ、症状がよくなったそう。


・腰痛の原因となるストレスの危険因子には、
 以下のようなものが。

 ・病気に対する不安。
 (将来どうなるのだろう? という不安)
 (原因が分からないことへの不安)
 ・仕事や家庭の問題。
 (残業の多さや、子育て)
 ・医療不信。



・痛みの悪循環も、あるそう。

・痛い → 腰を動かいちゃいけない → 活動低下
 → 痛みを理解してもらえない
・これらがストレスになって、余計に痛む。
・運動もしないから、なお痛む。


・この悪循環をいったん断ち切ることが、
 腰痛治療には大事だと。

・それが前述の女性の場合は、犬だった。

・ワンちゃんと接することで、痛みから気がそれる。
・また、世話をすることで、体を動かす。
・これらのことが、治療効果に結びついたと。


・自分の好きなことを見つけるのは、
 すごく大切なのだそう。
・好きな食べ物、音楽、においなどは、
 側坐核の働きを高め、鎮痛効果があると。


・側坐核はもともと、楽しみと関係があるというのが、
 分かっていた。
・痛みを抑えると分かってきたのは、最近なのだそうです。

・オーストラリアのビクトリア州では、
 メディアを使ってキャンペーンし、
 腰痛の新常識を、住民に広めた。
・治療においても、
 腰痛とストレスの関係を理解してもらい、
 安静より積極的な活動を推奨。
・結果、患者数が減少したそうです。
・結果、医療費も、減った。



・腰痛の真犯人は、ストレス。
・ストレスが、痛みを強めていました。



・これに対する具体的な方法ですが、
 ガッテンで取材中だとのこと。
・来年2月の放送をめざしています。

・これは、楽しみだ。





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度々書いていますが、腰痛持ちでして、椎間板ヘルニアの手術もしてます。

最近は手術する前に安静にして(半年ほど)様子を見るのだとは聞いていましたが、ストレスとこれほど関係があるとは知らなかった。

お医者さんの口からも聞きませんでしたから、これから広まるのかなあ。

経験者から言えることは、炎症が治まるまでは、安静にすること。鋭い痛みや激痛がある間は、あまり動かないようにします。(というか、動けなかったけど)

そして、鈍い痛みとか、慢性期には、痛みが出ない程度に動かす。ウォーキングしたり、ストレッチしたりする。

これで、ほどほどは、よくなりました。


ストレス、側坐核、オピオイドの件は、初耳でした。

万病の元といわれるストレスですが、これによって痛みが強まっていたのか。

ストレス軽減て、難しいけど、大切なんですね。

問題は、ストレス解消するのが必ずしも簡単じゃないということかな。

この辺も、次回の特集では、触れてくれるのかな。

ともかく、次回が楽しみだ。



[まとめ]


・椎間板が飛び出していても、痛みを感じないことがある。
・また、半年ほどで、
 マクロファージが処理してくれることもある。
・逆に、手術自体は成功していても、
 痛みが残る場合も。

・椎間板ヘルニアの回復度は、2~10年後では、
 手術有りでも無しでも、そんなに変わらない。
・本来、腰痛の痛みは、
 側坐核とオピオイドの働きで、
 軽減されるようになっている。
・しかし、慢性的にストレスがあると、
 側坐核やオピオイドが働かなくなり、
 痛みが強くなる。

・なので、ストレスを解消することが、
 痛みの軽減や治療効果に、
 大いに関係してくる。





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腰痛をめぐる常識の嘘





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