「過敏性腸症候群の真犯人は、腸内細菌と薬/ためしてガッテン」

お腹の調子で苦しむ人、多いみたいです。

慢性の下痢で、通勤の時もたいへんなことに。

そんな人は、全国で960万人もいるそうなのです。

でもそれが、2週間で治る?

それはどんな治療法なの?



12月14日放送の「ためしてガッテン」より、「腸の不調を退治せよ!しつこい下痢の真犯人」からのメモ書きです。




下痢の真犯人は腸内細菌と薬

下痢の真犯人は腸内細菌と薬




慢性の下痢の可能性


・今はそうではなくても、慢性の下痢になるかもしれない。
・それを見分ける、簡単なチェック方法があるそうです。


チェック

(1) 風邪でおなかを下したことがある。
  はい or いいえ

(2) 食あたりでおなかを下したことがある。
  はい or いいえ


・この2問だけ。


・でも、このどちらかに「はい」と答えた人は、
 慢性の下痢になる可能性があるそうです。

・え? ホント?



・牛乳と飲むと必ず下痢になるという男性がいます。
・その男性に協力してもらい、実験しました。

・バリウム入りの牛乳を飲んでもらい、
 お腹の様子をX線で観察します。

・2時間後に、変化が出ました。
・本人は、お腹がギュルギュルとしてきたと感じる。
・動いてるのは、小腸。
・小腸が激しくぜん動運動して、牛乳を分解、吸収しようとしている。

・しかし、きちんと消化されないまま、牛乳は大腸に到達。
・30分後に、男性は便意をもよおした。
・ゆるい便が、肛門に到達したのです。

・オナラをした瞬間、便が漏れそうになりました。


・こういうのも、一時的なものならいいのですが、
 慢性化すると、たいへんなことになるらしい。

・長い間、慢性的な下痢を患うと、
 大腸のCT画像が、えらいことになっています。
・グニュグニャになって、最後は細くなっている。
・これは、どういうこと?

・慢性の下痢が長期間続くと、大腸の形や位置が、メチャクチャになってる。

・なぜ、こんなことに、なるんだろう?

・よく聞くのはストレスですが、
 ストレスで下痢が慢性化するのは、なぜ?




ストレスと下痢


・下痢はどうして、慢性化するのだろう?
・それを解き明かしてくれる検査がありました。

・医師によれば、バッグを直腸に入れて膨らませ、
 痛みや不快感を確認するといいます。

・まずは、快便歴32年の番組ディレクターが体験。
・お腹の強さには自信があるとのことですが、さて、どうか?

・お腹に感じる感覚を、7段階で評価してもらいます。

・34mlでは、段階2。軽い不快感。
・我慢しきれなくなったのは、389mlでした。
・およそ、牛乳瓶2本分。


・お次は、もう6年も慢性的な下痢に悩まされている男性。
・同じ検査を受けますが、結果はどうか?

・すると、挿入した途端、痛みが。
・我慢できなくなったのは、206mlでした。

・ストレスで下痢が慢性化した人は、
 少しの刺激でも、痛いのかな?


・これは、腸の壁が敏感だということだろうか?

・病名にも、敏感の文字が入っているという。

・名付けて、「過敏性腸症候群」

・ストレスは、脳にかかるもの。
・脳の影響が、腸に出る。
・そう考えられてきたのが、過敏性腸症候群。


・でも、そう単純な話でもないらしい。
・脳から腸へというだけではない、まったく逆のケースが、分かってきた。




腸から脳へ?


・東北大学大学院の実験で、あることが分かりました。
・風船を直腸に挿入されたネズミは、
 普段なら気にしない高さを怖がるようになった。

・腸に刺激が加わっただけで、脳のストレスになったのです。


・今までは、こう考えられていました。
・脳がストレスを感じ、そのストレスが原因となって、
 腸が過敏になる。

・でも、逆にも矢印が存在することが、分かってきました。
・腸の調子により、脳も過敏になる。

・ストレス自体は小さくても、
 腸が過敏になることで、
 脳が感じるストレスも、大きく感じるんですね。


・ということで、ストレスを取り除いても、
 腸の調子が治らない人が出てきた。

・そこで、真犯人が見つかりました。

・ストレス以外の犯人は、誰なんだ!




真犯人は、オナラ?


・真犯人を探すべく、男性5人に集まってもらいました。
・この中に1人だけ、過敏性腸症候群の人がいる。

・この病気は、見分けるのがすごく難しい。
・内視鏡でも、大腸の壁はピンクで、健康そのもの。
・正確に診断するには、詳しい症状を聞かねばなりません。

・でも、先生は、問診もせず、触診もせず、
 誰が過敏性腸症候群か、診断できるという。
・そりゃ、何で?


・それに使う道具というのが、様々な衣装を着た
 マネキン美女。
・こりゃ、ますます、分からなくなってきた。

・マネキン美女にキスしてもらうというのですが、
 こりゃ、どういうことなの、先生?

・訳が分からぬまま、みんながキスする。
・あっちでブチュ、こっちでブチュ。
・でも、これで、分かるの?


・緊張の面持ちの先生ですが、
 見事、過敏性腸症候群の患者さんを当ててみせました。

・でも、キスで分かるって、どういうこと?



・実は、マネキンの中には、息を集めるための袋、
 「呼気採取バッグ」が隠されていました。
・赤外分光分析装置と書かれてあるぞ。

・実は、集めた息の成分を、分析してたんですね。

・でも、判定できる息の成分とは、何なんだろう?


・その成分とは、オナラでした。
・って、オナラ?

・患者さんの息からは、
 オナラに含まれるのと同じような成分が、出ていたんです。

・といっても、その成分自体は無臭で、
 患者さんの息が臭いというわけではないそう。


・息に含まれていたメタンガスの濃度を比べると、
 健康な人に比べて、過敏性腸症候群の人は、
 多く含まれていた。

・ということは、メタンガスを作りだす原因こそが、
 真犯人だということ?




なぜか、治った


・37歳の男性、過敏性腸症候群のAさん。
・今年初め、とても不思議な体験をしたという。

・Aさんはストレスが原因と診断されましたが、
 複数の病院を受診しても、症状は改善しなかった。

・今年の1月、Aさんは風邪をひいて、会社を休んだ。
・すると、発熱や咳と共に、扁桃炎まで発症。
・ものを飲み込むのも、難しくなりました。

・たまらず近所の病院に飛び込み、
 処方された薬を飲むこと、1週間。
・ある朝、トイレに入ったAさんは気づいた。
・なぜか、下痢まで治っていたのです。
・これって、どういうこと?
・何が効いたんだろう?



・実は、Aさんが処方された薬の中に、
 抗生物質が入っていました。
・またの名を、「抗菌薬」。

・抗菌薬とは、細菌の増殖を抑制したり、殺したりする薬です。

・ということは、下痢を引き起こしていたのは、
 何らかの菌なのか?


・実は真犯人とは、腸内細菌でした。

・え? 過敏性腸症候群の犯人が、腸内細菌?
・それって、誰でも持ってません?


・腸内細菌が下痢を引き起こすって、どういうことなんだろう?




腸内細菌が下痢を引き起こす


・腸内細菌がいる場所は、大腸。

・食べた物は、胃や小腸を通り、消化できなかった物、
 いわゆるカスが、大腸に到達します。
・これを食べて処理してくれるのが、腸内細菌。

・食物繊維など、人間が消化できないものを、
 代わりに消化してくれる、お掃除屋さんなのです。

・その際に腸内細菌は、
 メタンガス、水素、二酸化炭素などを、
 排出します。

・腸内細菌が出した気体は、
 血液から肺に入って、息に混じる。

・みんな、ふつうの呼吸で、
 メタンガスなどを出しているんですね。


・でも、過敏性腸症候群の人は、何が違うんだろう?

・その違いとは、メタンガスが吐いている息に、
 どれくらい含まれているか。
・呼気中のメタンガスの濃度を比べると、
 患者さんは、メタンガスが、早く出ているのが分かる。

・これは、どうしてだろう?




慢性下痢のメカニズム


・腸内細菌というのは、本来、大腸にいる。
・でも、過敏性腸症候群の人は、小腸にも、
 腸内細菌がいるんです。
・だから、メタンガスが、早くに出る。


・小腸の中というのは、本来、
 ものすごく免疫力が強い。
・なので、本来、腸内細菌はほとんどいません。

・なのになぜか、腸内細菌が入り込んでいる。

・この小腸に入り込んだ腸内細菌が、何をするんだろう?


・食べ物が、胃から小腸へと入ってくる。
・すると、腸内細菌が、横取りします。
・こうなると、栄養素を奪い合うライバルの出現に、
 小腸が怒ります。
・小腸は腸内細菌を排除するために、
 激しく小腸自体を動かします。
・これによって、きちんと消化できなくなり、
 激しい下痢になるんですね。


・ではなぜ、腸内細菌君は、小腸に入れたんだろう?


・これには、冒頭の質問が関係しているといいます。
・覚えていますか?

・風邪の時に、お腹を下した。
・食あたりの時に、お腹を下した。

・そんな時に、小腸の免疫力が低下する。

・そんな時、腸内細菌君が、チャンスとばかりに、
 小腸に住み着いてしまうんですね。



・そうか、慢性的な下痢というのは、
 腸内細菌が小腸に住み着くことで、起こるのか。




慢性下痢と薬の関係


・もうひとつ、慢性的な下痢の原因があるというのですが、
 それは、何だろう?


・福岡県に住む女性は、4年前、
 原因不明の下痢に襲われたといいます。

・最初は胸やけの症状があって、胃酸を抑える薬を、
 毎日飲んでいた。

・しかし、ある時から、ひどい下痢に悩まされることになりました。
・ひどい時には、1日に13回もトイレに駆け込むほどです。
・それが2ヶ月も続きました。

・女性はどんどん体力が落ち、10kgも痩せたという。


・もうひとりは、高知県の女性。
・こちらは、高血圧の治療中だった。

・やがて腰の痛みを感じ、鎮痛剤を飲むようになりました。

・すると、こちらの女性も、
 数ヶ月にわたって下痢が続くようになった。


・ところが、このふたりの下痢の行方は、
 あることをきっかけに、急展開をみせることになります。

・ふたりは別の病院に行って、別の医師に診てもらったところ、
 同じ治療法を勧められたのです。


・共通の原因とは、お薬でした。

・健康な人と患者さんを比べたところ、
 患者さんには、
 大腸に、コラーゲンのバリアが見られた。

・本来、体に取り込まれた薬は、
 小腸で出る酵素の働きで、吸収されます。
・それを「代謝」と呼ぶ。

・しかし、薬の合わせ飲みなどで、
 酵素に負担がかかってしまうと、
 酵素が欠乏しがちになってしまう。

・結果、代謝しきれなかった薬は、
 大腸へと到達してしまいます。
・大腸は便から水分を吸収してくれるところ。
・でも、ふだん入ってこないはずの薬を発見すると、
 これは有毒かもしれないと判断し、
 吸収しないように、壁にバリアを張るんですね。

・これがあの、コラーゲンバリア。

・結果、このバリアのおかげで、薬も入って来なければ、
 水分も吸収されなくなるので、
 下痢となって、患者さんを苦しめることになる。




慢性下痢の原因


・慢性下痢の原因は、ふたつある。

(1) 「腸内細菌」タイプ
(2) 「大腸にバリア」タイプ



・10年くらい前から、風邪薬やピロリ菌の除去で、
 下痢が治ると報告されていたそうです。


・過敏性腸症候群の中で、
 およそ4割が、腸内細菌タイプだといわれる。

・欧米では、抗生物質を使って、治療が行われるそうです。
・ただ、日本では、保険適応がないそう。
・近い将来、日本でも認められるのが、期待されているところ。

・では、どんな治療法がなされているのか?

・腸内細菌が生きていくためにはエサが必要。
・という訳で、エサを与えない、兵糧攻めが行われる。
・具体的には、食事を腹八分目に。
・また、空腹時間を、8時間以上確保する。

(深夜に食事した場合は、一時的に朝を抜いてもらう場合もあるそう)



・慢性的な下痢の15~20%が、大腸にバリアタイプだといわれる。

・下痢の原因となり得る薬は、以下の3つ。

(1) 胃薬(プロトンポンプ阻害薬)
(2) 鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬)
(3) 高血圧の薬(カルシウム拮抗薬)


・この場合、原因となる薬を変えれば、
 すっかり治ることがあるそう。

・ただ、必要だから薬が出されているわけで、
 かかりつけのお医者さんに相談するのが一番ですね。





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慢性下痢の話はよく聞くようになってましたが、原因にビックリ。

健康に関連する腸内細菌と、薬だったんですね。

大腸に腸内細菌が増えるのはいいけど、小腸にいては困るのか。これは知りませんでした。

あと、薬で下痢になるとはね。

複数の薬を飲んでいる人は、お医者さんに相談した方がいいのかも。

お腹ピーピー芸人さんは、どうなんでしょうね。



[まとめ]


・脳から腸だけでなく、
 腸から脳にも、ストレスがかかる。


・過敏性腸症候群の犯人は、「腸内細菌」。
・本来いないはずの腸内細菌が小腸にいることで、
 小腸は活発に活動。
・これできちんと消化できなくなり、下痢になる。

・免疫力が低下した時に、
 小腸に腸内細菌が住みついたのが、原因だった。


・もうひとつの原因は、薬。

・薬の合わせ飲みなどで、小腸の酵素に負担がかかる。
・結果、代謝されなかった薬が、大腸へ届いてしまう。
・大腸はこれを有害だとみなし、腸の壁にバリアを張る。
・すると、水分が吸収されなくなり、下痢になる。


・腸内細菌タイプの治療法。
 ・食事を腹八分目に。
 ・空腹時間を8時間以上確保する。

・大腸バリアタイプの治療法。
 ・お医者さんに相談して薬を変えてもらう。





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