「腱鞘炎とバネ指、痛み日記と腰痛ウォーキング/ためしてガッテン」

ある人が、手術を受けようとしています。

手の指が痛んで、握ることも苦痛らしい。

指の曲げ伸ばしも、満足にできません。

相当痛いようなのですが、みんながよく聞く病気らしい。

あまり真剣に考えず、放置する人も多いようです。

そして、この病気にかかるのは、ほとんどが女性。

主婦の意地が病気を悪化させるといいますが、その病気って、何だ?


今週は、2本立てです。

去年11月に放送して大反響を呼んだ「腰の痛み」の解決編。

1日たった15分で、動けなかった人が元気に。

驚異的な回復の秘密は、何なのでしょう?



2012年2月15日放送の「ためしてガッテン」より、「腰痛&手の痛みに新技 ついに劇的回復!」からのメモ書きです。




腱鞘炎とバネ指、腰痛ウォーキング




指の病気


・今日は、手の痛みと腰痛の2本立て。

・手の病気は、全国で推定300万人の方が、
 悩んでおられるそう。
・腰の方は、1300万人ともいわれます。


・では、まず、手の痛みから。

・61歳の女性。
・指を曲げようとすると、
 途中で中指がパチンと急に曲がる。
・さらに、開こうとしても、
 中指は自分の力で伸ばすことができません。

・このパチンとなった瞬間が、
 ものすごく痛いのだという。
・毎日が、激痛の連続です。


・女性に異変が起きたのは、8年前。
・朝目覚めると手がこわばり、
 動かしにくくなっていた。

・やがて家事をするたび、
 右手親指の付け根に、
 痛みが走るようになりました。

・でも、まだ大丈夫かなと思い、
 マッサージを受けながら、
 毎日の家事を続けた。

・ところが、痛みは日増しに強くなります。

・我慢に我慢を重ねた、その半年後、
 突然、激痛を伴う謎の症状が襲いました。
・指を開くこともできなくなり、
 たまらず病院を訪ねると、
 手術が必要なくらい深刻であることが、
 分かりました。


・症状を整理すると、こうなります。

 (1) 朝 手のこわばり。
 (2) 右手親指つけ根の痛み。
 (3) 指の動きが不自由&激痛。



・特徴的なのが、指の動きが不自由になった点。
・手を握ろうとすると、
 途中で中指がカクンとなりました。
・また、開こうとしても、いうことをきかない。

・指の関節の屈伸が円滑に行われなくなることを、
 「ばね指」というそう。
・途中でひっかかったように動かなくなり、
 無理に力を入れると、
 バネ仕掛けのように屈曲したりする。


・この病気は、「腱しょう炎(けんしょうえん)」

・でも、腱しょう炎の「しょう」って何だ?

・説明するのに自転車が登場しましたが、
 どういうことだろう?

・自転車が分からないと
 腱しょう炎は分からないと言いますが…




内視鏡手術


・まずは、「しょう」を見せてもらうことに。

・都内の整形外科を訪ね、
 仲尾保志 院長に手術を見せてもらいます。

・使うのは、指の手術に使う
 直径2mm の内視鏡。
・これで、手の中を見ることができます。

・さっそく、女性の手術がはじまった。
・局所麻酔をして、
 手のひらに小さな穴を開けます。
・そこに金属の筒を、ガイドとして通す。

・そこに内視鏡を入れ、筒の切れ込みから、
 指の中を観察します。

・白く細長い、ブニブニしたものが見えます。
・これが悪さをしている「腱しょう」。

・先生は、筒の中にナイフを入れました。
・ナイフで腱しょうを、切った。


・さてどうなるのかと思いましたが、
 術後、女性の指は
 スムーズに曲がるようになりました。
・グーパーも、なめらかに。




腱鞘炎の仕組み


・「けんしょうえん」は「腱鞘炎」と書きます。
・「しょう」は「鞘」。
・訓読みだと、「鞘(さや)」ですね。

・腱を収めているもの(鞘)が
 炎症を起こすということか。

・この腱と腱鞘は、まったく同じものが
 自転車にも存在するそうなのです。

・自転車のそれは、
 ブレーキにつながるワイヤー。
・ワイヤーにはカバーがついてますね。
・でも、どうしてついているのだろう?

・実は、鞘に当たるカバーが無いと、
 ブレーキをかけても、
 ワイヤー自身が引っ張りを吸収してしまうんです。
・カバーという鞘があるおかげで、
 ワイヤーは引っ張られ、ブレーキがかかる。



・指の中には、腱が走っています。
・そして腱を包むように、腱鞘がある。

・腱と腱鞘は
 ほとんどくっついたように存在しています。
・自転車のブレーキと同じで、指が曲がるのは、
 腱鞘という鞘がガイドしてくれるおかげ。

・というわけで、
 いつも手を握ったり開いたりする
 我々の指の中では、
 腱と腱鞘がこすれ合っている。
・そして、こすれが度を越すと、
 炎症が起きます。
・炎症が起きれば、痛みも発生する。

・安静にしていれば、この炎症は治まります。
・すぐにまた、普通に指は動くようになる。

・ただ、炎症を起こしては治り、起こしては治りと、
 繰り返していると、たいへんなことに。

・炎症を繰り返すと、
 腱鞘が硬く膨らんでしまうんですね。
・そして分厚くなると、腱鞘の中が狭くなって、
 腱が通りにくくなってしまう。

・これによって腱がスムーズに動かなくなって、
 指が突然曲がったり伸びたりする、
 バネ指になるわけか。

・先ほどの手術は、
 腱鞘の分厚くなった部分をカットする手術でした。
・そうすることですき間ができて、
 腱が動きやすくなるんですね。



・なるほど、腱鞘炎のメカニズムは、
 こういうことだったのか。

・では、腱鞘炎の原因とは何なんだろう?

・今までは、休ませないで動かし続けることが、
 腱鞘炎の原因だと言われてきました。
・でも、他に真犯人がいることが、
 分かってきたそうです。

・その真犯人って、何だ?




腱鞘炎の真犯人


・35歳の女性。
・左手の腱鞘炎に悩まされました。

・いつごろから痛み出したのかというと、
 妊娠の7ヵ月ごろらしい。
・妊娠中に、痛くなった?

・関係するのは、ホルモンでした。

・腱鞘炎の年代別患者数を見ると、
 20代から30代で増加。
・そこからいったん下がって、
 40代から急激に増えだして、
 50代60代でピークを迎えます。

・妊娠や出産が多い時期と更年期に、
 患者数が増えている。

・メカニズムははっきりしてないし、
 異論もあるのですが、
 ホルモンバランスが大きく変わることの影響
 ではないかと言われている。

・ホルモンバランスの変化で、
 鞘がむくみやすくなるためと考えられます。

・真犯人は、「ホルモンバランスの変化」でした。




受診と早期発見


・スタジオには、日本手外科学会の評議委員で、
 元赤坂診療所の院長である、
 仲尾保志さんが登場。

・先生によれば、
 ホルモンバランスの変化は全身に出るのだけれども、
 手は複雑な構造をしているため、
 むくみ症状が出やすいのではないかと。

・手は歯を磨いたり ご飯を食べたりと、
 始終使っているのが現実。
・故に、完全に手を休めるのは難しく、
 そのために治らないのだそう。


・また、糖尿病の人は、
 複数の指が同時に、腱鞘炎にかかりやすい。

・痛みが出たら放置せず、
 手外科の専門医を受診するのが大切。

・注射で痛みが取れる場合も多く、
 初期であれば、バネ指現象も治るそう。

・女性は特に、手が痛くなったら、
 我慢せずに手外科を受診しましょう。

・ガッテン! ガッテン!




ヘバーデン結節


・78歳の女性から、お手紙が来ました。

・指の第一関節が曲がったり、
 骨の中から目玉のように、
 突起したりしてきたという。
・針に刺されるような痛みも伴います。

・指を見せてもらうと、確かに指先の関節が、
 曲がったり膨らんだりしている。
・変形してないのは、左薬指の1本だけです。


・実はこの病気、鈴鹿回生病院の資料によると、
 50代で3割近く、70代ではおよそ半数の人がなっている。


・この病気の名は、「ヘバーデン結節」
・腱鞘炎とはメカニズムが違う、関節の病気です。

・ポイントは2つあって、
 1つは、指の第一関節にトゲが出てくる。
・このメカニズムは、
 まだよく分かってないそうです。
・もう1つの特徴は、
 軟骨が無くなって、骨と骨がこすれて痛む。

・処置としては、関節をテープで巻いてあげるそう。
・市販のテープで、関節の周りを
 2周くらいゆるく巻きます。
・1番伸びたり1番曲がったりする時が痛いので、
 その中間くらいで関節を保つ。
・関節の可動域を制限して、痛みを緩和します。




腰痛解消の秘策


・そしていよいよ、腰痛の治療法の紹介です。

・去年11月の放送では、
 腰痛の85%が原因不明なのだと学びました。
・しかも、椎間板ヘルニアだって、
 犯人だとは限らない。
・ストレスが腰の激痛を生み出していたという話も。

・あれから、3ヵ月が経ちました。
・ガッテンは、誰にでもできる
 驚異の回復法を発見したのだそうです。


・その方法を試したのが、76歳の女性。
・3年前まで、ひどい慢性腰痛に悩み、
 寝込んでいました。

・歩く時は足を引きずって、
 数メートル移動するのがやっと。
・痛みを軽減するために、
 クッションが手放せませんでした。

・ところが、ガッテン流の方法を試したところ、
 今はすっかりよくなって、
 体操だって元気にできます。

・1時間でも2時間でも、
 平気で歩けるようになりました。

・これには、本人もビックリです。
・当時の痛みを「8」とすると、
 今の痛みは「0.5」とか「0.1」。

・腰痛が改善した秘策って、何なんだ?



・11月の放送で番組が強く伝えたのが、
 「ストレスが腰痛を悪化させる」ということ。

・ストレスは現在、痛みの国際的な学会で、
 最も大切な説明の1つとして考えられている。


・この女性のきっかけは、転倒でした。
・痛いし、いろいろ試したけど治らないしで、
 ずっと治らないんじゃないかと不安になった。
・そして、安静にして過ごしました。

・すると、筋力が低下。
・血行が悪化して、痛み物質が滞ってしまう。
・このことで、さらに腰痛が悪化した。

・これら1つ1つが、ストレスに。
・そのストレスが、脳にたいへんなことを起こします。

・腰に起きた炎症などが脳に伝わると、
 オピオイドという鎮痛物質が出る。
・この鎮痛物質は、
 痛みを小さくする信号を出して助けてくれます。

・ところが、慢性的にストレスがかかると、
 この信号が弱くなって、
 これまで大したことないと感じていた痛みも、
 苦痛に感じるようになってしまう。



・この痛みの連鎖を断ち切った方法とは、
 何なのでしょう?


・女性が歩けるようになったのは、
 歩いたから。

・ただ、腰痛解消ウォーキングには、
 あるポイントがあるそう。




ウォーキングと日記


・長年腰痛に苦しんでいる4人に、
 協力してもらいました。

・あるポーズをして、1日15分歩いてもらう。
・さらに、1日ごとの「痛み日記」をつけてもらいます。


・実験開始から、2週目。
・ある女性はぎっくり腰に悩んでいましたが、
 例のポーズでウォーキングして家に帰ったところ、
 痛みが薄らいでいるのを感じた。


・別の女性は日記をつけることで、
 あることに気づいたといいます。
・痛みの強さが、日によって大きく異なっている。

・楽しいことや、やらなきゃならないことがあると、
 あまり痛みを感じない。
・自分の痛みの特徴が、見えてきました。


・3週間後、再び4人に集まってもらった。
・痛みを数字化し、
「過去1ヶ月 → 現在」で表してもらいます。

・結果は、

「8 → 0.3」
「7 → 0.4」
「6 → 1.0」
「4 → 2.4」

・痛みが、ぐんと改善してますね。


・成功の秘密は、日記らしい。
・グラフで痛みを客観視することがコツだったと、
 発見できました。




腰痛ウォーキング


・日本福祉大学教授で、
 愛知医科大学学際的痛みセンターで治療に当たられている、
 松原貴子 先生がスタジオで解説してくれました。

・腰痛で悩んでいる人は、
 ほとんどの人が24時間痛みにさいなまれ、
 苦しんで苦しんで、
 頭の中が痛みでいっぱいになる。
・それが日記をつけることで、
 自分の痛みを客観視できるようになります。

・0~10点で、自分の痛みを数値化する。
・下には、コメント欄が。

・コメント欄を見ると、
 旅行中は痛みが軽減されていました。

・集中することで、痛みのことを脳から追い出せる。
・さらに、痛み以外のことが楽しいことであるほど、
 痛みのことを追い出しやすくなって、
 頭の中でリピートすることが無くなる。


・さらに、歩き方にもコツがありました。

・腰痛持ちの人は、無意識に腰をかばい、
 腰を使わないで歩く人が多い。
・そこで、歩き方を意識するようにします。


[腰痛対策の歩き方]

 (1) ヒジを体に沿って上げる。
 (2) その状態で、腕だけをゆっくり下ろす。
 (3) その時に、お腹と背中の伸びを確認。



・お腹と背中を伸ばすことで、
 姿勢を正しながら歩くことになります。

・さらに、
 今からこの状態で歩き続けるのだと意識することで、
 体と脳、どちらとものトレーニングになる。

・正しい姿勢を意識し、さらに、
 「今から運動するよ」と脳のスイッチを入れ、
 15分を目安に歩く。

・ただし、無理せず、できる範囲で行う。
・歩くのが無理なら、
(正しい姿勢を意識した)体操でもOK。



・安静は×で、ウォーキングなどの軽い運動を。
・それによって、体の悪い箇所をよくしていきます。
・また、爽快感などにより、不安が和らぐ効果も。

・痛みの悪循環が断ち切れます。


・お医者さんに診てもらった方がいいポイントは、
 痛みがいつまでも引かないとか、
 ひどくなったとか、そういう場合は受診する。

・運動は、医師の診断を受けてからの方がよい。





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腱鞘炎という言葉はよく聞くけど、ここまでの症状だったのか。

かなり痛そうで、つらそうでしたね。

我慢しがちな病気らしいけど、早く受診した方が治りが早いそうなので、病院へ行くのは大切だ。


一方、腰痛ですが、「痛み日記」なるものがあるとは。

なるほど、頭の中から痛みを追い出すわけか。

日記によって、いつも痛いわけではないことが見えてきますね。

痛い時って「ずっと痛い」とか「何年も痛い」と思っちゃうけど、厳密には違うこともあると。

痛いのは痛いのだけど、痛くない時期も存在するんだと、気づく。

それが、痛みを脳から追い出すことにつながるのかな。


「腰をかばいながら歩く」も、盲点だった。

筋肉は負荷によって鍛えられるので、無理のない範囲でうまく動かすことが大切なわけか。

こりゃ、姿勢に気をつけないと。



[まとめ]


・指の中には、腱と腱鞘(けんしょう)がある。
・腱鞘は鞘(さや)のように、
 腱を包んでいる。
・この腱と腱鞘がこすれて炎症を起こす。

・また、炎症を繰り返すことで、
 腱鞘が硬く膨らむ。
・それによって腱がスムーズに動かなくなり、
 バネ指になる。

・糖尿病の人は、複数の指が当時に、
 腱鞘炎にかかりやすい。

・腱鞘炎は軽く考えず、
 早めに専門医を受診することが大事。
・早期なら、注射で痛みが取れたり、
 バネ指も治りやすい。


・ヘバーデン結節の痛みを緩和するには、
 関節にゆるくテープを巻くとよい。


・腰痛対策には、痛み日記を。
・それによって、腰痛を客観視できる。

・集中することで痛みを脳から追い出せることが、
 見えてきます。

・また、歩き方を意識し、
 腰をかばわない正しい姿勢を。





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