「COPDと口すぼめ呼吸/ためしてガッテン」

ある研究所の冷凍室に保管されている、秘密の物質。

これが大勢の人々の命を脅かす、悪魔の物質だという。


この物質が体内で暴れ出すと、たいへんなことになるらしい。

血管が詰まり、脳梗塞や心筋梗塞に襲われる。

骨の中に入れば、骨粗しょう症に。

命を脅かすほどの激ヤセや、手足の異常なむくみ。

1種類の物質から、こんなことになってしまう。


しかもこの恐ろしい物質が蔓延中で、患者数は推定で600万人を超えているといいます。

世界的に見ても、死亡原因の第4位。

初耳ですが、怖ろしいですね。

いったい、どんな物質が関わっているのでしょう?



2012年4月11日放送の「ためしてガッテン」より、「患者600万人!恐怖の脳ホネ心臓ボロボロ病」からのメモ書きです。




COPDと口すぼめ呼吸




悪魔の物質


・雷と共に登場したのは、
 スター・ウォーズに出てきた
 ダース・モールのようなキャラクター。
・これがガッテン史上最恐の悪魔だという。

・18年目に入るガッテンですが、
 司会のふたりより先に出たのは
 初めてだそうです。

・この物質が、数々の病気を引き寄せるのです。
・脳梗塞、骨粗しょう症、糖尿病、
 激やせ、心筋梗塞、高血圧、肺炎。
・そのリスクを高めてしまう。

・こりゃ、ヤバイですよ。


・75歳の男性。
・悪魔の物質によって、
 様々な病気に苦しんできました。

・袋から取り出して見せてくれたのは、
 血圧の薬、血栓の予防薬、
 コレステロールに、尿酸の薬、
 心臓の薬まであります。
・この男性は、症状の異なる病気に次々とかかり、
 毎日10種類もの薬を服用しているのです。

・きっかけは、4年前でした。
・突然、心筋梗塞に襲われ、
 緊急手術を受けることになりました。

・何とか一命は取り留め、
 退院後にリハビリをはじめた男性。
・近所の公園を歩いていて、
 また胸の痛みで動けなくなりました。

・ところが心臓を検査しても、異常なし。
・全身の精密検査を行ったところ、
 思いもよらない病名を告げられたという。

・その他にも、脳梗塞寸前の発作を
 1日に3回起こし入退院を繰り返すなど、
 今も深刻な症状に苦しめられています。



・63歳の女性も、悪魔の物質に襲われた。

・この女性が悩まされているのは、
 骨粗しょう症。
・骨がスカスカになると、
 背骨がつぶれたり、大腿骨骨折のリスクが
 高まってしまいます。

・しかも、糖尿病にまで関わっていた。
・8年前から様々な薬で
 病気の進行を食いとめている状態。



・こんな恐ろしいことになる
 悪魔の物質とは、どういうものなんでしょう?

・奈良県立医科大学 教授、
 木村弘さんはこう答えてくれました。

・わたしたちの体の「ある一か所」を中心に
 作りだしているものだと。
・それが血液に乗って、全身に広がっていくらしい。


・その悪魔の物質を作りだしている臓器とは、
 「肺」だといいます。

・でも、肺発で、骨粗しょう症? 激やせ?
・糖尿病や心筋梗塞?

・これって、どういうこと?




肺へ潜入調査


・肺が原因らしいと分かったので、
 ガッテン隊は慶應義塾大学病院に向かいました。

・呼吸器内科教授の
 別役智子さんが調査を指揮してくれます。
・使う道具は、気管支内視鏡だ。

・まず調べてもらうのは、26歳の男性。
・調査に向かうのは、右肺の真ん中あたり。
・口からは20センチほどの地点です。

・声帯を通り、内視鏡は肺へ。
・目的の地点まで来ると、
 なんと、水を注入しました。
・溺れないのかと心配しましたが、
 肺のごく一部だから影響はないそう。
・調べられている本人も、痛みを感じない。

・と、思ったら、水を回収しました。
・ちょっと濁ってるかな。
・しばらくすると、何か沈殿しているのが
 分かりました。

・それを顕微鏡で調べます。
・あやしいウヨウヨがありますが、これは何だ?


・番組プロデューサーも検査したのですが、
 こちらには黒いボヤっとしたものがありません。
・紫色の何かも、数は少ないかな。
・先生によれば、見た目は正常とのこと。

・一方、26歳男性の方は、
 戦わなければならない敵が増えてる、
 そう言いました。

・ん? ますます分からないぞ。


・顕微鏡で見た紫のものは、マクロファージ。
・白血球の一種で、細菌や異物を掃除してくれる
 ありがたい存在です。

・26歳男性の方では
 マクロファージがたくさんいて、
 肺の中に炎症が見られる。
・黒っぽいのは、炎症だったんですね。

・でも、マクロファージは悪魔の物質でもないし、
 悪魔と戦っているわけでもないという。

・ああ、ますます分からない。

・マクロファージと悪魔は、どうつながるの?




犯人は、阻害くん


・異物や細菌を食べてくれる、マクロファージ。
・でも、もうこれ以上食べられないという
 状態になることがあります。
・それが、上の26歳男性の状態。

・そうなると、マクロファージは助けを呼びます。
・また、助けを呼ぶ時に、あることをする。

・助けてぇおえええェェェ~と何か吐き出しました。
・その中に、悪魔の物質がついてた。


・そんな説明の最中に再登場したのが、
 ダース・モール風の悪魔の物質キャラ。
・でも、仮面を脱ぎ捨てましたよ。

・中から出てきた顔には、見覚えがある。
・こいつは、「ソガイ(阻害)くん」だ!

・阻害くんは、
 血糖をコントロールするインスリンの働きを悪くし、
 糖尿病を悪化させるやつだった。

・この阻害くん、糖尿病だけでなく
 様々な病気に関係することが分かってきたのです。


・骨の中では、
 古くなった骨を壊す破骨細胞と
 新しい骨を作る骨芽細胞が働いています。

・でもここに阻害くんが来ると、
 破骨細胞ばかり増やしてしまいます。
・こうなると新しい骨を作るのが
 間に合わなくなって、
 骨粗しょう症になってしまうんですね。


・阻害くんは、筋肉細胞にも入り込む。
・そこで何と、細胞の自殺のような状態を
 引き起こしてしまうのです。
・こうして筋肉はやせ細り、激やせにつながる。


・血管の中で阻害くんの濃度が高まると、
 壁が傷つき、
 その傷に血小板がどんどん呼び寄せられ、
 固まる働きが強くなります。
・こうして心筋梗塞や脳梗塞まで
 引き起こされてしまう。


・そんな阻害くんの名は、「TNF-α」
・でも、どうして、
 肺の中で阻害くんは増えてしまうのだろう?




それは、COPD


・日本医科大学 呼吸ケアクリニック、
 木田厚瑞 所長がスタジオに来てくれました。

・この病気の名前は、「COPD」
「慢性閉塞性肺疾患」

・昔は、肺気腫とか慢性気管支炎と呼ばれていた。

・ひどくなると、炎症で肺の一部が溶けて、
 なくなっちゃうそうです。
・溶けた肺は、もう元には戻らない。


・肺の中に治りにくい炎症が起こると、
 マクロファージが増える。
・それが活性化されると、
 慢性的な炎症が長期間続く、
 そんな状態がCOPD。
・そしてそれが、様々な病気を呼び寄せてしまう。
・これを「併存症」と呼ぶ。


・ちなみにタバコをやめた人でも、
 一部の人は炎症が進んでいく場合がある。

・でも、あきらめることはありません。
・新しい薬が出ているので、早期発見することで
 炎症を抑えることができる。


・そして気をつけたいのは、
 COPDの患者さんのうち 2割は、
 タバコを吸ってない人に起こっていること。
・タバコ以外にも、受動喫煙、粉じん、
 大気汚染などでも発症します。


・検査ですが、「スパイロメーター」
 (肺機能検査機)
というものがある。
・鼻をつまんで一気に息を吹きかけることで、
 検査できます。
・肺年齢まで、分かるんですよ。


・先生によると、
 風邪が長引くとか、息切れがするものの、
 年のせいだとして放置する人が多いそう。
・推定600万人の患者さんがいるものの、
 治療を受けている人は5%程度だという。
・ほとんどの人が、気がついてない。

・国立循環器病研究センター
 佐田誠 医師の患者調査では、
 心臓や血管などの疾患で来院し
 検査を受けた人の30%に
 COPDの疑いがあったという。

・軽く見ずに、検査した方がよさそうです。


・肺の炎症、COPDを放置すると、全身の病気を招いてしまうのか!
・これは気をつけたい。
・ガッテン、ガッテン!




口すぼめ呼吸


・さて、気になるのが治療です。
・壊れた肺は元には戻りませんが、
 残った肺の機能を高めることはできる。

・呼吸が楽になるとっておきの方法が
 見つかったといいます。


・秋田市内に住む、72歳の男性。
・若い頃から1日に3箱のタバコを吸い続け、
 10年前、COPDと診断されました。

・1週間の緊急入院をし、退院してからも
 息苦しくて、トイレに行くのもやっとだった。

・先生に一生治らないと言われたものの、
 あきらめずに病院から教えられた
 ある方法を試しました。

・んん?
・急にカメラに向かってオチャメなポーズを
 とりだしましたが、どうしました?
・くつろいでいるようにも見えますが…。

・でもこれが、衝撃の結果をもたらしたそう。
・外出もままならなかったのに、
 登山できるようにまで回復した。
・冬山までも、制覇したんだって。

・100人いたら100人できる、
 その方法って、何だ?


・この方法を教えてくれるのは、
 市立秋田総合病院の高橋仁美さん。
・男性です。


・正常な肺は、吐いた時に
 しっかり横隔膜が上に上がる。
・逆に、COPDの肺だと、
 横隔膜の動きがほとんど見られません。
・息をうまく吐けず、結果、
 肺の中に息が残ってしまっている。



[ 肺機能を高めるエクササイズ ]


<口をすぼめて 呼吸筋 ストレッチ>


・イスに座って、頭の後ろに手をかける。
・息を吐きながら、ヒジを真上に持ち上げます。
・口をすぼめて、息を吐きながら行う。

(伸ばした方の側胸部がストレッチされる)
(絞った方の息が十分に吐ける)

・これを交互に行う。

(呼吸というと吸うことに意識がいきがち)
(でも、まず空気を吐くことで
 新しい空気を吸い込みやすくする)

呼吸筋 ストレッチ



<口をすぼめて 筋力トレーニング>

・イスに座った状態で足を出し、
 左右の足を組む。
・そこで、下の足で、両足を持ち上げるようにする。
・逆に、上の足は、下の足を押さえつける。

・これを口をすぼめて、息を吐きながらやる。
・こうすることで、
 下になっている太ももの筋肉が鍛えられます。

・これを交互にやる。

筋力トレーニング



<口をすぼめて 座ったまま有酸素運動>

・イスに座った状態で、歩く動作をする。
・ただし、息を吐きながら行う。

・息を、吐いて、吐いて、吐いて、吐いて、
 吸って、吸って、
 吐いて、吐いて、吐いて、吐いて。

・吐く方を強調します。
・4歩で吐いて、2歩で吸うリズム。


座ったまま有酸素運動


・ポイントは、3種類合わせて、15~20分。
・まずは、1日おきくらいのペースから。





・口をすぼめてする呼吸法は、
 三重県の海女さんもやっている。

・鳥羽の海女さんは長時間潜って
 浮上し息を整える際、
 口笛を吹く。
・これを「磯笛」と呼ぶ。

・これは、口すぼめ呼吸と同じ効果があるそう。





NHK ためしてガッテン 2012年 05月号 [雑誌]




肺の生活習慣病COPD―せき・たん・息切れが気になる人へ (別冊NHKきょうの健康)


 





歳をとると余計に、タバコを吸わなくてよかったと思います。

いろんな弊害が出るもんなあ。

COPDは最近、CMでもよく見ますね。

こんな怖い病気だったのか。


口すぼめ呼吸は、試そうと思いました。

何か、吐く方が苦手な気がする。

呼吸というと、「吸って~吐いて~」と吸う方からやりがちで、吐く方ってあまり意識しないんですよね。

でも、ストレッチとかヨーガ、瞑想などで、吐くことの大切さが分かってきました。

その練習にも、いいかな。



[まとめ]


・異物や細菌を処理する、マクロファージ。
・それが手に負えなくなると、
 阻害くんを吐きだす。
・この阻害くん、TNF-αが
 様々な病気を呼び寄せる。

・その原因とは、
 COPD(慢性閉塞性肺疾患)。
・肺の中に治りにくい炎症が起こり、
 マクロファージが増える。
・それが長期間続くことでTNF-αが増え、
 様々な病気を引き起こすと。

・タバコをやめた人や吸わない人でも
 なる可能性があるため、
 気になる人は検査を。
・炎症を抑える薬があります。

・肺を鍛えるのは、口すぼめ呼吸を。





次回は、「舌を見て100%危ない病気を見抜く法」。





NHKためしてガッテン ガッテン流の運動法でラク~にやせる、若返る。: 【完全保存版】実践DVD付き (生活シリーズ)




動画でわかる呼吸リハビリテーション






 → 「ためしてガッテン 2011年のアーカイブ 前半」




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