さらば 楽観バイアス、家具固定で地震対策/ためしてガッテン

12月だからこその、地震対策。

防災を邪魔する楽観バイアスとは?

カギを握るのは、子ども?

仁尾小学校が行ったこととは?

スタジオには、釜石の奇跡を起こした先生が登場。

鳴門市には、家具固定大好きおじさんが。



2012年12月19日放送の「ためしてガッテン」より、「これだ!快感防災テク」からのメモ書きです。




ガッテン 快感防災テク




地震対策は、12月に


・今回のテーマは、
 家族を死なせないための
 地震対策です。

・東日本大震災の直後から、
 日本列島では
 すごい数の地震が発生中。

・ある専門家は、こう言います。
・今、日本国民は、
 地震の巣の上に住んでいると。

・太平洋沿岸で予想される地震は、
 東海、東南海、南海など。
・首都東京だって、分かりません。


・本気で死にたくなかったら、
 12月が生き残るカギだというのですが、
 どういう意味だろう?

・9月の防災の日とか、
 3月なら分かるけど、
 なぜ12月なんでしょうね。

・でも、小野文恵アナは断言します。
・12月じゃないと、ダメ!

・こりゃ、どういうこっちゃ?



・東日本大地震以降、
 おこなった対策は何だと思います?


 第1位:懐中電灯の準備
 第2位:
 第3位:避難場所の確認
 第4位:携帯ラジオの準備
 第5位:非常持ち出し袋の準備

 第6位:家具や家電の転倒防止
 第7位:地震保険
 第8位:住宅の耐震化
 第9位:自家発電の準備


・さて、第2位が空白ですね。
・この2位が、番組のテーマに
 深く関わるといいますよ。




大震災を我がごとに


・もしも今、東京に
 マグニチュード7.3の
 直下型地震が起きたら?

・死者数は
 9641人と予想されるそう。
・避難者数は、339万人。

・季節や時間、温度にもよりますが、
 これは怖い数字だ。

・とはいえ、
 数字だけではピンと来ないのも
 事実。


・そこでガッテンが、
 実験を行いました。

・名づけて、
 大震災を我がごとに大実験!

・東京近郊に住む
 12人に集まってもらいました。

・自分の街に巨大地震が起きたら
 どうなるか?
・その恐ろしさを、
 感じてもらいます。


・まずは、アンケートからです。

・是非やらなきゃと思う
 備えとは?

・すると、こんな答えが。

・家族のいる場所の把握。
・地震保険。
・消火器を買うこと。
・食料の備蓄。
・家具の転倒防止。


・実はこのアンケートには
 意味がありました。

・書き出すことで、
 地震対策に
 しっかり意識を向けてもらう
 そんな効果を狙っています。



・さてお次は、ビデオ大実験だ。

・見てもらうビデオは、
 NHKがこれまでに放送した
 膨大な量の震災防災番組です。

・その名も、
 「大震災を我が事に」。

・製作を担当したのは、
 日本大学芸術学部で
 映画作りを専門に学ぶチーム。

・首都圏に住む人たちが
 地震の怖さを思い知るように
 編集してもらいましたよ。

・映像という形で目で見せて、
 地震の怖さを体感してもらおう
 というわけです。

・いろんな形で
 防災を考えてくれればという
 願いが込められている。


・さあ、上映開始。

・東京でマグニチュード7クラスの
 地震が30年以内に起こる確率は
 70パーセント。

・もし、震度7の揺れが襲うと、
 高層ビルの室内では
 本棚や机が凶器と化します。

・耐震性の低いビルでは、
 倒壊の恐れも。

・液状化現象も、怖い。
・救急車や消防車など
 緊急車両が通れなくなります。

・さらに怖いのが、火災旋風だ。
・上昇気流で、炎が
 竜巻のように変身。
・街を破壊しながら、
 縦横無尽に走り回るのです。


・このような映像を見せられ、
 緊迫感が増したみたい。

・顔が引きつり、
 ゴクリと息を飲んでいます。

・対策をしなければと、誓ってる。
・認識の甘さを、痛感したみたいだ。

・実験は、成功したようですね。


・1週間後、
 参加者のみなさん全員に、
 対策の進捗状況を聞いてみました。

・すると、驚きの結果が。

・やる気はあるものの、
 やってないのです。
・気にはしてても、
 対策は行っていない。

・のど元すぎれば、熱さを忘れか?


・さて、実験の結果ですが、
 12人中、
 何らかの対策をした人は、
 たったの3人。

・9人は、何もしなかったんです。


・そうです、
 行った地震対策の第2位は、
 「どれもやってない」。
 

・でも、どうして、
 人は恐ろしがっているのに
 何もやらないんでしょうか?




楽観バイアスとは?


・スタジオに、車の模型が出てきました。
・これで説明するのかな。


・車を買って、まずするのは、
 自動車保険に入ること。
・その理由は、
 車が(ある意味では)
 危険な乗り物だからです。

・でも、車を運転していて、
 自分が死んじゃうかも?
 そう考える人は
 ほとんどいないでしょう。

・実はこれこそが、
 人間の特性のひとつだと言います。

・名前もついていて、
 「楽観バイアス」と呼ばれる。
・ある程度 楽観してないと
 生きづらいですもんね。



・それを踏まえてランキングを見ると、
 気づく点が出てきます。

・いくつかは、地震後、
 自分が生きていると仮定した
 対策なのです。

・例えば6位、
 家具や家電の転倒防止。
・8位の、
 住宅の耐震化。

・これらを怠って
 命を落としてしまうと、
 携帯ラジオがあろうが
 懐中電灯があろうが
 関係なくなってしまいます。



・阪神淡路大震災の折、
 家屋や家具の下敷きになって
 およそ5千人もの人が
 亡くなっているという。

・これは、全体の
 8割にも及びます。


・私たちは残念ながら、
 これまでこの点を
 見落としてきているのです。

・人間の誰もが持っている
 楽観バイアス。
・その時は恐ろしくても、
 のど元を過ぎれば
 熱さを忘れてしまいます。


・怖い映像で、
 恐怖感や我がごと感を
 与えてみる。
・みんなの身の上にも
 本当に、現実に、
 恐ろしい大震災が
 起こるかもしれない。

・それをいくら訴えても、
 結局、ほとんどの人は
 何もしてくれませんでした。

・これが、
 従来の死なない防災の
 限界だったのかもしれません。


・そこで
 今回のガッテンが伝えたいのが
 従来の死なない防災ではなくて、
 本気で死なない防災対策。

・そのために、
 これを見直してもらいます。

「家具や家電の転倒防止」

・これが、地震で死なないために
 効果絶大なのです。




やりたくなる家具の転倒防止


・さっそくスタジオに、
 タンスが登場しました。

・発表されるのは、
 家具固定やりたくなっちゃう
 ランキング。

・第2位は、「見せるだけ大作戦」です。

・スタジオのタンスは、
 ランキング紹介用か。


・その方法を紹介してくれるのは、
 ん? 子ども?
・ちびっこガッテン隊と
 名乗ってますけど。


・やって来たのは、
 日本最大の地震の実験施設
 E-ディフェンスだ。

・案内してくれるのは
 防災科学技術研究所の
 主任研究員
 長江拓也さんです。


・まずは、震動台からだ

・これが、とにかく
 大きいんです。
・なんたって、
 実物大のビルや家を持ち込んで、
 実際に起きた地震を再現するほど。

・さあ、巨大地震に対して、
 家具の固定は
 どれくらい効果があるのでしょう。


・1回目は、家具を固定しない場合です。

・ビルが揺れ始めると、
 あっという間に大参事。
・大きな棚が、
 思いっ切り倒れました。

・部屋はもう、メチャクチャです。
・テーブルに人がいたら、
 確実に下敷きになってるところ。


・それを見ていた子どもたちから、
 鋭い指摘が飛んで来ました。

机の下に隠れるだけではダメ

・学校の避難訓練では、
 机の下に隠れるようにと
 教えられます。

・でも、それだと
 直撃は免れるものの、
 横から食器棚が潜り込んできて
 たいへんなことになりそう。

・それに、隠れるテーブルも、
 すごく横に揺れている。
・体が、はみ出しちゃいそうです。


・では、家具を固定した場合は、
 どうなるんでしょうね。

・おお、おお!
・全然、違う!

・倒れるどころか、
 揺れることもありません。

・すごく効果があるんだ。


・でも、本当の実験は、
 ここからなのでした。

・先ほどの映像を、
 地震対策をあまり
 やってないという
 30人に見てもらいました。

・みなさんから、
 ああ~! という声が聞かれます。

・インパクトは十分ですね。

・この瞬間は、
 対策しなきゃと思っているはず。

・とはいえ、
 どうせ対策しないのは
 目に見えています。

・そこでみなさんに、
 今いる実験会場の周辺地図を
 配りました。

・その地図には、
 家具の固定グッズが買える
 ホームセンターの場所が
 見やすく明記されています。

・そして実は
 一部の人たちだけに
 家具固定グッズの効果を
 分かりやすく解説してくれる
 紙も渡しました。

・ここで一度 解散します。


・でも実は、スタッフさんが
 こっそり あとをつけていました。

・帰りにホームセンターに
 立ち寄るかどうか、
 観察してみます。

・GPSでも、追跡しますよ。


・さて、結果ですが、
 地図だけ渡した人は
 誰も行きませんでした。

・グッズの解説書も
 一緒に渡した人たちは、
 どうでしょう?

・あれ?
・10人中、2人だけ?
・おろろ。

・かと思ったら、
 ある集団だけが
 7人もホームセンターに
 向かいました。

・この集団には、
 何をしたんでしょう?


・実はこの集団には、
 地図と一緒に
 子どもの寝顔写真を
 渡していました。

・これが、
 心理的に効いたんです。
・楽天バイアスを
 取り除いてくれた。

・もし、地震の際、
 対策のない部屋に
 子どもたちがいたら?

・そう考えた人たちは、
 ホームセンターでグッズを買った。


自分の命の危険には
 気がつかない人でも、
 大事な人の危険には
 気がつくんですね。





仁尾小学校に学べ


・香川県三豊市仁尾町。
・この町では
 去年の12月を境に
 防災への意識が
 ガラリと変わったという。

・地元の小学校で調べたところ、
 9月の段階で
 地震対策している家庭は
 たったの17.3%でした。

・それが年をまたいだ1月には、
 84.6%にまで跳ね上がっている。

・いったい何が
 ここまで変えたんでしょうか?


・ここでもカギは、子どもでした。

・子どもに言われて、大人が動いた。

・またその子どもも、
 弟や妹のために動いたのです。


・きっかけは、町の小学校。

・仁尾小学校の防災の授業で、
 子どもたちは
 家具の固定など
 地震の備えの大切さを
 しっかり理解したんですね。

・子どもたちには、強みがあります。

・それは、地震が怖いと
 素直に言えること。

・こうした子どもたちが、
 不安な気持ちを
 家族に訴えかけたのです。

・そして親子一緒になって、
 家具を固定するなどした。
 

・仁尾小学校では、
 大切にしている
 ポイントがあります。

・それは、
 子どもたちが自分で気づいた時に、
 必ず先生がかける言葉。

・それは、「誰がやるの?」

・そう問いかけることで、
 子どもたちが家に帰って
 お父さんやお母さんに
 こう言うのです。

・「ボクもやるから、一緒にやって」


・そして、
 仁尾小学校の取り組みには、
 もうひとつポイントがありました。

・それが、12月。

・防災の授業は、
 2学期に集中して行います。

・その後に来るものといえば?

・そう、冬休み。

・家族みんなで
 大掃除をするタイミング。

・そこで子どもたちが
 対策の必要性を訴えたので
 一気に進んだというわけ。




釜石の奇跡を起こした先生


・ここでスタジオに、
 先生が登場してくれます。

・群馬大学大学院
 災害社会工学研究室
 片田敏孝 教授。

・片田先生は、二度目の登場ですね。

・前のテーマは、
 子どもに注目しての防災だった。


・東日本大震災の
 釜石の奇跡をご存知でしょうか?

・中学生が小学生を連れて
 避難するなどして
 ほとんどの子どもが助かりました。
・生存率は、99%以上だった。

・片田先生は、
 あの釜石の奇跡を起こした
 張本人なのです。

・片田先生によると、
 実際に多くの子どもたちを
 指導してくれたのは
 学校の先生たちだといいます。


・気になるのは楽天バイアスですが、
 子どもたちには ないのでしょうか?

・もちろん、
 まったくないということは
 ないそうです。

・ただ、子どもたちは純粋。
・逆に大人たちは、
 これまでの経験から
 楽観視しがちだという。

・それに誰でも、
 自分が死ぬなんてことは
 あまり考えたくない。

・というわけで、
 子どもには楽天バイアスが
 大人よりは働きにくいのです。


・さらに子どもたちの防災教育を
 やっていく過程で、
 知識だけでは不十分であることに
 気づいたという。

大半の人は、
 知識だけでは行動できないのです

・それだけでは、動こうとしません。

・そこでやはり、
 大事な人を守りたいを
 心がける


・これが、うまくいく防災なんですね。




鳴戸の家具固定おじさん


・さあ、
 家具固定やりたくなっちゃう
 ランキング。
・第1位が残っています。

・それは、
 お父さんがウヒョー
 気持ちいい~大作戦




・徳島県鳴門市。
・ナマズ君が、
 あるおじさんを探して
 訪れましたよ。

・おっと、看板があります。
・家具転倒防止モデルハウス。
・どんな家なんでしょうか?

・迎えてくれたのは、
 家具固定大好きおじさんです。

・さすが、家じゅうの家具が、
 固定されてますね。

・タンスは壁の梁(はり)に合わせ、
 斜めの金具で固定。

・本が入った背の高いラックには、
 L字の金具か。

・食器棚は、市販の金具を
 壁に合うように曲げて
 固定しています。

・背の高い本棚は、
 2つの突っ張り棒で
 固定している。
・強度を高めるために、
 棒と天井の間に
 板がはさんであります。


・この方は3年前から
 自宅をモデルハウスとして
 解放しているのだという。

・ひとりでも多くの命を
 救いたいという一心で、
 安くて丈夫にできる方法を
 アドバイスしているのです。

・さらには、
 出前家具固定の
 ボランティアまでしている。


・この方には、
 忘れられない恐怖の体験が
 あるのだという。

・17年前の阪神淡路大震災。
・鳴門市にある自宅も
 大きく揺れました。

・それは、
 地球が壊れると思えたほど。

・でも、それは17年前です。
・モデルハウスを開いたのは、
 3年前。

・実はそれまでは、
 何もしてなかったのだという。

・じゃあ、何がきっかけになったのか?


・この方を家具固定マニアにしたのは
 「たまたまやってもらった」から。

・近所にたまたま
 家具の固定を
 やってくれる人がいて
 その効果を体験した。

・それで、揺れないんだ、
 動かないんだと、
 安心感を知ったのです。

・そして、家具固定した方が
 ずっと気持ちいいということに
 気づいた。

・1回その味を覚えると、
 もう やめられなくなるのです。

・人って、変わるんですね。


家具の固定ができるコツは、
 大事な人が守れること!
 やってみると気持ちいいこと!


・ガッテン! ガッテン!





NHK ためしてガッテン 2012-2013年 Vol.17 冬号




人が死なない防災 (集英社新書)


 





楽天バイアスとは、興味深い考え方ですね。

防災だけでなく、生活習慣病などにも言えそう。

お医者さんに注意されても、どこか楽観視してしまう。


ということは、同じやり方ができるかも。

1つは、大事な人のために、生活習慣を変える。

あとは、1度強制的にでもやって、その効果を知ること。


大事な人のためにも、習慣を変える!

実際にやってみて、気持ちいいことを知る!




[まとめ]


・楽観バイアスが、
 防災対策の妨げになる。

・知識だけでは動けないけど、
 子どもなど大事な人を
 守りたいという気持ちが
 行動を起こさせる。

・また実際の効果を経験することで
 継続的に防災対策をするようになる。




来年は1月9日からの放送、「見逃し高血圧で脳卒中!血圧に潜む落とし穴」。





NHKためしてガッテン科学のワザで確実にやせる。―失敗しない!目からウロコのダイエット術 (主婦と生活生活シリーズ)




みんなを守るいのちの授業―大つなみと釜石の子どもたち ( )






 → 「ためしてガッテン 2012年のアーカイブ 8月~12月」




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