「糖尿病診断の新基準/カラダのキモチ」

糖尿病の診断基準が、7月から改定されたといいます。

ぼんやりしたイメージだと、血糖値が高い=糖尿病、という感じがしますが、それだけではない?


日本人のおよそ5人に1人がかかっているといわれる、糖尿病。

その恐ろしさは、自覚症状がないところにあります。

なのに、心筋梗塞や脳梗塞など、合併症が進んでいってしまう。



9月5日放送の「カダラのキモチ」では、この糖尿病検査の新基準について、紹介。高血糖の怖さについても。

題して、「まだ大丈夫が危ない! 診断基準改定 糖尿病最前線」からのメモ書きです。





糖尿病専門医にまかせなさい (文春文庫)





今までの診断基準

血糖値とは、血液中のブドウ糖濃度。

中でも一般的なのが、“空腹時血糖値”です。

前日の夕食後から絶食し、翌朝、採血して測定します。


空腹時血糖値の判定基準は、

・110mg/dl 未満が、正常型
・110~125mg/dl が、境界型
・126mg/dl 以上が、糖尿病型


とされていました。


でも、空腹時血糖の検査だけでは、落とし穴があるかもしれないといいます。

その落とし穴とは?




血糖値は変動する

血糖値は、体温や血液と同じように、その時々によって変動しているそうです。

例えば、朝起きたばかりの時は血糖値は低く、その後 食事をすると上がりはじめ、30分~60分でピークに。

血糖値はこのような上下を、食事のたびに繰り返すそうなのです。


そのため、検査のタイミングで、糖尿病の判定は変わってしまうんですね。

しかも、血糖値は、食事の内容や体調によっても、変動するといいます。



ちなみに、糖尿病を診断する血糖値検査には、以下のようなものが。

・空腹時血糖値
・随時血糖値
・ブドウ糖負荷後2時間値




上記の理由から、今までは、1度の検査では、糖尿病だと判定できませんでした。


だから、以下のような流れがあった。


・健康診断などで、糖尿病型と診断
 ↓
・後日、再検査


2回以上診断して初めて、糖尿病だと確定できた。


でも、今年7月からは、違うといいます。




新基準 ヘモグロビンA1c

今年7月からは、ヘモグロビンA1c という新しい指標が、診断基準に加わりました。

これにより、場合によっては、1日で糖尿病と診断できることに。


ヘモグロビンA1c とは、別名 糖化ヘモグロビンともいい、ヘモグロビンにブドウ糖がくっついたもの。

ざっくりいうと、ヘモグロビンが砂糖まみれになった割合が、ヘモグロビンA1c であると。


高血糖になると、多くのブドウ糖がヘモグロビンとくっつくため、ヘモグロビンA1c の値が高くなります。

また、この数値は、過去1~2ヶ月の血糖値の平均を反映するため、食事などで変動しません。


以前から、ヘモグロビンA1c は補助診断として使われていたのですが、この7月からは、6.1%として、新しい診断基準に入っている。



糖尿病の新診断基準

・ヘモグロビンA1c … 6.1%以上

かつ、以下のどれかを一つでも満たせば、糖尿病と診断される。

・空腹時血糖値 … 126mg/dl以上
・随時血糖値 … 200mg/dl以上
・ブドウ糖負荷後2時間値 … 200mg/dl以上





インスリン抵抗性

肥満は糖尿病につながりやすいといいます。

太って内臓脂肪が増えると、インスリンの効きを悪くする悪いホルモンの分泌が増えるのだというのです。

それは、“インスリン抵抗性”という病態。


通常、血液中のブドウ糖が増えると、すい臓は、インスリンというホルモンを分泌します。

このインスリンが細胞にある鍵を開け、ブドウ糖を筋肉や脂肪などの組織に取り込む働きをしているため、血糖値は一定に保たれています。

しかし、肥満によって脂肪細胞が増えると、インスリンの働きを悪くするホルモンが分泌され、血糖値が下がらなくなってしまう。

これが、インスリン抵抗性というもの。

肥満から糖尿病を発症する、主な原因とされています。




日本人は糖尿病になりやすい?

日本人はインスリンの分泌が弱い民族だといわれているのだそう。

欧米人に比べるともともとインスリンの分泌量が少ないため、血糖値を下げにくい体質なのだとか。


我々のご先祖が食べていた食事(日本食)では、多量のインスリンの分泌は必要なかったんですね。

だから、そういう身体になっている。

ところが、だんだんと欧米型の食事が浸透してきたため、身体の方がついていけなくなってしまった。




高血糖の怖さ

血糖が上がると、全身の血管が障害されて、最終的には、命に関わることも。


高血糖の状態が長く続くと、血液中のブドウ糖が血管にこびりつきます。すると、細い血管が詰まり、糖尿病の3大合併症の原因になってしまう。これを、“細小血管障害”といいます。


ちなみに、合併症には、以下のようなものが。

・足先のしびれや、感覚障害 → 糖尿病神経障害
糖尿病網膜症
糖尿病腎症


そして、動脈硬化も。



特に、食後に血糖値が高く上がってしまう人が動脈硬化になりやすいのではないか、といわれているのだそう。

というのも、血糖値の急激な変動が食事のたびに繰り返されると、血管が強いダメージを受け、心筋梗塞や脳梗塞の危険が高まるのです。




このように恐ろしい糖尿病ですが、大事になるのが、早期発見と早期治療。



番組で紹介されたある人は、会社の健康診断で糖尿病と判明。しかし、自覚症状がないため、生活習慣を改めることはありませんでした。

ところが、40歳を過ぎたころに、異変が生じます。

街を歩いていた時、突然、脚がうっ血したような状態になり、歩けなくなってしまったのです。


慌てて病院に行ったところ、空腹時血糖値は 261mg/dl 、ヘモグロビンA1c は 11% もありました。

重度の糖尿病で、すい臓が疲れ果てていたのです。


すぐに入院し、インスリン治療を開始。

さらに、糖尿病の基礎知識や合併症の危険性を学びました。


これにより、意識が変わりました。

退院後、食事と運動で、血糖のコントロールを開始。

ご飯の量も毎回計量し、おかずも、野菜中心のメニューに。

さらに、食後に、エアロバイクを30分こぎます。


このような生活改善で、血糖値もヘモグロビンA1c も、ほぼ正常値になりました。

ただし、インスリン治療は、今も続けているそうです。




繰り返しになりますが、糖尿病は、早期発見と早期治療が第一。

自覚症状がないから大丈夫だとは思わずに、年に1回の健康診断と、正常値を超えた場合の病院の受診は、徹底した方がよさそう。

そして、暴飲暴食や運動不足など、生活習慣を改めることが大事です。


一生おいしくものを食べるということを考えると、少しくらいの努力も、しょうがないですね。

ある程度自己管理できれば、おいしくものを食べられるということで。





 → 「カラダのキモチ 最終回と目次」







何年も前だと、実は、血糖値の値はオーバーしていました。

再検診を受けたこともあります。

幸い糖尿病の診断は受けませんでしたが、生活を改善するように助言されました。


でも、自覚症状がないこともあって、そのまま。


ただ、別の理由で、食事の管理と運動をはじめました。

おかげで今は、健康診断で引っかかることはなくなりました。

糖尿病の心配もないようです。


あのままの生活を続けていたら…

時々、そう思います。

もう、歳も歳なので、危なかったかも。


健康には、ちょっとした手間や努力が必要なんですね…




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tag : カラダのキモチ 糖尿病


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