薄毛の真相 遺伝子は母方の祖母/健康カプセル! ゲンキの時間

今回のテーマは、「薄毛」


ウワサの真相。

 ・隔世遺伝する?
 ・男性ホルモンの影響は?
 ・皮脂は関係ある?
 ・オリーブオイルは効く?
 ・ストレスとの関係。
 ・帽子はいいの?
 ・朝シャンは悪い?


角田美英 先生の解説。

男性型脱毛症の特徴。

母方の祖父が、責任遺伝子。

原因は、レセプター。


女性の薄毛。

発毛、育毛、植毛の違い。


「ミノキシジル」と「フィナステリド」。

「紀尾井町クリニック」の自毛植毛。


オススメの食べ物と栄養素。



2014年8月3日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~男も女も備えが大事~ 究明! 薄毛の新常識」からのメモ書きです。




ゲンキの時間 薄毛




薄毛のウワサの真相


今回のテーマは、「抜け毛」「薄毛」


自分を薄毛だと認めている人は、日本人男性 4200万人に対し、1260万人だと言われている。これは、約3割です。


髪に対しては、様々なウワサや対処法が聞かれますよね。

でも、それは本当なんでしょうか?

逆効果だったら、どうしよう!

今回は髪の専門家に、検証してもらいます。




さっそく、問題。


<Q:間違っているのは、次の内、どれでしょう?>

 (a) 抜け毛は1日に、約100本。
 (b) 抜け毛は女性より、男性が多い。
 (c) 抜け毛は夏に、2~3倍増える。




正解は、C。

抜け毛が多いのは、夏ではなく なんです。


夏のダメージが、秋にくる。



今回のゲストは、モト冬樹さんです。

モトさんがおっしゃるに、ご自身は薄いけど、兄のエド山口さんは薄くない。

祖父も父も薄いのだけれど、お兄さんだけは大丈夫なのだそうです。

この辺についても、後で専門家の先生が教えてくれます。




髪にまつわるウワサは、たくさんあります。

でも、何が本当で、何がウソなのでしょう?


訪れたのは、東京都世田谷区にある「かくた皮膚科クリニック」。

薄毛に詳しい皮膚科医の、角田美英さんに、お話をうかがいました。



<質問(1) なぜ薄毛なのか?>


角田先生によると、髪の毛が細くなって産毛になってしまう。大きく育たないことが問題なのだそうです。


男性型脱毛症
上:通常の髪の毛
下:髪の毛が細くなっている


典型的な男性型脱毛症がこれ。

髪の毛自体はあるのですが、何らかの原因により成長せず、毛が細くなっている。

一般的に、10本中2本以上が細い毛だと、男性型脱毛症と診断されるそうです。



男性型脱毛症の原因ですが、先生によると、遺伝による影響が大きいそう。

そこで、次の質問です。



<質問(2) 薄毛は隔世遺伝する?>


これは、正しいそう。

最近の研究で、「母方の祖父が責任遺伝子」だというところまで、分かってきた。




<質問(3) 薄毛の原因は、男性ホルモンが多いから?>


先生によると、男性ホルモンが多いからではなく、「レセプター」が多いから。

レセプターは毛根部分に存在しますが、これだけでは薄毛の原因にはなりません。

しかし、血液に含まれる男性ホルモンが毛根に侵入すると、酵素と結合して、「DHT」という物質になります。

このDHTがレセプターと結合すると、髪の毛を作らなくするような信号を出してしまうんです。

つまり、薄毛と直接関係しているのはレセプターの量であり、男性ホルモンではなかったんですね。


ちなみに、レセプターは、前頭部と頭頂部に多い。

後頭部には、ほとんどありません。

レセプターは遺伝子によって配置が決まっており、前頭部に多いと「M字型」に、頭頂部に多いと「O字型」になる。


M字型とO字型




ただし、原因は、遺伝だけではありません。

生活習慣も、脱毛症には関係する。




<質問(4) 皮脂が毛穴にたまると、薄毛になる?>


ある程度は、本当。

皮脂はある程度、頭皮を保護する。ただ、放置すると、酸化されて、「過酸化脂質」になってしまいます。

この過酸化脂質は、細菌が繁殖しやすいため、毛根付近の炎症の原因となり、抜け毛の大きな要因になってしまう。



<質問(5) オリーブオイルは、抜け毛に効く?>


 → 炎症の原因になるので、使わない方がいい。




<質問(6) ストレスで抜け毛は多くなる?>


ある程度、関係がある。

ストレスは、血圧などをコントロールしている自律神経を乱し、血液の流れを悪くしてしまう。

血行不良になると、髪の毛に十分な栄養が行かなくなり、抜け毛の原因に。




女性の薄毛


毛と毛の間隔が、広くなっている場合があります。

毛が細いのではなく、髪の毛そのものが、少なくなっている。

実は、薄毛で悩む女性の3割は、髪の毛が生えない期間が長くなり、全体的に、薄くなりがちなのだとか。


主な原因はストレスですが、女性の場合は男性より複雑です。

女性の場合、遺伝やストレスの他にも、病気や偏った食事による栄養不足など、男性に比べ、様々な要因が考えられる。

気になる方は、「血液検査」を。


<薄毛に関する血液検査>

 総蛋白(TP)
 血清鉄
 亜鉛
 膠原病
 甲状腺機能など







<質問(7) 帽子をかぶると、抜け毛が多くなる?>


帽子は長時間かぶっていると、頭皮が蒸れてしまい、細菌が繁殖しやすい状態になってしまう。

これが抜け毛の原因になってしまうこともあるようです。

ただし、直射日光で髪の毛が焼けてしまうこともあるので、太陽の下を歩く時などは、通気性の良い帽子をかぶるのがいい。




正しいシャンプーの仕方


<質問(8) 朝シャンはいい? 悪い?>


朝は時間がないため、シャンプーやリンスの洗い残しが出やすく、頭皮に汚れが残ってしまう可能性がある。

また、髪の毛は夜に作られるため、寝る前に髪の毛をきれいにしておくと、髪の成長につながりやすい。




モト冬樹さんは薄く、兄のエド山口さんは薄くない理由。

角田先生によれば、こういうことらしい。

母方の祖父の薄毛遺伝子が、お兄さんには遺伝しなかったと考えられる。
 



育毛・発毛・植毛とは?


それぞれの違いを教えてくれるのは、東京都千代田区(ホテルニューオータニ内)紀尾井町クリニックの、林光輝 理事長。

数々の薄毛問題を解決してきた、スペシャリストです。



「育毛」とは、元々ある髪の毛を、太くしてキープするもの。

「発毛」とは、何もない所に、新たな毛が生えてくる。

「植毛」とは、何もない所に、新たな毛根を植えて、毛を生やす。


まとめると、こうなります。

 [育毛] 髪の毛の状態を良くする。
 [発毛] 新たな髪の毛が生える。
 [植毛] 新たな髪の毛を植える。





髪の状態を良くする「育毛」の中で、代表的なものが、「ミノキシジル」「フィナステリド」


医師から処方される飲み薬、「フィナステリド」。

これは、DHTの要因である酵素を撃退する効果があり、ほとんどの人の抜け毛が減る。

ただし、効果があるのは、服用している期間だけ。

やめてしまうと、元の状態に戻ってしまいます。

また、男性の性機能に関する副作用が、2.9%あるという報告も。

女性に関しては更なる副作用があるため、服用することができません。



薬局でも買える塗り薬が、「ミノキシジル」。

細くなった毛に作用し、太くする効果があります。

こちらは、女性でも使用可能。

しかし、効果があるのは、約60%ほどだと言われている。

また、塗るのをやめると、元の状態に戻ってしまいます。




実は、紀尾井町クリニックは、自毛植毛専門のクリニック。

自毛植毛は、自分のレセプターが少ない部位から、髪の毛の一部を採取して、それを薄くなった所に再配分するもの。

具体的には、後頭部や側頭部から、頭皮と毛根を採取。手作業で切り分けた毛根を、髪の毛の無い部分に、移植します。

薄毛にならないよう、レセプターの少ない毛を移植するため、手術後も髪の毛が抜けることがなく、そのまま伸び続けるらしい。



気になるお値段ですが、3000本植毛する場合、約100万円。

利点は、自分の毛だということ。また、メンテナンスがほとんどいらないこと。


自毛植毛は保険適用外なので 治療費は高額ですが、メリットがあるようですね。

経験者の方が、教えてくれました。


前頭部から頭頂部まで、広い範囲で薄毛だった、Tさん(仮名)。

今では気にする所がなくなり、手術した傷痕も、ほとんど目立たなくなっています。


問題は、術後1週間くらいは休みを取らなければならないことぐらい。

植毛することで元気になり、自信が持てるようになったそう。
 



オススメの食べ物、栄養素


食事は、髪の毛に栄養を与えるため、特に重要になる。


髪の毛にオススメの栄養素は、次の3つ。



<たんぱく質>

牛乳、魚、肉、卵、納豆など。

髪の毛の基本成分である「ケラチン」の元になる。


<ヨウ素>

昆布、海藻類、卵、魚など。

増やすことはできないけれど、髪を発育させる効果がある。


<ビタミンEとビタミンA>

アボカド、カボチャ、ほうれん草、ナッツ類など。

血行を良くし、抜け毛を防ぐ効果がある。





<質問(9) お酒やタバコは、いけないの?>


少量のアルコールはストレス解消になるので、よい。

でも、飲み過ぎは、髪に良くありません。

身体に悪いことは、髪にも良くない。

なので、タバコも良くありません。




今週の「健康カプセル」の成分。

「栄養と正しいケアで、もうこん(毛根)な!」




専門医が語る毛髪科学最前線 (集英社新書 491I)<





[感想]


ササミ
今回も、知らないことが多かったですね。

エノキ
遺伝は、母方の祖父からなのか。

ササミ
体と髪はつながってて、体にいいことは髪にもいいっていうのは、納得です。

エノキ
たんぱく質に、ヨウ素に、ビタミンEとA。

しっかり、食べようっと。




やってはいけない頭髪ケア (青春新書インテリジェンス)






[髪に関する記事]

 → 「女性の薄毛と甲状腺機能低下症/ためしてガッテン」



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