熱中症とドライボディ 筋肉を増やす楽々ストレッチ/ためしてガッテン

今週のテーマは、「熱中症」


ドライボディとは?

常に水分が失われている人(水分をためられない体)。


解剖学的には、脳が縮小する?


「水分たっぷり=筋肉が多い」



<筋肉を増やすトレーニング>

 ・インターバル速歩。
 ・楽々スクワット。



神奈川県立保健福祉大学 谷口英喜 教授の解説。

危険な脱水のサイン。



2015年7月15日放送の「ためしてガッテン」より、「暑さに勝つカラダへ! 熱中症&血液ドロドロ 一挙解決SP」からのメモ書きです。




ためしてガッテン 熱中症とドライボディ 楽々ストレッチ




ドライボディ


ササミ
毎年、30万人以上が襲われるという、「熱中症」

命に関わるケースだってあります。


そんな中、衝撃の情報が!

今年の4月に行われた調査。

元気で健康なお年寄りの体を詳しく調べたところ、多くの人に、予想もしてなかった異変が見つかったのです。

「体の血液の濃さを表す数値が高かった」

つまり、「脱水傾向」だと。

一見、健康な人たちのうち、推定400万人以上が、体の水分が常に足りていなかった。

しかも、ただ、水を飲むだけでは、解消されないのだという。




スタジオに登場したのは、2013年に発表されたイギリスの論文。

「Water-loss dehydration and aging」

水分喪失による脱水症に関する論文です。


ポイントは、「ドライボディ」

熱中症になりやすい体質のこと。

「ドライボディの人」=「常に水分が失われている人」





【体験談】


今年の4月、神奈川県 逗子市(ずしし)でのこと。

神奈川県立保健福祉大学の谷口英喜さんが、注目の調査を行いました。

65歳以上の健康なお年寄り130人の、体の水分量を調べたのです。

すると、予想もしてなかった事実が明らかになった。


なんと、7人に1人の割合で、体の水分が常に足りていない状態だったのです。

谷口先生は、春先なのに こんなに多いことに、驚いたといいます。

このペースだと、夏を迎える頃には、脱水の人は、さらに2倍近くにまで膨れ上がる可能性が。


今回の調査で脱水と判定された、83歳の女性。

そんなことは夢にも思ってなかったので、ショックでした。

それもそのはず、女性は誰よりも、脱水に気を遣っていたのです。


きっかけになったのは、去年の8月。

ある日、体に違和感を感じた。

とにかく、暑い。体はだるいし、首から頭にかけて、モヤモヤしました。


医師に相談してみると、軽い熱中症だという診断。

その日から、二度と熱中症にならないよう、努めて水を飲むようになった。


なのに、なぜ、脱水判定だったのでしょう?



この女性は、水分も塩分も、ちょうどいいぐらいの量を摂っていました。

冷房も、適度に使っています。

なのに、ドライボディだとの診断。

体重の1%、約500mlが、常に体から失われていました。


では、500ml、さらに追加で飲めばいい?

かと思ったら、違うそう。

女性は、「水分をためられない体」だったのです。


ドライボディの人は、日本に、推定で400~800万人もいるそう。





日本医科大学付属病院、高度救命救急センター。

夏になると、かなり重度の熱中症患者が運び込まれる、治療の最前線です。

患者さんには、どんなタイプの人が多いのでしょうか?


救急指導医の布施明 准教授が、教えてくれました。

「特に気を付けていただきたいのは、『ちょめいなるいそう』を認める方」

ちょめいなるいそう?

あるものが少ない人なのだという。


布施先生は、今日のゲスト3人の写真を見ただけで、見抜いちゃいました。

竜雷太さんと和田アキ子さんは、大丈夫みたいです。

ただ、山瀬まみさんは、それっぽい。『ちょめいなるいそう』を認める方に、当てはまるみたい。


竜さんと和田さんにはあって、山瀬さんにはないもの。

考えた末、山瀬さんは言った。「男らしさ?」




次に訪ねたのは、群馬大学医学部付属病院の 荻野祐一さん。

脱水のメカニズムに詳しい先生です。

水分を体にためられないと、どんな影響が出るのでしょうか?


荻野先生は、こう教えてくれた。

「解剖学的には、脳自体が縮小する」

脳の機能に、大きな影響が出るらしい。


脳のMRI画像。

「通常の脳」と「1%の脱水の脳」。


脳のMRI画像 脱水の時


活発に働いているように見えるのは、「痛みを感じる部分」。

この部位が、非常に強く反応している。

1%の脱水状態では、同じ軽い刺激を加えただけでも、痛みが強く感じられます。

痛みに対して過敏になる、神経過敏のような状態。


痛みの過敏の他、イライラ、だるさ、集中力低下など。

様々な異変を引き起こしてしまう。



ところで、ドライボディの人には、何が足りないのでしょう?




脱水実験


ササミ
ここで、実験です。

体型と水分のためやすさには、関係があるのでしょうか?

脱水の研究をしている施設で、実験だ!


やせた人と、太めの人。

実験用のスペシャルサウナに、入ってもらいます。

水分をたくさん持っている人の方が、長く耐えられるはず。


協力していただいたのは、脱水の専門家である谷口英喜 先生。

危険があると判断したら、即ストップします。

サウナ内の温度は、48℃。


37分後、やせた人の体温が、39℃を突破。

ここで、ストップ。実験終了です。


太めの人は、どうでしょう。

体温が39℃を超え、40分で実験終了。


ということで、ほぼ同じでした。


今回実験に参加していただいた、やせた人、太めな人、両方が、ドライボディだったのです。

血液のドロドロさなどを調べた結果、体の水分が足りなくなっていました。



実は、実験参加者には、3人目がいた。

体重112kg と、かなり太めです。


同じ実験をしたのですが、汗の反応が早い。

体温の上昇も、ほとんどありません。

谷口先生 曰く、「熱を出すという働きが、すごく優れた方」。


30分を超えても、涼しい顔をしています。

汗はかいていますが、苦しくはないという。

結局、40分を経過しても、余裕だった。


3人目は、どんな人だったのでしょうか?


実はこの方、大学の相撲部に所属。

他の人との違いは、筋肉の量でした。

3人目の方は、他の2人に比べ、筋肉の割合が 1.2倍だった。


「水分たっぷり=筋肉が多い」


というわけで、山瀬まみさんが選ばれたのは、「筋肉が少なそうだから」という理由から。




筑波大学 数理物質科学研究科、巨瀬・寺田研究室。

特殊なMRIで、2種類の牛肉を見せてもらいました。

1つは、赤身。これは、筋肉にあたります。

もう1つは、脂身。こちらは、脂肪にあたる。


筋肉(赤身)は、水と同じように、水分がしっかりと写っています。

でも、脂身が多い方では、ほとんど写っていません。


筋肉と水分


実は、「筋肉には水分が80%も含まれている」

それに対し、「脂肪の水分は20%」


「筋肉は、水分をためこむタンクなのです」


体重60kgの、筋肉のある男性の場合。

20リットルの水分が、筋肉に蓄えられている。


ですが、筋肉の落ちた体重60kg のお年寄りの場合。

筋肉に蓄えられる水分は、半分の10リットルに。



ドライボディ → 水分をためられない人 → 筋肉の少ない人




谷口英喜先生の解説


ここでスタジオに、専門家の先生が登場。

神奈川県立保健福祉大学の、谷口英喜 教授です。


一見、健康に見える人の中にも、脱水状態の人(暑い時に熱中症になりやすい人)が数多くいることが、分かってきました。

高齢者や、やせている人、特に筋肉量が少ない人が、それにあたります。


先述の「ちょめいなるいそう」ですが、漢字で書くと、「著明な羸痩」。

「著明」は、明白なという意味。

「羸痩(るいそう)」とは、やせて筋肉などが落ちている状態のこと。



今週、トーク部分で度々出てきた「二日酔い」という言葉。

先生によれば、二日酔いの症状の一部は、脱水によるものなのだそう。

筋肉が多く、体内の水分が多い人は、二日酔いによる脱水状態になりにくいのだそうです。

(他の要因も考えられるので、必ずとは言えませんが)



<脱水のサイン>

・口の中がネバネバする。

・脇の下が乾いている。

・皮膚をつまむと、あとが残る。

・便秘ぎみ。

・体重の急な減少。



手の甲を指でつまんで、ポンと離す。

この時、潤いがある人は、すぐに戻ります。

けれど、水分が少ない状態だと、時間がかかる。

3秒あとが残ったら、脱水の疑いが。




対策と予防。


<この夏の鉄則>

(1) 水分と塩分をこまめに摂る。

暑い環境を避けて、涼しい場所にいること。

(2) 十分な食事量を摂る。

(1食抜いただけでも、コップ2~3杯の水分が足りなくなります)

食欲がない時は、その分、水分補給を。







ササミ
筋肉は、水分をためるタンク。

筋肉量が少ない人は、食事や水分補給に、注意してください。

エノキ
ガッテン! ガッテン!




熱中症対策のポイント


・筋肉が少ない人は、体の水タンクを常に一杯にするよう、心がける。

・ノドの渇きがなくても、こまめな水分補給を。


・食事から摂取する水分は、1日に1リットルあります。

・どうしても食べられない時は、意識して水分補給を。


・7月の後半は暑くなって、重度の熱中症が多発します。

・クーラーをつけるなどして、涼しい環境作りを。





夏の楽々トレーニング


ササミ
一番いいのは、筋肉をつけることですよね。


実は、下半身には、筋肉の6割が集中しています。

なので、ここを鍛えれば、効果的。


以前、ガッテンでお勧めしたのが、「インターバル速歩」

普通の散歩の途中に、ややきつめの早歩きを、3分加える。


 普通の歩き 3分 → ややきつめの早歩き 3分 → 普通の歩き 3分 → ややきつめの早歩き 3分

 この繰り返しを、1日 15分~30分。週に4回。



番組の検証では、5か月で、筋肉量が約50%アップしました。


(注意点:気温が25℃を超えている場合は、無理をしないこと。帽子をかぶり、朝夕の涼しい時間帯にトレーニングを)



でも、夏場に早歩きは、たいへんですよね。

家の中でもできる運動は、ないものか…。



信州大学大学院 医学系研究科、能勢博 先生に教えてもらいました。

「筋肉に負荷をかけてやれば、その分、筋肉は太くなるんですね」

「運動の形態は、実は問わないんです」



たかせクリニックの高瀬義昌 先生も、この運動を勧めています。

300人の患者さんにやってもらったところ、毎年10人近くいた熱中症患者が、激減したらしい。


<楽々スクワット>

(1) 机やイスなどに、つかまります。

(2) 少しきついと感じるまで、スクワット。

 (目安は、10回)

(3) 1日 2セット。



楽々スクワットの例


(ヒザや腰が悪い人は、無理しないで下さい)

(持病がある方は、かかりつけのお医者さんに相談を)




また、パワーアップアイテムも、あります。

すでに、インターバル速歩の回で、紹介してますね。


それは、「牛乳」

運動が終わった後、30分以内に、コップ1杯を。

これが、筋肉増量の手助けになります。




これからの時期、怖いのが、「熱失神」

暑さによる失神です。

暑い日に立ち上がると、急に、めまいと共に意識がなくなって、倒れてしまう。


熱失神の原因は、足の筋肉と深い関係があるのだそう。


寝て安静にしている時の足の血流量は、16.0でした。

これが、立ち上がると、どんどん増えた。

牛乳ビンに換算して、2~3本分の血液が、下半身にたまるのだそう。

これは、脱水と同じような状態で、血液の量が減ったと同じになる。


特に、夏場は要注意。

夏は、体の血管が広がっているので、ただでさえ足の方へ行きやすい血液が、一気に足にたまって、脳に血が行かなくなってしまいます。

でも、足に筋肉があれば、大丈夫。

足の筋肉がポンプの役割をして、血液を上半身に送り返してくれる。


そういった意味でも、足の筋肉を鍛えてください。





NHKためしてガッテン 2015年 08 月号 [雑誌]



いくつになっても自分で歩ける!「筋トレ」ウォーキング (青春新書プレイブックス)


 





エノキ
水分をためにくいタイプがあるんですね。

筋肉と関係しているのか。

ササミ
暑い日は運動も億劫になりますが、適度に鍛えたいですね。

あとは、水分補給と食事。

エノキ
食欲がない時は、せめて水分を摂りましょう。





次回は、「今こそ! ダニ撲滅宣言」。

ダニを100%殺せるって、ホント?





ガッテン流!お肉料理のすごい鉄則 (NHKためしてガッテン)



経口補水療法ハンドブック―熱中症、脱水症に役立つ 脱水症状を改善する「飲む点滴」の活用法






 → 「熱中症対策 塩分補給と牛乳」

 → 「3分筋トレ インターバル速歩でリンパ球を増やす」

 → 「紫外線対策 日傘は黒で?」




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