【胃の病気】症状別の対策 唾液を増やすおサルさん体操/ゲンキの時間


12月11日は、「いにいい日(胃に良い日)」。

そこで、症状別の原因と対策を、勉強していきます。


胸やけ=逆流性食道炎。

内視鏡検査で、黒い点「ヘマチン」が見えた。


空腹時の痛み=びらん性胃炎。

ヒダの頭頂部にできる。


胃酸過多で粘膜が傷んでいる場合は、ムチンやビタミンUを含んだ食材を食べるとよい。



胃もたれ、膨満感=胃の動きが低下。

原因が見当たらない場合、機能性ディスペプシアの可能性が。



<唾液を増やす方法>

おサルさん体操 & 唾液腺マッサージ。



ドクネット:中村麻布十番クリニック 中村光康 院長。

ゲンキスチューデント:春香クリスティーン。

ゲンキリサーチャー:深沢邦之。



2016年12月11日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「胃の不調で分かる怖い病気」からのメモ書きです。




ゲンキの時間 胃の不調で分かる怖い病気




症状別の対策


ササミ
年末年始は、胃が荒れがちな時期。

というわけで、今回は、胃について勉強していきましょう。



三宅裕司さんと渡辺満里奈さんは、現在、胃に不調はないそう。

一方、春香クリスティーンさんは、だいぶ不調だという。ついこの前も、胃腸炎になった。





まずは、基礎クイズから。


Q)肝臓の別名は、「沈黙の臓器」です。

では、胃の別名は、次のうちのどれでしょうか?

 A:さびしがり屋な臓器。

 B:おしゃべりな臓器。

 C:暴れん坊な臓器。









答えは、「B:おしゃべりな臓器」

胃は、不調を訴えることが多いから。






東京都は港区にある、中村麻布十番クリニック。

中村光康 院長に、お話を伺います。



「胃の不調の原因」は、大きく分けて、「胃酸」「胃の動き」



胃の不調を訴えるゲンキチャレンジャー4人を、中村先生に診てもらいます。


 Aさん(54歳男性):胸やけ

 Bさん(53歳男性):胃痛

 Cさん(56歳女性):膨満感

 Dさん(66歳男性):胃もたれ




まずは、Aさんから。

胸やけ歴は、15年だという。

脂っこいものを食べると、つらい思いをする。

症状が出るのは、主に食後1時間ぐらい。


内視鏡で検査すると、胃の入り口あたりに、黒いのが見えました。

毛細血管が、出血しているような「ヘマチン」と言われているもの。

さらに、正常な食道と比べると、胃の入り口がギザギザしています。


逆流性食道炎


この2つの症状は、「胃酸による傷あと」なんです。

いわゆる、「逆流性食道炎」ですね。

「胃酸の逆流」が原因。


胃酸は、消化に大きく関わり、金属さえ溶かす強い酸性。

消化を行う分泌液は、pH1~1.5ほどの強酸性なのだ。


胃の壁は、その胃酸から、粘液や胃粘膜で守られています。

ただし、食道の粘液は、酸に弱いんですね。

そのために、胃酸が逆流すると、荒れてしまう。


Aさんの場合、特にハンバーグを食べると、よく起きるという。

油ものを食べると、括約筋の圧が下がって、逆流しやすくなるらしい。


食道と胃をつなぐ、「下部食道括約筋」

これは、食事中は、胃に食べたものを送り出すため、開いています。

しかし、普段は、胃酸の逆流から食道を守っているのだ。


ところが、脂肪分の多い食事は消化しにくく、その分、胃にも負担がかかりがち。

すると、その際、消化を助けるホルモン「コレシストキニン」が、十二指腸から分泌されるんですが、そのホルモンには、括約筋を緩めてしまうという作用もあるんです。

なので、胃酸が逆流しやすくなってしまうのでした。


さらに、食事以外にも、落とし穴が。

姿勢と胸やけが、関係するようです。


いつもパソコンを見て、前屈みの姿勢をとっていると、腹圧が上がってしまいます。

すると、お腹などで、胃が圧迫され、胃酸が逆流しやすくなってしまう。


下部食道括約筋






続いては、Bさんです。

痛むのは、胃の下あたり。

お腹が空いてくると、痛み出す。

刺すような痛みだという。


内視鏡で胃の底を見ると、荒れています。

色を変えると、ヒダの頭頂部に、イボのようなものが。


びらん性胃炎


胃酸で、胃の粘膜がやられているのです。

それが多発している。


「びらん性胃炎」と言われるもの。

ヒダの頭頂部にできるのが特徴だという。



Bさんが、空腹時に痛みを感じる原因は?


その理由は、お酒。

なんでも、ウーロンハイを1時間に、4~5杯も飲むのだそう。

しかも、それを5時間続ける。


胃酸は、胃に食べ物があれば消化に使われるため、胃を傷つけません。

けれど、問題は、空腹時。

しかも、お酒は胃酸の分泌を促しちゃうんですね。

なので、飲み過ぎると、胃酸が過剰に増えた状態に。

さらに、アルコールは、胃粘膜を直接 傷つけてしまうのだ。


空腹時に増えた胃酸は、その傷をさらに刺激。

痛みを引き起こしてしまうのでした。



胃を守るのは、胃粘液の仕事です。

その主な成分は、「ムチン」


ムチンは、山芋、里芋、レンコン、ナメコなどに、多く含まれます。

食事でムチンを摂れば、胃の粘膜を潤し、保護してくれる働きがある。


そして、もう一つおススメの成分が、「ビタミンU」

これは、キャベツやブロッコリーに多く含まれており、傷ついた胃粘膜の修復を促進。

ビタミンUは水に溶けやすいので、調理はゆでるより、蒸すようにしましょう。


ムチンとビタミンU





胃もたれと膨満感


ササミ
3人目は、胃もたれを訴えている Dさん。


原因は、「ストレス」にありました。

人はストレスを感じると、交感神経が優位になり、胃の機能が低下してしまうんです。


Dさんは、トンカツ屋でキャベツを食べただけで、お腹一杯になってしまい、せっかくのトンカツを食べられなくなってしまったのだとか。

そのため、食事量が激減してしまいました。

食べると、みぞおちの部分が膨らんでくるという。


内視鏡検査をしたのですが、特に大きな問題は見つかりませんでした。

胃の内部は、きれいだったのです。


原因は、胃の動きが悪くなっているから

胃の動きが低下することで、胃もたれを感じていたようです。


食べ物が入ってくると、胃は消化のために動いたり、胃酸などを出したりと、様々な活動をします。

これが、胃の動き。


しかし、Dさんは、この機能が低下。

その結果、食べ物をためられなくなったり、消化に時間がかかるなどの症状が出た。




実は、膨満感を訴えるCさんにも、同じ症状が出ていました。

引き金は、やはり、ストレスです。


Cさんの場合、別の症状まで出てきたという。

胃に痛みが出てきたんです。


実は、みぞおち付近に出る「胃の動き」と「痛み」という組み合わせが、大問題。


ハッキリとした胃炎の症状が無いにもかかわらず、今の状態よりもどんどん進んでいくと、「機能性ディスペプシア」に。

詳細は、あとで。




ドクネット


中村麻布十番クリニックの 中村光康 院長に、教えていただきます。


年を取ると、油ものが食べられなくなるのは、どうしてなんでしょう?


加齢によって、胃の動きが悪くなったり、消化能力が全体的に低下してくるのが、原因。

よく噛むことが大切で、それによって、唾液の分泌を促すことが必要になるのだとか。


唾液は消化を助けるほか、胃酸を中和させて、胃粘膜の傷を修復させる働きがあります。



<唾液を増やす方法>


名付けて、「おサルさん体操」


サルの顔マネをするように、口を閉じて、舌を歯と唇の間に入れて、4~5回まわす。

これで、唾液腺が刺激されます。



唾液を出す おサルさん体操



さらに、もう一つ。

「唾液腺マッサージ」


耳の下のくぼみを、ゆっくりとマッサージする。


唾液腺に、体表面から刺激を与えることで、唾液の分泌が促進されます。



唾液腺マッサージ

 



機能性ディスペプシア


ササミ
最後は、機能性ディスペプシアについて。


機能性ディスペプシアは、2013年に診断名として、正式に承認されました。

ディスペプシアは、「消化不全」という意味。

ストレスが原因になることが多いという。


詳しく検査しても、症状はあるのに、胃に異常が見つからない。

診断基準は、以下のようになります。


<機能性ディスペプシアの診断基準>

(1) みぞおちの痛み・灼熱感。

(2) 食後のつらい胃もたれ。

(3) すぐに お腹いっぱいになる。

(4) 胃に病気の原因が見当たらない。



機能性ディスペプシアは、日本人の5~6人に1人が かかっていると言われているそう。





[体験談]


30代の女性。

症状が出たのは、今年の1月です。

ウイルス性の胃炎になり、薬で回復しましたが、なぜか違和感だけが残った。


それから、2か月。

徐々に胃は蝕まれ、食事のたびに、胃の灼熱感や胃もたれなどの症状に加え、お腹に強い圧迫感があったという。

病院を受診したものの、「気のせい」だと言われてしまいました。


違和感が出てから、6か月後。

この頃から、症状が急激に悪化した。

「誰も分かってくれない」と、胃の悩みは、心まで蝕んだという。

それがさらなる症状を生みました。

胃痛、圧迫感、むかつき、胃もたれ、そのすべてが一度に現れ、そのつらさからか、頻繁に、めまいに襲われた。

体重も激減。7kgも、やせてしまいました。


機能性ディスペプシアと診断されたのは、7か月後。

今では、前向きに治療を進めているという。




そもそも、機能性ディスペプシアを患った人の胃は、どうなっているんでしょうか?


特殊な撮影方法で、同じものを食べた直後に、正常な胃と比べた画像。


機能性ディスペプシアの胃


正常な胃は、食後すぐに上部が拡張し、食べ物をしっかりと貯蔵。

蠕動(ぜんどう)運動が始まっています。


ところが、機能性ディスペプシアの胃は、食後すぐにもかかわらず、食べ物が胃の底へ。

消化機能が正常に働いていません。



さらに、胃酸が出ているわけでもないのに、胃に激痛を感じやすくなる、「内臓性知覚過敏」という症状も、発症するようです。



ストレスで、胃に症状が。

それがストレスになり、さらに症状が悪化。

負のスパイラルに陥ってしまいます。



異変を感じたら、消化器の専門医に相談を。


中には、病院に行くだけで、症状が改善する人もいるようです。

ストレスを抱えている方は、話すだけでも、症状が改善することがある。


ゲンキチャレンジャーの中にも、そういう人がいました。

膨満感の原因が分からなかった Cさんですが、ロケで原因が判明したことで、ロケ後 スッキリしたそうです。





「胃もたれ・胸やけ」は治せる 機能性ディスペプシア・胃食道逆流症・慢性胃炎 (別冊NHKきょうの健康)



病気にならない暮らし事典-自然派医師が実践する76の工夫-






[関係する記事]

 → 「謎の胃痛、機能性ディスペプシア」

 → 「機能性ディスペプシアの新薬アコチアミド」

 → 【ノロウイルス対策】 感染経路 手の洗い方




関連記事




tag : 健康カプセル!ゲンキの時間 胃腸


<スポンサードリンク>



web拍手 by FC2

にほんブログ村 健康ブログへ

人気ブログランキングへ




FC2カウンター

 RSSリーダーで購読する

 メールで購読する



アーカイブ
 ためしてガッテンの
 アーカイブ 過去記事


 → 2011年 前半
 → 2011年 後半

 → 2012年 1月~3月
 → 2012年 4月~7月
 → 2012年 8月~12月

 → 2013年 1月~3月
 → 2013年 4月~6月

 → 食べ物・料理

 [全記事表示]

にほんブログ村 にほんブログ村へ

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

荒巻ケンコー

Author:荒巻ケンコー
カラダを労わるためのメモ帳。

栄養管理でメタボは脱出。
できるところから、他もメンテナンス。

最新記事一覧(サムネイル画像付き)
【水中運動】 ART&お風呂ストレッチ 須藤明治/ゲンキの時間 Aug 13, 2017
【認知症】 接する時のポイント/きょうの健康 Aug 10, 2017
【熱中症クイズ】 室内でも要注意な理由と対策/ゲンキの時間 Aug 06, 2017
【部屋を広く見せる方法】 ホームステージング/ウラマヨ Aug 03, 2017
【不応性貧血】 樋口大悟さんの体験/ゲンキの時間 後編 Jul 30, 2017
月別アーカイブ
カテゴリ
スポンサードリンク
忍者

検索フォーム Google

記事内検索フォーム。
Google
注目記事
注目記事
忍者

注目記事
広告
食べ物の記事
健康の新常識
ダイエット 痩身
検索フォーム FC2
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
Flashゲーム&占いおみくじ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
にほんブログ村
ブログパーツ